Fin (中森明菜の曲)

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Fin
中森明菜シングル
初出アルバム『CD'87
B面 危ないMON AMOUR
リリース
規格
ジャンル ポップス
時間
レーベル ワーナー・パイオニア / リプリーズ・レコード
作詞 松本一起
作曲 佐藤健
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[4]
  • 1986年度年間25位(オリコン)[4]
  • 1位(ザ・ベストテン[5]
  • 1986年度年間17位(ザ・ベストテン)[5]
  • 中森明菜 シングル 年表
    ジプシー・クイーン
    (1986年)
    Fin
    (1986年)
    ノンフィクション エクスタシー
    (1986年)
    CD'87 収録曲
    「ジプシー・クイーン」
    (7)
    Fin
    (8)
    テンプレートを表示

    Fin」(フィン)は、日本歌手中森明菜の楽曲。この楽曲は彼女の16枚目のシングルとして、1986年9月25日にワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)のリプリーズ・レコードレーベルよりリリースされた (EP: L-1752)。

    背景[編集]

    「Fin」は、1986年9月25日にシングル・レコード (EP: L-1752)で発売された[2][6]。この楽曲は、前作「ジプシー・クイーン」に続いて松本一起が作詞を手掛け、佐藤健が作曲し、佐藤準が編曲した[7][8][9]。「Fin」(ファン)とは、フランス語で「終わり」の意味で、同国映画のエンドマークにも使用されるが、アメリカ映画での使用時では「フィン」の読みである[9]

    シングル盤「Fin」のB面として発表された「危ないMON AMOUR」は、中森の12枚目のシングル「SAND BEIGE -砂漠へ-」の作詞を手掛けた許瑛子が作詞し、作曲と編曲は、中森の14枚目のシングル「DESIRE -情熱-」で作曲と編曲を務めた鈴木キサブロー椎名和夫のコンビによる楽曲である[9][8]。同曲は、NHKの『ヤングスタジオ101』などの音楽番組でも歌唱した。また、2曲ともスタジオ・アルバム不思議』の収録候補として挙げられていた。

    1986年11月10日に発売されたシングルカセット限定作品「ノンフィクション エクスタシー」には、本作2曲のカラオケが収録された[10]

    批評[編集]

    音楽評論家の堤昌司は「Fin」について、男女の終末を描写していると指摘し、歌唱については「感情を押さえたクールなヴォーカル」と語り、楽曲の音楽性については「映画のサントラのような洒落たサウンド」と批評した[9]。また『別冊ザテレビジョン ザ・ベストテン 〜蘇る!80'sポップスHITヒストリー〜』は、この楽曲の歌唱と音楽性について、憂いのあるセーブされた歌唱が冴える「ミディアム・ナンバー」とコメントしている[11]。更に、この楽曲のパフォーマンスについては、TBS系の『ザ・ベストテン』といった音楽番組では、「目深にかぶった帽子とロングコートの衣装」で出演し、モダンな雰囲気を見せていたと指摘されている[11][9]

    チャート成績[編集]

    この楽曲は、TBS系の音楽番組『ザ・ベストテン』では1986年10月16日から1986年10月30日の3週連続で最高順位1位を記録し、1986年10月23日の放送では自身通算50回目の1位を獲得した[11]オリコン週間シングルチャートでは、1986年10月6日付で初登場・最高順位ともに1位を記録した[12]。同チャートの100位以内においては、計20週に渡ってランクインしている[12]。また、1986年度のオリコン年間シングルチャートでは、25位を記録した[12]

    収録曲[編集]

    #タイトル作詞作曲編曲時間
    1.「Fin」松本一起佐藤健佐藤準
    2.「危ないMON AMOUR」許瑛子鈴木キサブロー椎名和夫
    合計時間:

    規格[編集]

    価格[編集]

    • 発売当時の価格は700円

    クレジット[編集]

    「Fin」のライナー・ノーツより[8]

    • Photo by 海田俊二
    • 写真提供: Hi FASHION
    • 衣裳協力: LA BREA

    収録作品[編集]

    Fin

    危ないMON AMOUR

    注釈[編集]

    1. ^ iTunes - ミュージック - 中森明菜「Fin(オリジナル・シングル・ジャケット)」”. Apple. 2012年8月11日閲覧。
    2. ^ a b c d AKINA』(4×12cmCD)中森明菜ワーナーミュージック・ジャパン、1993年11月10日。WPCL-770〜3。 
    3. ^ a b c d e 小池聰行 編「音楽祭賞一覧」『オリコン年鑑'87 -歌謡音楽のすべて』オリジナルコンフィデンス、1987年5月1日、312-317頁。ISBN 4-87131-018-3 
    4. ^ a b クラブハウス『オリコン No.1 HITS 500 1986〜1994 (下) オリコンチャート1位ヒットソング集』クラブハウス、1998年11月1日。ISBN 490649613X 
    5. ^ a b 『別冊ザテレビジョン ザ・ベストテン 〜蘇る!80'sポップスHITヒストリー〜』角川インタラクティブ・メディア、2004年12月。ISBN 4048944533 
    6. ^ 馬飼野元宏『Hotwax presents 歌謡曲 名曲名盤ガイド 1980's』シンコーミュージック・エンタテイメント、2006年7月20日、221頁。ISBN 440175106X 
    7. ^ ジプシー・クイーン』(EP)中森明菜、ワーナー・パイオニア、1986年5月26日。L-1751。 
    8. ^ a b c d e f 『Fin』(EP)中森明菜、ワーナー・パイオニア、1986年9月25日。L-1752。 
    9. ^ a b c d e 堤昌司『コンプリート・シングル・コレクションズ〜ファースト・テン・イヤーズ<ライノ・プレミアム・エディション>』(4×12cmCD)中森明菜、ワーナーミュージック・ジャパン、2009年6月10日、17-21頁。WPCL-10681/84。 
    10. ^ ノンフィクション エクスタシー』(CT)中森明菜、ワーナー・パイオニア、1986年11月10日。LKC-2008。 
    11. ^ a b c 『別冊ザテレビジョン ザ・ベストテン 〜蘇る!80'sポップスHITヒストリー〜』角川インタラクティブ・メディア、2004年12月、146頁。ISBN 4048944533 
    12. ^ a b c クラブハウス『オリコン No.1 HITS 500 1986〜1994 (下) オリコンチャート1位ヒットソング集』クラブハウス、1998年11月1日、14、48頁頁。ISBN 490649613X 
    13. ^ 中森明菜-リリース-ORICON STYLE ミュージック”. オリコン. 2012年8月11日閲覧。
    14. ^ 『Fin』(CT)中森明菜、ワーナー・パイオニア、1988年12月21日。10L5-4055。 
    15. ^ Fin/中森明菜 本・コミックからDVD・CD・ゲームまで通販なら【TSUTAYAオンラインショッピング】”. カルチュア・コンビニエンス・クラブ. 2012年8月11日閲覧。
    16. ^ mora[モーラ] : 中森明菜「Fin」を試聴・ダウンロード”. レーベルゲート. 2012年8月11日閲覧。
    17. ^ Fin|中森明菜|試聴・ダウンロード ListenJapan 【 リッスンジャパン 】”. Listen Japan. 2012年8月11日閲覧。
    18. ^ a b CD'87』(12cmCD)中森明菜、ワーナー・パイオニア、1987年5月1日。32XL-191。 
    19. ^ BEST II』(LP, CT, 12cmCD)中森明菜、ワーナー・パイオニア、1988年12月24日。28L1-49、28L4-49、32L2-49。 

    外部リンク[編集]