DAS:VASSER

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DAS:VASSER
別名 ダスヴァ
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ロック
活動期間 1997年 - 2002年 2012年
レーベル フリーウィル
事務所 Matina
公式サイト オフィシャルサイト
メンバー 響兵(Vo.)
一狼(Gt.)
秀暁(Ba.)
汰楼(Dr.)
旧メンバー  修鈴(Dr.)

DAS:VASSER(ダスヴァサー)は、日本ヴィジュアル系ロックバンド

解説[編集]

バンド名の由来はドイツ語から来ている。実際のスペルはDAS WASSER(ダス バッサー)と、読みにくいことから、WをVに変えDAS:VASSER(ダスヴァサー)となった。その後のインタビューで響兵が「水のように冷たくなれば固まり、蒸発すれば消えてしまう。そんな様々な形に変化できるバンドでありたい」と言っている。

初ライブは1998年1月に難波ROCKETSで行われる(結成当時は、一狼がまだ高校生であり、活動の拠点は基本的に関西エリアで行われていた)。

初ライブから半年後、当時のMIRAGEのベースであったKISAKI率いるMatinaに所属し、徐々に活動を広げていく(この頃から同じ所属バンドのMadeth gray'll、AZALEAやDir en grey等のバンドの影響を受け、衣装や楽曲などもMatina系になっていく)。

1999年からはドラムに汰楼を迎え今までの発狂系の音楽から、ハードロックよりの音楽に変わっていき、メイクや衣装も徐々にフォーマルに変わっていく。2000年には、当時は駆け出しだったDue'le quartz(デュール・クォーツ)と全国ツアーを一緒に回るなど精力的に活動する。ローディには元サディの空、元Eze:quLの秦などがヘルプをしていた。

2001年、所属事務所を脱退し、自主で音源制作や全国ワンマンツアーを回るが、ツアー最終の大阪BIG CATのワンマンライブでDrの汰楼とGtの一狼が脱退してしまう。

その後、活動拠点を東京に変え「LOVER:SOUL」と言う名でシークレットライブをやるなどの活動をするが、一年後、目黒LIVE STATIONの主催ライブを以って解散してしまう。

2007年12月26日、DAS:VASSERの10周年を記念して響兵と秀暁で、一夜限りの復活ライブをHOLIDAY OSAKAで行う。

2009年09月23日、DAS:VASSERの12周年を記念して響兵と秀暁と汰楼で、一夜限りの復活ライブを江坂MUSEで行う。

2011年11月26日、DAS:VASSER14周年記念主催イベントにて、15周年一年間期間の限定活動再開発表。

2012年04月04日、15周年活動再開第一弾 ワーストアルバム「真実ノ「影」」をリリース。

2012年11月11日、15周年活動再開第二弾 ベストアルバム「虚像ノ「光」」をリリース。

メンバー[編集]

高校時代は、黒夢の大ファンで、ライブにもよくコスプレで通っていたらしい。
大阪の大学で秀暁と出会い、バンド活動に専念するのために大学を中退した。
Matinaに入ってからは、Madeth gray'llの翡翠に憧れて髪を金髪にして瓜二つの様な時期もあった。
シンクロ発売以降は、髪を切りその風貌はMatinaのスタイルの域を超えてしまった。
2002年、DAS:VASSERの解散後、2003年に元蜉蝣の喰夜と元k@mikazeの新汰とでGUICHE(ギーシュ)という(メタル)ハードコアバンドを結成したが半年で活動休止する。
その後、アメリカのLos Angelesに単独で2年間留学にする。帰国後は、東京で[P:D]というミクスチャーバンドラッパーとして活躍するが一年で脱退する。現在は就職し、Number Mouseというバンドで社会人として音楽活動を再開している。
高校時代は、LUNA SEAの大ファンであった。
響兵とは大阪の大学在学中に出会う。(響兵と同じ理由で、同じ時期に中退する)
DAS:VASSERの発起人であり、リーダーである。
2002年のDAS:VASSER解散後はバンドを引退。その後、結婚して、自ら起こしたIT系の会社で社長をし、ELE-MUSICというヴィジュアル系のプロダクションの代表も務めている。近年ではバンド活動を復帰しており、元Aliene Ma'riageの狂華と元 La'MuleのYOU-YA達と共にPink-Tribalというバンドを結成。後に元雀羅の明透遊のバンドUNDEADのベースとして加入した。
本名は田中一朗である。
DAS:VASSER脱退後は、JILSに加入し、一朗と改名。ポジションをギターからベースに変える。
その後、2010年夏頃にKαinを脱退。

歴史[編集]

  • 1997年8月、響兵と秀暁を中心に結成。1998年1月に、一狼と修鈴が加入。
  • 1998年7月、KISAKI率いるインディーズ事務所Matinaに所属する。
  • 1999年3月、初の全国ツアー「DECADENCE」をS、AZALEA、DISTRAYと回る。
  • 1999年9月、修鈴が脱退。その翌月に汰楼が正式加入する。
  • 2000年2月、「ATTEMPT SUICIDE」 ワンマンライブを東京は目黒鹿鳴館と大阪は西九条BLAND NEWで行う。両日ともにチケットは即完売する。東京の方は、シングルの「CECIL」が配布される。
  • 2000年6月、due'le quartzとのカップリングツアー「D」で全国を回る。
  • 2000年10月、アルバム「シンクロ」がスマッシュヒットする。発売記念に、渋谷ON AIR WESTでワンマンライブを行う。
  • 2001年1月、所属していた事務所Matinaから離脱し、自主で活動を開始する。
  • 2001年5月1日、ツアーファイナルの大阪BIG CATのワンマンライブで一狼(→JILS)と汰楼(→Waive)が脱退。
  • 2002年2月16日、目黒LIVE STATIONの主催イベントにて解散する。DAS:VASSERの最後の曲「LILY」をデモテープで配布。
  • 2007年12月26日、結成10年記念で一日復活ライブを大阪で行う。(響兵、秀暁)
  • 2009年9月23日、結成12年記念、一日復活ライブを大阪で行う。(響兵、秀暁、汰楼)
  • 2011年11月26日、結成14年記念、一日復活ライブを東京目黒鹿鳴館で行う。(響兵、秀暁)
  • 2012年1月、結成15周年一年間期間限定活動再開。

