メジャーデビュー前からライブでは幾度か披露されるも、ゲームの発売時期になるまで音源化は見送られていた。作曲がファイナルファンタジーシリーズゆかりの植松伸夫とあって、シングル化の際には発売前から注目度が高く、この曲で自身初のオリコントップ10入りを果たし、前述の『PLAY!』ではVOICES music from FINAL FANTASYコンサートに引き続きアーニー・ロスのタクトのもと、ピアノ弾き語りを披露。地元の歌手でもなかなかなしえることの出来ない、スタンディングオベーションが起き、5千人の観客を絶賛させたこともテレビで報道され話題になった。弾き語りスタイルを全面に押し出している中でこの曲を最初にしたのには「ピアノと歌のアルバムである」というコンセプトからピアノのイントロでなおかつ弾き語りの穏やかなイメージを壊す意味での1曲目であることを語っている。
リリース前から既にライブでは何度か披露されていたが、1stシングル『HOME』の発売から約半年経ってようやくの2ndシングルとなった。タイアップは地方番組のテーマソングのため、事実上ノンタイアップながらも、初回盤付属の『ファイナルファンタジーXII』のトレイラー映像や収録曲「Eyes On Me」のカバーなどが話題となり、発売翌日のオリコンデイリーチャートで9位を記録した。
MUSIC
アルバムからの先行披露としてライブでは『This Love』の発売前後からよく演奏されていた。ライブではまず同じアレンジで披露されることはなく、ショートバージョンであったり、最後の「I hear the music」の後に歌詞が追加されていることもある。
本作で最も楽曲制作が難航した曲でもあり、最も初期の段階ではX JAPANの楽曲『ART OF LIFE』のような30分近い大作であったが、アルバムの一曲として収録するために試行錯誤が繰り返され、現在のアルバムバージョンへと変化した楽曲であると言う。武道館ライブでは楽曲の雰囲気をそのまま表現するかのようにキャンドルを使った神秘的な演出が用いられている。前述の『ART OF LIFE』を製作者のYOSHIKIは「宇宙」と表現している。2013年のファンクラブツアーの福岡公演では、客の一人がステージ上のピアノで「宇宙」と「エミリー」を演奏しアンジェラ・アキ本人が歌うという当初の企画に全くないサプライズがあったが、本人もスタッフも予想していなかったことであったため本人が歌詞を忘れるというハプニングが起こり、会場は大いに盛り上がった。前例のない伝説のライブとなった。