西光院 (埼玉県宮代町)

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西光院
所在地 埼玉県南埼玉郡宮代町東410
位置 北緯36度00分08.0秒 東経139度43分55.0秒 / 北緯36.002222度 東経139.731944度 / 36.002222; 139.731944座標: 北緯36度00分08.0秒 東経139度43分55.0秒 / 北緯36.002222度 東経139.731944度 / 36.002222; 139.731944
山号 龍沢山
院号 西光院
宗派 真言宗智山派
創建年 奈良時代
開山 行基
法人番号 1030005007689 ウィキデータを編集
西光院の位置(埼玉県内)
西光院
西光院
西光院 (埼玉県)
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西光院(さいこういん)は、埼玉県南埼玉郡宮代町にある真言宗智山派寺院

歴史[編集]

奈良時代行基によって開山された。当初は法相宗の寺院であったが、後に天台宗になり、現在は真言宗智山派の寺院となっている。道を挟んで隣の五社神社の旧別当寺であった[1]

中世岩槻城城主太田氏祈願所となっている。江戸時代徳川家康が当寺住職日誉に帰依していたこともあって、寺領50が与えられている。地元の新義真言宗の中心寺院として27もの末寺も擁していた[1][2]

明治初期には、現在の宮代町立百間小学校の前身である「進修小学校」が当院に置かれていた。1953年昭和28年)の火災で堂宇や文書類が焼けてしまったが、現在は復興している[1][2]

文化財[編集]

国指定重要文化財[編集]

  • 木造阿弥陀如来及両脇侍像[3][4]

宮代町指定有形文化財[編集]

  • 西光院中世文書(5点)[3]
  • 西光院朱印状(12通)付御朱印箱(1点)[3]
  • 絹本着色徳川家康画像[3]
  • 粟田口焼葵紋茶碗[3]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 稲葉博 著『関東古社名刹の旅(千葉・埼玉・神奈川編)』読売新聞社、1986年、96-98p
  2. ^ a b 【ふ】ふくよかな 阿弥陀三尊 西光院宮代町
  3. ^ a b c d e 指定文化財一覧宮代町
  4. ^ 木造阿弥陀如来及両脇侍像国指定文化財等データベース

参考文献[編集]

  • 稲葉博 著『関東古社名刹の旅(千葉・埼玉・神奈川編)』読売新聞社、1986年