2020年のタンパベイ・レイズ

2020年のタンパベイ・レイズ
成績
	アメリカンリーグ東地区1位; ワールドシリーズ敗退
本拠地
都市	フロリダ州セントピーターズバーグ
	トロピカーナ・フィールド;
球団組織
オーナー	スチュアート・スターンバーグ
GM	ピーター・ベンディックス
監督	ケビン・キャッシュ
	« 2019 2021 » ;
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2020年のタンパベイ・レイズ（2020 Tampa Bay Rays season）は、球団創設以来22年目のシーズン。フロリダ州セントピーターズバーグのトロピカーナ・フィールドでは22年目のシーズン。監督は6年目のケビン・キャッシュ。所属はアメリカンリーグの東地区。

オフシーズン[編集]

2019年シーズンは96勝66敗で地区2位だった。ワイルドカードでオークランド・アスレチックスに勝利したが、ディビジョンシリーズではヒューストン・アストロズに2勝3敗で敗れた。12月13日には横浜DeNAベイスターズからポスティングシステムを申請していた筒香嘉智を獲得した^[1]。

2020年は世界中で新型コロナウイルスの感染が広まり、3月12日にはスプリングトレーニングの中止と開幕の延期が発表され、6月23日には公式戦開幕が7月23日か7月24日、レギュラーシーズンが全60試合で開催されることを発表した^[2]。6月30日にはマイナーリーグの開催中止が発表された^[3]。

開幕後[編集]

9月23日に10年ぶり3回目の地区優勝を達成^[4]。9月27日にレギュラーシーズンの全日程が終了し、40勝20敗だった。

ワイルドカードではトロント・ブルージェイズ、ディビジョンシリーズではニューヨーク・ヤンキース、リーグチャンピオンシップシリーズではヒューストン・アストロズを下し、ワールドシリーズに進出した。

ワールドシリーズではロサンゼルス・ドジャースとグローブライフ・フィールドで対戦。10月21日にはポストシーズン新記録となる28本塁打を記録した^[5]。第6試合で敗れ、世界一になれなかった^[6]。

10月28日にはアーロン・ループがFAとなった^[7]。

チーム成績[編集]

シーズン成績[編集]

順	チーム	勝利	敗戦	勝率	G差
東地区
1	タンパベイ・レイズ	40	20	.667	–
2	ニューヨーク・ヤンキース	33	27	.550	7.0
3	トロント・ブルージェイズ	32	28	.533	8.0
4	ボルチモア・オリオールズ	25	35	.417	15.0
5	ボストン・レッドソックス	24	36	.400	16.0
中地区
1	ミネソタ・ツインズ	36	24	.600	–
2	クリーブランド・インディアンス	35	25	.583	1.0
3	シカゴ・ホワイトソックス	35	25	.583	1.0
4	カンザスシティ・ロイヤルズ	26	34	.433	10.0
5	デトロイト・タイガース	23	35	.397	12.0
西地区
1	オークランド・アスレチックス	36	24	.600	–
2	ヒューストン・アストロズ	29	31	.483	7.0
3	シアトル・マリナーズ	27	33	.450	9.0
4	ロサンゼルス・エンゼルス	26	34	.433	10.0
5	テキサス・レンジャーズ	22	28	.367	14.0

順	チーム	勝利	敗戦	勝率	G差
東地区
1	アトランタ・ブレーブス	35	25	.583	–
2	マイアミ・マーリンズ	31	29	.517	4.0
3	フィラデルフィア・フィリーズ	28	32	.467	7.0
4	ニューヨーク・メッツ	26	34	.433	9.0
5	ワシントン・ナショナルズ	26	34	.433	9.0
中地区
1	シカゴ・カブス	34	26	.567	–
2	セントルイス・カージナルス	30	28	.517	3.0
3	シンシナティ・レッズ	31	29	.517	3.0
4	ミルウォーキー・ブルワーズ	29	31	.483	5.0
5	ピッツバーグ・パイレーツ	19	41	.317	15.0
西地区
1	ロサンゼルス・ドジャース	43	17	.717	–
2	サンディエゴ・パドレス	37	23	.617	6.0
3	サンフランシスコ・ジャイアンツ	29	31	.483	14.0
4	コロラド・ロッキーズ	26	34	.433	17.0
5	アリゾナ・ダイヤモンドバックス	25	35	.417	18.0

ポストシーズン[編集]

ワイルドカード


日付	試合	アウェイ球団（先攻）	スコア	ホーム球団（後攻）	開催球場
9月29日	第1試合	トロント・ブルージェイズ	1-3	タンパベイ・レイズ	トロピカーナ・フィールド
9月30日	第2試合	トロント・ブルージェイズ	2-8	タンパベイ・レイズ	トロピカーナ・フィールド
ディビジョンシリーズ進出

ディビジョンシリーズ


日付	試合	アウェイ球団（先攻）	スコア	ホーム球団（後攻）	開催球場
10月5日	第1試合	ニューヨーク・ヤンキース	9-3	タンパベイ・レイズ	ペトコ・パーク
10月6日	第2試合	ニューヨーク・ヤンキース	5-7	タンパベイ・レイズ
10月7日	第3試合	タンパベイ・レイズ	8-4	ニューヨーク・ヤンキース
10月8日	第4試合	タンパベイ・レイズ	1-5	ニューヨーク・ヤンキース
10月9日	第5試合	ニューヨーク・ヤンキース	1-2	タンパベイ・レイズ
リーグチャンピオンシップシリーズ進出

