COOOL

「気ままにREFLECTION」
『COOOL』
杏里のスタジオ・アルバム
リリース	1984年6月21日
ジャンル	ポップス; シティポップ; ファンク; ディスコ
レーベル	フォーライフ・レコード
プロデュース	角松敏生
チャート最高順位
	5位（オリコン）; 登場回数15回（オリコン）;
杏里アルバム年表
『COOOL』収録のシングル
	「気ままにREFLECTION」; リリース: 1984年4月21日;
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『COOOL』（クール）は、日本の歌手、杏里の7枚目のオリジナル・アルバム。1984年 6月21日にフォーライフ・レコードからリリースされた。

制作[編集]

前作『Timely!!』の大ヒットを受け、引き続き角松敏生によるプロデュースで制作された"角松3部作"のラストを飾るアルバム^[2]。レコーディングはロサンゼルスで行われ、演奏には現地の有名ミュージシャンが多数参加しており、全体的にウェスト・コーストの開放的な雰囲気がサウンドに反映された作品となっている^[3]。

M-1「BRING ME TO THE DANCENIGHT」とM-2「GONE WITH THE SADNESS」の2曲は曲間が途切れることなく続き、一つの曲であるかのような編集がなされている。続くシングル曲「気ままにREFLECTION」はアレンジの異なるバージョンで収録された。M-4「I CAN'T EVER CHANGE YOUR LOVE FOR ME」は後に角松が自身のアルバム『The gentle sex』でセルフカバーしている。

2008年7月16日には紙ジャケット仕様で再発売され、「気ままにREFLECTION」のB面曲「S・H・A・R・E 〜愛をふたりで〜」（初のCD化）が追加収録された。2011年7月27日には紙ジャケット仕様のブルースペックCDで再発売され、さらに2023年7月19日には、世界的なシティポップブームの影響を鑑みてアナログ盤がカラーレコード仕様で再発売された。マスタリング・エンジニアはバーニー・グランドマンが担当している。

収録曲[編集]

LP／CT[編集]

SIDE A[編集]

全編曲：角松敏生

BRING ME TO THE DANCENIGHT（3:10）
作詞・作曲：角松敏生
GONE WITH THE SADNESS（3:10）
作詞・作曲：杏里
KIMAMANI REFLECTION〈ALBUM VERSION〉（3:55）
作詞：三浦徳子 / 作曲：井上大輔
I CAN'T EVER CHANGE YOUR LOVE FOR ME（4:36）
作詞・作曲：角松敏生
SILLY CITY GIRL（3:00）
作詞・作曲：角松敏生
MORNING HIGHWAY（3:53）
作詞・作曲：岩里祐穂

SIDE B[編集]

SURPRISE OF SUMMER（4:13）
作詞・作曲：角松敏生
FLASHIN' NIGHT（3:41）
作詞・作曲：角松敏生
MERCURY LAMP 水銀燈（5:41）
作詞：岸進 / 作曲：植竹公和
HE'S MY MUSIC（3:13）
作詞・作曲：杏里
MAUI（3:24）
作詞・作曲：杏里

CD[編集]

BRING ME TO THE DANCENIGHT
GONE WITH THE SADNESS
KIMAMANI REFLECTION〈ALBUM VERSION〉
I CAN'T EVER CHANGE YOUR LOVE FOR ME
SILLY CITY GIRL
MORNING HIGHWAY
SURPRISE OF SUMMER
FLASHIN' NIGHT
MERCURY LAMP 水銀燈
HE'S MY MUSIC
MAUI

再発盤ボーナス・トラック[編集]

S・H・A・R・E 〜愛をふたりで〜（4:15）
作詞・作曲：杏里
- 「気ままにREFLECTION」のB面曲。リマスター盤のみ収録^[3]。

参加ミュージシャン[編集]

(ライナーノートより^[4])

DRUMS：Leon Ndugu Chancler（A-1,2,3 B-1,2）, Ed Green（A-4,5,6 B-1,4,5）
BASS：Nathan East
GUITAR：Paul Jackson Jr.（A-1,2,3,4,5 B-1,2,3）, Carlos Rios（A-6 B-1,4 SOLO on A-3 B-2）, Toshiki Kadomatsu（A-1）
PIANO & SYNTHESIZER：Don Grusin
SAXOPHONE：Ernie Watts
TRUMPET：Jerry Hey（SOLO on B-4）, Gary Grant, Larry Hall
TROMBONE：Charlie Loper
PERCUSSION：Paulinho Da Costa
BASS SYNTHESIZER：Michael Norfleet（A-3）
SYNTHESIZER OPERATION：Brian Banks
CHORUS：John Lehman, Jim Gilstrap, Darryl Phinnessee（A-5,B-4）, Lisa Roberts, Phyllis St. James, Maxi Anderson（A-1 B-1,2,3）, Denise Routt, Susanne Yancy, Miki Howard（A-2,3）
HORN ARRANGED：Jerry Hey
STRINGS ARRANGED：Barry Fasman

発売履歴[編集]

Discogsのサイトより^[5]

発売日	レーベル	規格	規格品番	備考
1984年6月21日	For Life Records	LPレコード	28K-70
1984年6月21日		カセット	28C-55
1984年12月5日		CD	35KD-3	初CD化
1990年3月21日		CD	FLCF-29045	再発売
2008年7月16日		CD	FLCF-4244	紙ジャケットリマスターボーナストラックあり
2011年7月27日		CD ブルースペックCD	FLCF-5039	紙ジャケットリマスターボーナストラックあり
2023年7月19日		LPレコード	FLJF-9536	透明ターコイズブルー盤

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

^ オリコン 2006, p. 45
^ “杏里/COOOL”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年2月18日閲覧。
^ ^a ^b “杏里/COOOL”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年2月18日閲覧。
^ 杏里 1984
^ “Anri = 杏里 – Coool｜Releases”. Discogs. 2024年2月22日閲覧。

参考資料[編集]

オリコン『ALBUM CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1970-2005』オリコン・マーケティング・プロモーション、2006年4月。ISBN 9784871310772。
杏里『COOOL』（ライナーノーツ）フォーライフ・レコード、1984年6月21日。28K-70。

外部リンク[編集]

ANRI pedia - 杏里オフィシャルサイト

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[1] オリコン 2006, p. 45

[2] “杏里/COOOL”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年2月18日閲覧。

[tower-3] “杏里/COOOL”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年2月18日閲覧。

[LP-4] 杏里 1984

[5] “Anri = 杏里 – Coool｜Releases”. Discogs. 2024年2月22日閲覧。

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