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鳥居

佐美長神社(さみながじんじゃ)は、伊勢神宮皇大神宮(内宮)の別宮である伊雑宮の所管社である。本項目では、佐美長神社と同じ境内にある、伊雑宮所管社の佐美長御前神社(さみながみまえじんじゃ)についても記述する。三重県志摩市磯部町恵利原字穂落、川辺(かわなべ)と通称される地域に鎮座する。鎮座地は標高10m程度の丘の上である。現今の佐美長神社の鎮座地は、「江戸時代に入るまでは海面下あるいは湿地帯であったと考えられ、後代に現社地に移った」とする説と、「小高い丘である故、古くから祀られてきた」とする説がある。『倭姫命世記』によると「伊雑宮と同所に祀る」とされるが、『安貞二年内宮遷宮記』では「坤(ひつじさる=南西)を向いて大歳神社を神拝する」旨が記されている。佐美長神社・佐美長御前神社を所管する伊雑宮との間はおよそ800mほど離れている。この伊雑宮と佐美長神社を結ぶ道を「御幸道」(ごこうみち)と言い、かつてが両神社を往来したと伝えられる。『伊勢両宮別宮摂末社』では内宮末社に列するが近代以降は伊雑宮所管社となっている。伊雑宮の所管社5社のうち第1位である。社殿神明造板葺で、高欄と御階を有する。社殿は玉垣に囲まれている。伊勢神宮が所管する神社の中では珍しく東向きに建つため、・・・全部読む