KBS京仁放送センター

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KBS京仁放送センター

KBS京仁放送センター
運営 KBS京仁放送センター
設立 2010年9月13日
在籍国 大韓民国の旗 韓国
所在地 大韓民国京畿道水原市八達区仁溪路123(仁溪洞468)
外部リンク KBS NEWS (朝鮮語)
KBS 경인1TV
放送媒体 デジタルテレビジョン放送
呼出符号 HLAY-DTV
放送チャンネル番号 9-1
番号 1
開局 2010年9月13日
放送対象国 大韓民国の旗 韓国
放送対象地域 仁川広域市並びに京畿道
KBS京仁放送センター
各種表記
ハングル KBS경인방송센터
漢字 KBS京仁放送센터
発音 ケイビーエスキョンインバンソンセンター
日本語読み: けいびーえすきょうにんほうそうせんたー
英語表記: KBS Gyeongin Broadcasting Center
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KBS京仁放送センター(ケービーエスキョンインほうそうセンター)は、大韓民国京畿道仁川広域市放送対象地域とする韓国放送公社(KBS)の地域放送局。本社直轄の番組制作拠点・KBS水原センターに設置された。

概要[編集]

KBSでは従前、仁川広域市・京畿道エリアについては他道・広域市と異なり、本社直轄で対応してきた。しかし、首都ソウル特別市の肥大化により、仁川広域市・京畿道の情報を十分にフォローすることが年々難しくなっていった。

そこでこの問題を解決するため、KBSが一大番組制作拠点として水原に設けた「KBS水原センター」内に地域放送局に相当する機関を設け、ここがソウル以外の首都圏を担当することで問題に対処しようとしたものである。但し、設置場所が本社直轄施設であることと、前述の通り本社の機能の一部を担うという点で他の地域放送局とは性格をやや異にすることから、「放送局」ではなく「放送センター」という名称になっている。

このため、京仁センターで制作するテレビの地域ニュースも平日と一部土曜のみ差し替えていて、当初「KBSニュース7」と「KBSニュース9」の2つにとどまっていた。2013年4月22日から午前の「KBSニュース広場」「KBSニュース930」についても地域枠差し替えを開始。なおいずれもタイトルの前に“경기・인천”(京畿・仁川)が入るほか、直近の内容が本社ウェブサイトの全国ニュース動画ページで“뉴스광장(경인)”“뉴스930(경인)”“뉴스7(경인)”“뉴스9(경인)”として公開されている。

広域市の仁川ではなく水原に設けられたのは、水原に京畿道庁が置かれているという事情もある。

所在地[編集]

沿革[編集]

送信所・中継局一覧[編集]

デジタルテレビ[編集]

第1テレビ
  • リモコンキーID:9-1
  • 呼出符号(コールサイン):HLAY-DTV
第2テレビ
  • リモコンキーID:7-1
第2テレビに関しては引き続き本社の管轄となった。これは日本の3大都市圏におけるNHK Eテレの扱いに似通っている。
EBSテレビ
リモコンキーID:10-1

日本と韓国ではデジタル放送の方式が異なるが、チャンネル帯域の区切り方は同じ6kHzごとであり、K-14chがJA-13ch、K-53chがJA-52chに相当する。

放送地域 送信所 物理チャンネル 空中線電力
第1テレビ 第2テレビ EBSテレビ
水原市・道南 光教山(親局) K-42ch K-48ch K-37ch 1kW
坡州市・道北 紺岳山 K-20ch K-24ch K-51ch 2kW
楊平郡・道東 龍門山 K-25ch K-28ch K-24ch 1kW
仁川広域市 桂陽山 K-38ch K-47ch 予定 100W
坡平 K-26ch K-28ch K-31ch 90W
東豆川 K-38ch K-36ch K-39ch 20W
議政府市 天宝山 K-25ch K-19ch K-42ch 10W
佳陵 K-35ch K-36ch K-37ch 5W
抱川 K-45ch K-49ch K-22ch 20W
蘇屹 K-26ch K-28ch K-30ch 5W
榛接 K-36ch K-38ch K-43ch 20W
和道 K-25ch K-37ch K-38ch 20W
鎮村 K-23ch K-25ch K-27ch 20W
白翎 K-32ch K-34ch K-36ch 5W
大青 K-24ch K-26ch K-28ch 5W
河岾 K-40ch K-42ch K-48ch 20W
仁川松鶴 K-40ch K-31ch K-37ch 5W
満月 K-26ch K-28ch K-30ch 20W
安山 K-32ch K-28ch K-30ch 10W
光明 K-37ch K-42ch K-48ch 20W
城南 K-26ch K-28ch K-30ch 20W
雲中 K-20ch K-35ch K-34ch 20W
広州 K-20ch K-33ch K-34ch 20W
龍仁 K-36ch K-39ch K-47ch 20W
二東 K-32ch K-22ch K-34ch 20W
安城 K-36ch K-39ch K-47ch 20W

