Squarespace
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| 企業形態 | 非公開企業 |
|---|---|
| 本社 | アメリカ合衆国・ニューヨーク州・ニューヨーク市 |
| 事業地域 | 世界中 |
| 創業者 | アンソニー・カサリナ |
| CEO | アンソニー・カサリナ |
| 業種 | IT |
| 製品 | クラウドベースのウェブ作成＆ウェブホスティングサービス |
| 従業員数 | 1800人（2022年時点） |
| ウェブサイト |
www |
| 種類 | SaaSベースのホスティングプラットフォーム |
| 登録 | 必須（特定機能の利用にはアカウントの登録が必要） |
| 開設 | 2004年1月 |
Squarespaceは、ニューヨークに拠点を置くアメリカの民間企業である。ウェブサイト構築とホスティングサービスとしてソフトウェアを提供し、ユーザーは事前に構築されたテンプレートで要素をドラッグ&ドロップしてウェブページを作成する。
創業者のアンソニー・カサリナは、メリーランド大学在学中にブログホスティングサービスとしてSquarespaceを開発した。アンソニーは2004年に会社を設立し、2006年までに一人で100万ドルの収益を得る。会社は、2010年から2015年までに従業員が30名から550名に増加し、2014年までにベンチャーキャピタルで総額7,850万ドルを調達し、事業はeコマースツール、ドメインネームサービス、アナリティクスに加えてコーディングバックエンドをドラッグ&ドロップ機能に置き換えるなど拡大している。
歴史[編集]
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アンソニーはメリーランド大学在学中に、自分のためにSquarespaceの開発を始める[1][2]。のちに友人や家族と共有し[1]、大学の「ビジネスインキュベーター」プログラム[2]で2004年1月にSquarespaceを公式に立ち上げ[2][3]、父親から3万ドル、大学から助成金、300人のベータテスターから、それぞれ資金提供を受ける[2][4][5][6]。当時はアンソニーが同社唯一の開発者兼従業員で、大学寮の自室で働いた[2][5]。
アンソニーが2007年に卒業するまでに、Squarespaceは年間100万ドルの収益を上げる[3]。彼はニューヨーク市へ転居して雇用を開始し、2010年までに30人の従業員を雇った[3][6]。Squarespace社は、2020年にベンチャーキャピタルの資金調達の最初のラウンドで3,850万ドルを得ると、雇用を増員してソフトウェアの開発を続け[7]、マーケティング予算を倍増する[1]。2009年から2012年にかけて年間売上高は平均266%増加[8]した。2014年4月に4,000万ドルの資金を得る[9]。2015年に売上高1億ドル、従業員数550人[3]となる。
Squarespace社は2014年[1]、2015年[10]、2016年[11]、2017年[12]、2018年[13]にそれぞれスーパーボウルの広告スポットを購入し、2017年の広告はエミー賞を受賞[12]する。2017年にニューヨーク・ニックスとスポンサー契約を締結してSquarespaceのロゴをユニフォームに追加した [14]。
Squarespace社は、2017年の「ユナイト・ザ・ライト・ラリー」に続いて58,000人の署名を集めた請願書を受け取り、人口統計グループに対する「偏見または憎悪」に対する利用規約に違反したとしてウェブサイトのグループを削除[15][16]する。2017年に2億ドルを資金調達して価値を17億ドルに押し上げた[17]。この資金は投資家からの利益を再取得するために割り当てた[17]。
2018年にMadison Square Garden Companyと提携し、起業家4名にそれぞれ3万ドル合計12万ドルを授与する「Make It Awards」を立ち上げた[18]。
2023年6月15日に、Googleからドメイン登録サービスGoogle Domainsを買収した[19][20]。
ソフトウェア[編集]
Squarespaceは、2016年に100万超のウェブサイトをホストしている[3]。ユーザーは、事前に構築されたウェブサイトのテンプレートを使用してテキストや画像などの要素をドラッグ&ドロップして追加する[7] 開発者は、ユーザーに販売されるカスタムテンプレートを作成[7]し、画面上の指示でSEOやeコマースの設定などをユーザー支援する[3]。
Squarespaceは当初、ブログを作成してホストするために構築された[4] 。
2011年にSquarespace はバージョン6へアップグレードして新しいテンプレート、グリッドベースのユーザインタフェース、その他機能強化した[7]。2013年に、クレジットカード決済会社Stripeと統合などeコマース機能を追加[21]する。2014 年に公開されたバージョン7は、コーディングバックエンドをドラッグ&ドロップに置き換え[22][23]、Google Apps for WorkやGetty Imagesと統合を追加[9]し、モバイル版、開発者向けカスタムテンプレート機能[24]、アイコンデザイナーのNoun Projectと提携したロゴ作成アプリなどを導入した[25]。2016年に、ドメイン販売を開始してGoDaddyとより直接的に競合する[26]し、アナリティクスダッシュボード[27]とPayPal統合を追加[28]する。
出典[編集]
- ^ a b c d Cole, Samantha (2014年5月21日). “How Squarespace’s CEO Pivoted to Scale for Millions”. Fast Company. 2018年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e Lohr, Greg (2004年4月23日). “University of Maryland Student in a Class by Himself”. Washington Business Journal
- ^ a b c d e f Clifford, Catherine (2016年4月22日). “How Squarespace Went From a Dorm-Room Project to a $100 Million Web Publishing Platform”. Entrepreneur. 2018年1月7日閲覧。
