BALANCe

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BALANCe
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
R&B
ヒップホップ
トランス
活動期間 2000年 - 2002年
レーベル avex trax
事務所 axev
Fascination Label
Rojam Entertainment
共同作業者 tatsumaki
メンバー EMA
KIYOKO
NAO

BALANCe(バランス)はtatsumaki小室哲哉DJ DRAGON)プロデュースによる3人組音楽グループである。

来歴[編集]

  • 2000年8月に結成。同年3枚のシングルを発表。
  • 「1stアルバムが2001年2月28日発売」と告知されたが発売されなかった[1][2]
  • 2001年からはTRFSAMがプロデュースとオーガナイズしたトランスユニット「zento」に参加。
  • 2002年10月31日に解散。

概要[編集]

1999年夏よりオーディションを繰り返して、小室はどういう展開をするか悩んでいた。デビュー当初のコンセプトは「J-HIP HOP」であった[3]

ユニット名の由来はダンス面を引っ張るNAO・モデルであり、ファッション面でのアイディアを担うEMA・メインヴォーカルを担当するKIYOKOと歌・ダンス・ファッションと異なる専門分野をミックスしてバランスをとっている3人から小室がインスパイアされた事から付けた[1]

小室が本格的にトランスに着手する切っ掛けになったユニットであり、アナログ盤もリリースされた。発売当時小室のクレジットは伏せられていたが[注釈 1]、アナログ盤が予想以上の売り上げを示した事により、「自分の名前が無くても売れる」「トランスがこれからの若者に通じる」と手応えを感じたという[4]

メンバー[編集]

EMA(エマ)
千葉県出身。
解散後はアパレルメーカーのデザイナーとして活動している[5]
KIYOKO(キヨコ)
三重県出身。メインボーカル。
解散後はMintと改名し、歌手として活動中。
NAO(ナオ)
本名:三宅尚子(みやけ なおこ、1980年8月28日 - 、大阪府出身)。
解散後は歌手、女優として活動していたが2007年に引退。

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「MOVE YOUR BODY(RADIO EDIT)」  
2.「MOVE YOUR BODY(STRAIGHT RUN)」  
3.「MOVE YOUR BODY(INSTRUMENTAL)」  
4.「MOVE YOUR BODY(ACCAPELLA)」  
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「GET INTO YOU SUDDENLY(RADIO EDIT)」  
2.「GET INTO YOU SUDDENLY(BREAKDOWN MIX)」  
3.「GET INTO YOU SUDDENLY(JAMASTER A MIX)」  
4.「GET INTO YOU SUDDENLY(INSTRUMENTAL)」  
5.「GET INTO YOU SUDDENLY(ACCAPELLA)」  
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「NOW I'M HERE(STRAIGHT RUN)」  
2.「NOW I'M HERE(JUNIOR VASQUES REMIX)」  
3.「NOW I'M HERE(TV MIX)」  
4.「NOW I'M HERE(ACCAPELLA)」  
5.「NOW I'M HERE(JUNIOR'S DUB MIX)」  
  • GET INTO YOU SUDDENLY REMIX(2000年12月13日発売、AVCD-30193)
    • 『BALANCe OF TRANCE』名義のシングル。
    • 小室が始めて手がけたトランス作品である[8]
    • 作曲・編曲:tatsumaki、作詞:tatsumaki、小室みつ子
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「GET INTO YOU SUDDENLY REMIX(tatsumaki remix)」  
2.「GET INTO YOU SUDDENLY REMIX(tatsumaki remix instrumental)」  

その他[編集]

いずれも『GET INTO YOU SUDDENLY』が収録されている。

参加イベント[編集]

脚注[編集]

参考記事

  1. ^ a b 集英社刊『週刊プレイボーイ』2000年12月19日号168Pより。
  2. ^ a b ソニー・マガジンズ刊『WHAT's IN?』2001年1月号「TOP BOARD 200」24P,「BALANCe 正三角形の美しさと力強さと」106P-107Pより。
  3. ^ 日経BP刊「日経エンタテインメント!」2000年6月号124Pより。
  4. ^ リットーミュージック刊 『キーボード・マガジン』 2001年10・11月合併号「特集 小室哲哉 前編 TKが語るグローバル・トランス構想&プライベートスタジオついに公開!」23P-35Pより。
  5. ^ 今からカラオケれっすんに♥️  ミント オフィシャルブログ「なんとかなるよ 」
  6. ^ 学習研究社刊『CD HITS!』2000年12月号140Pより。
  7. ^ beatfreak issue #155」より。
  8. ^ リットーミュージック刊 『キーボード・マガジン』 2001年12月号「特集 小室哲哉 後編 TKが語るシンセ・サウンドの展望&自宅スタジオ潜入レポート TK interview & studio report <2> ROJAM TECH FIVE STUDIO」35Pより。

注釈

  1. ^ ただしジャケットには当時の小室プロデュース作品と同様に、小室のイニシャルである「TK」のロゴが印刷されていた。

外部リンク[編集]