Betty (アルバム)

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Betty
小泉今日子スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップ・ミュージック
シンセポップ[1]
時間
レーベル ビクター音楽産業
チャート最高順位
  • 3位(オリコン
  • 1984年度年間35位(オリコン)
小泉今日子 アルバム 年表
WHISPER
1983年
Betty
(1984年)
Celebration
(1984年)
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Betty/KYOKO V』(ベティ)は、小泉今日子の5枚目のオリジナル・アルバム1984年7月21日ビクター音楽産業から発売された[2]

概要[編集]

帯コピー:チャーチ―なサウンド、ビビッド今日子!!

シングル曲は1曲も含まれておらず、作曲の全てを筒美京平が担当したコンセプト・アルバム[3]。編曲は全曲船山基紀が担当。当時最新鋭であったシンセサイザーフェアライトCMIが導入され、全編に亘るコンピューター・サウンドが特徴的な作品となっている[4]。LP版・CD版(初版VDR-33のみ)ではジャケットが異なる[5]

同時期、本作とリンクした『Timeless World』と題されたコンセプト・ビデオグラムも発売され「渚のはいから人魚」「迷宮のアンドローラ」など、本作には未収録のシングル表題曲が収録されている。

本作の発売直後から、全国33都市を巡る夏のコンサートツアー『時計のいらない夏 ~Timeless Summer~』が開催された[4]

2008年5月21日には、カセット企画『SEPARATION KYOKO』に収録されたのみで未CD化となっていた楽曲や、あんみつ姫名義でリリースされた「クライマックス御一緒に」、「風のマジカル」「DUNK(男区)」といったオリジナル・アルバム未収録曲などが追加収録された『Betty+5』が紙ジャケット仕様でリリースされた[6]

小泉にとって39回目のデビュー記念日である2021年3月21日に開催された配信ライブ「唄うコイズミさん 筒美京平リスペクト編」では、本作より「今をいじめて泣かないで」「バナナムーンで会いましょう」が披露された[7]

収録曲[編集]

LP/CT[編集]

SIDE A
全作曲: 筒美京平、全編曲: 船山基紀
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「素敵にNight Clubbing」森雪之丞筒美京平
2.「天然色のロケット」松本隆筒美京平
3.「夜風にコールミー 素肌にコールガール」銀色夏生筒美京平
4.「哀愁ボーイ」銀色夏生筒美京平
5.「13日の金曜日」森雪之丞筒美京平
合計時間:
SIDE B
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「今をいじめて泣かないで」銀色夏生 
2.「プレゼンテーション」康珍化 
3.「好きにして」康珍化 
4.「ラブコールをアンコール」康珍化 
5.「バナナムーンで会いましょう」康珍化 
合計時間:

Betty+5[編集]

CD
全作曲: 筒美京平、全編曲: 船山基紀。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「素敵にNight Clubbing」森雪之丞筒美京平
2.「天然色のロケット」松本隆筒美京平
3.「夜風にコールミー 素肌にコールガール」銀色夏生筒美京平
4.「哀愁ボーイ」銀色夏生筒美京平
5.「13日の金曜日」森雪之丞筒美京平
6.「今をいじめて泣かないで」銀色夏生筒美京平
7.「プレゼンテーション」康珍化筒美京平
8.「好きにして」康珍化筒美京平
9.「ラブコールをアンコール」康珍化筒美京平
10.「バナナムーンで会いましょう」康珍化筒美京平
ボーナス・トラック
#タイトル作詞作曲編曲時間
11.パイナップル・フィーリング森雪之丞タケカワユキヒデ佐久間正英
12.星にリボンをつけて田代雅裕田代雅裕松井忠重
13.クライマックス御一緒に(″あんみつ姫″名義)森雪之丞井上大輔井上大輔
14.風のマジカル湯川れい子NOBODY鷺巣詩郎
15.DUNK(男区)松本隆筒美京平船山基紀
合計時間:

曲解説[編集]

  1. パイナップル・フィーリング
    1983年にリリースされたカセット企画『SEPARATION KYOKO』収録曲。本作で初CD音源化となった。
  2. 星にリボンをつけて
    1983年にリリースされたカセット企画『SEPARATION KYOKO』収録曲。1985年のベスト・アルバム『Do You Love Me』にも収録されている。
  3. クライマックス御一緒に
    ″あんみつ姫″名義で発売された8thシングル表題曲。フジテレビ系ドラマ「あんみつ姫」主題歌。
  4. 風のマジカル
    9th両A面シングル「渚のはいから人魚/風のマジカル」。映画「ドラえもん のび太の魔界大冒険」主題歌。
  5. DUNK(男区)
    10th両A面シングル「迷宮のアンドローラ/DUNK」。集英社DUNK」イメージソング。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Kyoko Koizumi = 小泉今日子 – Betty / Kyoko V = ベティー (1984, CD)”. Discogs. 2023年12月9日閲覧。
  2. ^ a b 小泉今日子/Betty”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2022年9月24日閲覧。
  3. ^ 小泉今日子/Betty”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年12月10日閲覧。
  4. ^ a b 天下無双のキャラ確立!小泉今日子のアルバム「Betty」と1984年という時代”. Re:minder. 2023年12月10日閲覧。
  5. ^ Kyoko Koizumi = 小泉今日子 – Betty / Kyoko V = ベティー (1984, CD)”. Discogs. 2023年12月9日閲覧。
  6. ^ a b 小泉今日子/Betty”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年12月10日閲覧。
  7. ^ 小泉 今日子|<唄うコイズミさん 筒美京平リスペクト編>ライブレポート”. Victor Entertainment. 2023年12月10日閲覧。
  8. ^ 小泉 今日子 | Betty+5 | ビクターエンタテインメント”. Victor Entertainment. 2022年9月24日閲覧。

外部リンク[編集]