Genpact

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ジェンパクト
GENPACT
種類 公開会社
市場情報
略称 ジェンパクト
本社所在地 米国
ニューヨーク ニューヨーク州 アメリカ合衆国
設立 1997年
業種 BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)
事業内容 BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)・デジタルトランスフォーメーションサービスコンサルティング
代表者

タイガー・ティアグラジャン(Tiger Tyagarajan)社長CEO

日本法人 代表取締役社長CEO 田中淳一
売上高 40億米ドル(2022年)
総資産 75億米ドル(2010年)
従業員数

115,000人(GENPACT)[1]

1,000人(日本法人)
決算期 12月
主要子会社 アウトソーシング:
・ジェンパクト
・日本ジェンパクトビジネスサービス
外部リンク http://www.genpact.com/jp/
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ジェンパクト (GENPACT) は、GE(ゼネラルエレクトリック)から独立して設立された、企業の業務プロセスの変革、最適化、実行を担うサービスプロバイダ

ニューヨークに本社機能がある。ニューヨーク証券取引所上場会社 (NYSE: G)。

社名の語源は、ビジネスにインパクトをもたらす (Generating Business Impact) である。GEの業務改革支援で培ったリーンシックスシグマおよびオペレーショナルエクセレンスをDNAとして引き継いでいる。

サービスとして、デジタル技術を極限まで活用した業務オペレーションを行うインテリジェントオペレーション(IO)と、クライアントのビジネスをAI・アナリティクスなどのデジタル技術によるサポートで本業の付加価値を拡大させるトランスフォーメーションサービスを提供している。

沿革[編集]

1995年にGE(ジェネラルエレクトリック)の子会社であるGEキャピタルのインターナショナルサービス部門 GECIS (GE Capital International Services) として出発し、GEグループ内の間接業務を扱う。1997年にインドにオペレーションセンターを設立したのを創業年としている。その後、外部業務も引き受けるようになり、2005年にGEから独立。2007年にニューヨーク証券取引所に上場している。

  • 1995年、GE(ジェネラルエレクトリック)がGEキャピタルインターナショナルサービス部門を設立。
  • 1997年、インドグルガオン市(Gurgaon City)にオペレーションセンターを設立。
  • 2000年、中国大連にオペレーションセンターを設立。日本で事業を開始。
  • 2004年、インドのコルカタにセンターを設立、General Atlantic Partners とOak Hill Capital Partnersへ資本の60%を売却。
  • 2005年、GEから独立。ジェンパクトジャパン設立。ルーマニアブカレストインドデリーにセンターを設立。総売上は491百万米ドル、従業員総数は19,500人。
  • 2006年、中国の長春上海フィリピンマニラにセンターを設立。総売上は613百万米ドル、従業員総数は26,000人。
  • 2007年、オランダのICE Enterprise Solutionsなどを合併。株式を公開。総売上は822百万米ドル、従業員総数は32,700人。
  • 2008年、グアテマラグアテマラシティなどにセンターを設立。総売上は1,046百万米ドル、従業員総数は36,200人。
  • 2012年、グローバル経営コンサルティングファームのヘッドストロングを統合。Bain Capitalが最大株主となる。
  • 2013年、英国本拠のグローバル経営コンサルティングファームのファーマリンクを統合。
  • 2018年、サプライチェーンの経営コンサルティングファームである、Barkawi Management Consultantsを買収。
  • 2019年、デジタルコンサルティングファームである、Rightpointを買収。

日本[編集]

ジェンパクト株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
100-0005
東京都千代田区丸の内一丁目11番1号
代表者 代表取締役 田中 淳一
資本金 1000万円
純利益 2億4751万2000円
(2023年12月期)[2]
総資産 39億3685万6000円
(2023年12月期)[2]
決算期 12月末日
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ジェンパクトは、2000年より日本で事業を開始。2005年に東京でジェンパクトジャパン株式会社が設立され、グローバル企業を対象に事業を展開している。2011年に日産自動車の人事系サービス子会社を買収し、ジェンパクトジャパンサービスとしてアウトソーシング サービスを行っている。2014年に日立製作所の財務経理系サービス子会社を買収し、日本ジェンパクトビジネスサービスとしてアウトソーシング サービスを行っている。2018年にジェンパクトジャパン株式会社とジェンパクトジャパンサービスが統合し、ジェンパクト株式会社に改称する。

各国のオペレーション センター[編集]

インド中国アメリカメキシコルーマニアドイツハンガリーフィリピンなど17カ国にオペレーションなどを行うデリバリー・センターがあり、日本と最も関係が深いのは中国のセンターである。

中国[編集]

Genpactは中国で簡柏特(中国語: 简柏特)と呼ばれ、2000年6月に稼動開始、中国において最初で最大のBPOを展開し、従業員数は4,000人を超えている。大連長春花橋佛山にデリバリー・センターがある。その内、大連センターが最も大きく、大連西郊外の大連ソフトウェアパークにあり、[3] ほぼ日本の業務を行っている。または、北京上海東京に営業拠点があり、日本を中心にBPO関連営業活動を行っている。

  • 2000年6月にGENPACT中国が稼動開始、現在社員数約3,500人。
  • GENPACT中国(2011年)は、全員正社員で平均年齢 29歳、男女比率 1:3、平均勤続数 3年。
  • GENPACT中国(2011年)は、受注企業数約80社、日本企業は約30社。
  • GENPACT中国(2008年)は、中国改革開放三十年マルチナショナルカンパニ”中国貢献賞“受賞。
  • GENPACT中国(2009年)は、中国CFOによる「最も好ましいアウトソーシングサービスプロバイダ」に選定された。
  • GENPACT中国(2010年)は、2010年に中国のトップ10のアウトソーシングサービスプロバイダとして授与された。
  • GENPACTは、2007年〜2010年に連続4年間 Best Performing BPO Provider を受賞された。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]