TVR・グランチュラ

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TVR・グランチュラ
グランチュラ・マークIII
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 直4 OHV
系譜
後継 TVR・ビクセン
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グランチュラGrantura )は、イギリスTVRがかつて市販していた自動車

概要[編集]

TVR初の市販モデルで、1957年にデビュー。

インテリア

ボディにはFRP製ボディと鋼管 チューブラーフレームを採用。これは後のTVR車でも基本となるスタイルとなった。ホイールベースを短く、かつトレッドを大きくとり、さらにフォルクスワーゲン・タイプ1用のトーションバーを流用して作ったトレーリングアームにより、俊敏な操作性能を得た。しかし、あまりにも俊敏な操作性能だった上、乗り心地があまり良くなかったため、日常生活で使用するという面ではあまり向いていなかった。

しかし1962年に発売されたマークIIIでは、ホイールベースを延長し、新設計のダブルウィッシュボーンを採用することで、この特性をいくらか抑えることに成功した。

リア

エンジンはいずれも直4OHV。マークI・II時代はフォード製1.2Lなどがラインナップされていたが、マークIIIになると、より高出力なMG・MGA1600マークII用のBMC製1.6Lエンジンが搭載され、1963年にはMG・MGB用のBMC製1.8Lエンジンが搭載された。

歴史[編集]

  • 1957年 - マークI発売
  • 1960年 - マークIIにモデルチェンジ
  • 1962年 - マークIIIにモデルチェンジ
  • 1963年 - BMC製のMG・MGB用1.8Lエンジンを搭載
  • 1965年 - マークIVにモデルチェンジ
  • 1967年 - マークIVがビクセンに改称されたことで、事実上グランチュラは生産終了。

関連項目[編集]