- ^ a b “How Squarespace became a multimillion dollar publishing giant”. TechRepublic (2016年6月30日). 2018年1月7日閲覧。
- ^ a b Caumont, Andrea (2004年9月13日). “Squarespace Lets Users Manage Multi-Page Web Sites”. The Washington Post
- ^ a b Evelyn Rusli (2010年7月13日). “Squarespace Raises $38.5 Million From Accel, Index Ventures”. TechCrunch. 2018年1月7日閲覧。
- ^ a b c d “Squarespace 6: Rebuilt From The Ground Up To Take On WordPress, Tumblr And Everyone Else”. TechCrunch (2011年10月21日). 2018年1月7日閲覧。
- ^ “Fast 50”. Crain’s New York Business. (2013年10月7日)
- ^ a b Warren, Christina (2014年10月7日). “Squarespace Ramps up its Tools to Compete with Wordpress”. Mashable
- ^ Stampler, Laura (2015年1月28日). “This Super Bowl Ad Purposely Wants to Put You to Sleep”. Time. 2018年1月26日閲覧。
- ^ “Key and Peele turn Squarespace's Super Bowl ad into an event”. USA TODAY (2016年1月1日). 2018年1月26日閲覧。
- ^ a b “Squarespace’s Super Bowl Ad With John Malkovich Wins the Emmy for Best Commercial”. AdWeek. 2018年1月26日閲覧。
- ^ Poggi., Jeanine (2018年1月31日). “Squarespace's Super Bowl Ad Is Just Keanu Standing on a Motorcycle”. AdAge. 2018年2月13日閲覧。
- ^ Soshnick, Scott (2017年10月10日). “Knicks Team Up With Squarespace for Patch Sponsorship Deal”. Bloomberg.com. 2018年2月13日閲覧。
- ^ “Website host Squarespace to remove a ‘group of sites’ after violence at Charlottesville white nationalist rally”. Washington Post (2017年8月17日). 2018年1月7日閲覧。
- ^ “Squarespace won’t host your racist websites, either”. CNET (2014年7月23日). 2018年1月7日閲覧。
- ^ a b Vynck, Gerrit De (2017年12月14日). “Squarespace Raises Funding at $1.7 Billion Valuation”. Bloomberg.com. 2018年1月7日閲覧。
- ^ “The New York Knicks and Squarespace Announce Second Annual “Make It Awards” – The Madison Square Garden Company”. www.themadisonsquaregardencompany.com. 2019年8月16日閲覧。
- ^ 山口恵祐 (2023年6月16日). “「Google Domains」提供終了へ Squarespace社に事業売却”. ITmedia 2023年11月6日閲覧。
- ^ Barr, Kyle (2023年6月16日). “Google Sells Its Databank of More Than 10 Million Domain Names to Squarespace”. Gizmodo 2023年11月6日閲覧。
- ^ Summers, Nick (2013年2月14日). “Squarespace Adds Commerce Tools To Its Website Builder”. The Next Web. 2018年1月7日閲覧。
- ^ Nudd, Tim (2014年10月20日). “Squarespace’s Radical Update Is Like a Blank Canvas. So Its New Ads Are, Too”. Adweek
- ^ Rhodes, Margaret (2014年10月7日). “The New Squarespace is a UX Dream that Eliminates the Backend Entirely”. Wired
- ^ Novet, Jordan (2014年4月16日). “Don’t forget about website runner Squarespace. It just raised $40M”. VentureBeat. 2018年1月7日閲覧。
- ^ Brownlee, John (2014年1月22日). “Squarespace Makes Designing A Logo Dead Simple”. Co.Design. 2018年2月13日閲覧。
- ^ Ungerleider, Neal (2016年4月15日). “Now Competing To Be The Master Of Your Domain: Squarespace”. Fast Company. 2018年1月7日閲覧。
- ^ Ha, Anthony (2016年6月14日). “Squarespace introduces new analytics for its commerce-focused customers”. TechCrunch. 2018年1月7日閲覧。
- ^ “Squarespace businesses can now accept PayPal”. The Next Web (2016年11月1日). 2018年2月13日閲覧。