アナログテレビ[編集]

2012年12月31日午前4時に本社エリアともども全国のしんがりとなる形で終了、これで韓国のテレビのデジタル化を完了した。

なおアナログ放送は南山のNソウルタワーが親局だった時の施設をそのまま引き継いだので、同所や冠岳山のカバーエリアだった地域は出力が低く抑えられていた。

第1テレビ
呼出符号:HLAY-TV
第2テレビ
呼出符号:無し
放送地域 送信所 第1テレビ 第2テレビ EBSテレビ 空中線電力
水原市 水原(親局) K-54ch K-56ch - 500W
坡州市・道北 紺岳山 K-39ch K-50ch - 500W
楊平郡・道東 龍門山 K-32ch K-26ch K-19ch 10kW
仁川広域市 桂陽山 K-23ch K-31ch K-53ch 250W
坡平 K-46ch K-42ch K-54ch 500W
高陽 K-44ch - - 10W
新西 K-13ch - - 10W
東豆川 K-56ch K-31ch K-47ch 100W
広岩 K-30ch K-25ch K-19ch 10W
佳陵 K-39ch K-48ch K-50ch 10W
抱川 K-30ch K-20ch K-47ch 100W
蘇屹 K-51ch K-54ch K-56ch 10W
榛接 K-44ch - - 10W
和道 K-46ch - - 50W
楊西 K-50ch - - 100W
鎮村 K-7ch - - 10W
白翎 K-12ch - - 1W
大青 K-56ch - - 10W
満月 K-45ch K-49ch K-55ch 100W
安山 K-58ch K-60ch K-52ch 10W
光明 K-56ch K-58ch K-50ch 10W
古川 K-50ch K-52ch K-54ch 1W
城南 K-50ch K-48ch K-56ch 100W
雲中 K-60ch K-58ch K-54ch 10W
広州 K-44ch - - 100W
龍仁 K-23ch K-13ch - 100W / 10W
二東 K-54ch K-13ch - 50W / 5W
安城 K-33ch K-56ch K-60ch 100W

ラジオ[編集]

ラジオはテレビと異なり、仁川市・京畿道も本社直轄である。AMはソウル本局の直接受信。エリア内には標準FM放送の中継局が置かれている。

第1ラジオ
放送地域 送信所 周波数 空中線電力 呼出符号
楊平郡・道東 龍門山 FM 90.3MHz 1kW なし
坡州市・道北 紺岳山 FM 91.5MHz 50W
鎮村 FM 96.3MHz 100W
城南 FM 93.5MHz 20W
龍仁 FM 88.1MHz 20W
第2ラジオ (Happy FM)
放送地域 送信所 周波数 空中線電力 呼出符号
仁川広域市 白翎 FM 90.9MHz 100W なし
城南市・道南 城南 FM 97.7MHz 20W なし

地上波DMB[編集]

地上波DMBも本社直轄の「首都圏エリア」という括りである。

U-KBS
放送地域 送信所 物理チャンネル(周波数) 空中線電力
水原市・道南 光教山 K-12Bch(207.008MHz) 1kW
坡州市・道北 紺岳山 2kW
楊平郡・道東 龍門山 1kW
仁川広域市 桂陽山 1kW
坡平 20W
抱川 20W
河岾 100W
満月 20W
安山 20W
雲中 20W
広州 90W
龍仁 90W
二東 90W
安城 90W

制作・放送中の地域番組[編集]

  • KBSニュース広場京畿・仁川 月〜金2部(午前7時台差し替え)
  • KBSニュース930京畿・仁川 月〜金地域枠
  • KBSニュース7京畿・仁川 月〜金地域枠
  • KBSニュース9京畿・仁川 月〜金地域枠
  • インサイド京仁 毎月最終木16:00-16:55

外部リンク[編集]

KBS NEWS
ここで京仁センター制作の首都圏ニュースを視聴できる。