ディスコグラフィ[編集]

デモテープ[編集]

1998年4月4日 VASSER 1.VASSER
2.桜模様の細胞
3.CUTTING_EXTASY
4.ATTEMPT_SUICIDE
インディーズデビュー。限定100本を完売。
1998年10月1日 寡黙 1.寡黙
限定100本を梅田GUILDでの、バンド初のワンマンライブにて配布。
1998年10月10日 青玉
-サファイア-
1.夢又夢
2.青い…MASK
Matina所属第一弾のデモテープ。
プロデュースに、Madeth gray'llの雪那を迎えて制作。限定1000本を完売
1999年9月5日
1999年9月7日
輪廻転生 1.輪廻転生 9月5日東京の神楽坂DIMENSION、
9月7日大阪THE NEST SALOONでのワンマンライブにて限定100本ずつ配布。
2002年2月16日 LILY 1.LILY 目黒LIVE STATION(解散ライブで配布)。

シングル、マキシシングル[編集]

1999年9月29日 1.拘束
2.SHADOW
3.第二模倣者
初のマキシシングル。3000枚を完売。
2000年2月11日 CECIL 1.CECIL 初の目黒鹿鳴館ワンマンにて配付。
2000年6月24日
2000年7月9日
「D」 1.「D」 DAS:VASSER
2.「鋲」Due'le quartz
Due'le quartzとのカップリングツアー「D」のファイナル二日間無料配布。
二バンド各一曲収録「D」

ミニアルバム、アルバム[編集]

1999年5月26日 VASSER... 1.VASSER…
2.「桜」
3.CUTTING_EXTASY
4.寡黙
5.ATTEMPT_SUICIDE
(ノンフィクションver.)
1stミニアルバム(自主時代のデモテープのリメイク盤)
5000枚完売。
1999年7月28日 「-」 1.DEATH…「MOTHER LOVE」
2.マリオネット
3.DESPAIR
4.AURORA
5.羞恥奴隷
2ndミニアルバム3000枚を完売。
2000年10月25日 シンクロ 1.生贄
2.ウソツキ
3.白い君、黒い月
4.ダンディズム
5.トラウマ
6.ブリティッシュ ダウンタウン
7.AURORA
初のフルアルバム。
初回5000枚を完売、2ndプレス3000枚を完売。
2001年3月15日 un_dead children 1.OVER
2.FIRST IMPACT
3.CRASH×3
4.RE-MIND
5. wow-ai-nin (incomplete ver.)
Matina脱退後、初の自主制作ミニアルバム。
そして4人でのラストの作品。
2012年4月4日 Worst Album 真実ノ「影」 1.Attempt Suicide
2.羞恥奴隷
3.Death Mother Love
4.夢又夢...
5.青イ..MASK
13.狂気殺人
DAS:VASSER初期時代の曲を完全リメイク。
15周年記念一年間期間限定 1枚目の作品。
2012年11月11日 Best Album 虚像ノ「光」 6.「桜」
7.第2模倣者
8.CECIL
9.Syndrome
10.WOW-AI-NIN
11.白い君、黒い月
12.Lily
DAS:VASSER後記時代の曲を完全リメイク。
15周年記念一年間期間限定 2枚目の作品。

ビデオ[編集]

2000年11月5日 ヴィデオ 1.生贄
2.ウソツキ
3.AURORA
渋谷ON AIR WESTのワンマンライブにて配布。
後に一部の専門店でも販売された。
ライブ映像に被せてCD音源が流れるPV的な映像。

その他[編集]

1998年12月18日 Scene2 青い…MASK Matinaの盟友Soleil[要曖昧さ回避]のオムニバスCD
1998年 NEW AGE CULTURE
〜第一楽章〜(再発盤)
青い…MASK KISAKIプロデュースのオムニバスCD。
1999年1月27日 NEW AGE CULTURE
〜第二楽章〜
attempt suicide KISAKIプロデュースのオムニバスCD。
1999年3月21日 Decadence 狂気殺人 限定2000枚のオムニバスCD(即完売)。
参加バンド DAS:VASSER, AZALEA, DISTRAY, S
2000年4月25日 image TYPE B 輪廻転生 KISAKIプロデュースのオムニバスCD。
2000年4月26日 PRELUDE 症候群〜シンドローム〜 MatinaのオムニバスCD。
2000年12月21日 FUTURE INVASION DREAM 1 我愛你 wow-ai-nin フリーウィルティアーズミュージック共同のオムニバスCD。
メンバー全員チャイナドレスを着ている。
2001年1月31日 PRELUDE:2
〜en effort of resalt〜
トラウマ MatinaのオムニバスCD。
2003年2月14日 Matina1997〜2002 CECIL Matinaの最後のオムニバスベストCD。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]