リーグチャンピオンシップシリーズ


日付	試合	アウェイ球団（先攻）	スコア	ホーム球団（後攻）	開催球場
10月11日	第1試合	ヒューストン・アストロズ	1-2	タンパベイ・レイズ	ペトコ・パーク
10月12日	第2試合	ヒューストン・アストロズ	2-4	タンパベイ・レイズ
10月13日	第3試合	タンパベイ・レイズ	5-2	ヒューストン・アストロズ
10月14日	第4試合	タンパベイ・レイズ	3-4	ヒューストン・アストロズ
10月15日	第5試合	タンパベイ・レイズ	3-4	ヒューストン・アストロズ
10月16日	第6試合	ヒューストン・アストロズ	7-4	タンパベイ・レイズ
10月17日	第7試合	ヒューストン・アストロズ	2-4	タンパベイ・レイズ
12年ぶり2回目のリーグ優勝ワールドシリーズ進出

ワールドシリーズ

日付	試合	アウェイ球団（先攻）	スコア	ホーム球団（後攻）	開催球場
10月20日（火）	第1試合	タンパベイ・レイズ	3-8	ロサンゼルス・ドジャース	グローブライフ・フィールド
10月21日（水）	第2試合	タンパベイ・レイズ	6-4	ロサンゼルス・ドジャース
10月22日（木）	休養日
10月23日（金）	第3試合	ロサンゼルス・ドジャース	6-2	タンパベイ・レイズ
10月24日（土）	第4試合	ロサンゼルス・ドジャース	7-8x	タンパベイ・レイズ
10月25日（日）	第5試合	ロサンゼルス・ドジャース	4-2	タンパベイ・レイズ
10月26日（月）	休養日
10月27日（火）	第6試合	タンパベイ・レイズ	1-3	ロサンゼルス・ドジャース
ワールドシリーズ敗退

先発変遷[編集]


打順	開幕戦		9月1日
1	ディアス	1B	崔	1B
2	レンフロー	RF	ロウ	2B
3	筒香	3B	ウェンドル	3B
4	マルティネス	DH	メドウズ	RF
5	マーゴット	LF	筒香	DH
6	ブロッソー	2B	アダメス	SS
7	アダメス	SS	キアマイアー	CF
8	キアマイアー	CF	マーゴット	LF
9	ズニーノ	C	ペレス	C
	モートン	P	リチャーズ	P

首脳陣[編集]

タンパベイ・レイズ 2020
背番号	名前	役職
16	ケビン・キャッシュ	監督
33	マット・クアトラーロ	ベンチコーチ
51	チャド・モトーラ	打撃コーチ
23	カイル・スナイダー	投手コーチ
30	オジー・ティモンズ	一塁コーチ
27	ロドニー・リナレス	三塁コーチ
41	スタン・ボロスキー（英語版）	ブルペンコーチ
24	ポール・フーバー	フィールド・コーディネイター
97	ジョナサン・エリックマン	分析
99	ミーシャ・ドワーケン	ブルペン捕手
98	ジーン・ラミレス	ブルペン捕手

個人成績[編集]

投手成績[編集]

選手	登板	勝利	敗戦	セ｜ブ	勝率	投球回	被安打	被本塁打	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
タイラー・グラスノー	11	5	1	0	.833	57.1	43	11	22	91	26	26	4.08
ライアン・ヤーブロー	11	1	4	0	.200	55.0	54	5	12	44	22	22	3.56
ブレイク・スネル	11	4	2	0	.667	50.0	42	10	18	63	19	18	3.24
チャーリー・モートン	9	2	2	0	.500	38.0	43	4	10	42	21	20	4.74
ジョシュ・フレミング	7	5	0	0	1.000	32.1	28	5	7	25	10	10	2.78
トレバー・リチャーズ	9	0	0	0	.---	32.0	44	6	11	27	24	21	5.91
ピート・フェアバンクス	27	6	3	0	.667	26.2	23	2	14	39	9	8	2.70
ライアン・トンプソン	25	1	2	1	.333	26.1	29	4	8	23	15	13	4.44
アーロン・スレガーズ	11	0	0	2	.---	26.0	18	1	5	19	10	10	3.46
アーロン・ループ	24	3	2	0	.600	25.0	17	3	4	22	9	7	2.52
ジョン・カーティス	17	3	0	2	1.000	25.0	21	3	3	25	7	5	1.80
ディエゴ・カスティーヨ	12	3	0	4	1.000	21.2	0	0	0	0	0	0	1.66
ジャレン・ビークス	21	1	1	1	.500	19.1	21	1	4	26	9	7	3.26
ニック・アンダーソン	19	2	1	6	.667	16.1	5	1	3	26	2	1	0.55
ジョニー・チリノス	3	0	0	0	.---	11.1	14	2	4	10	4	3	2.38
オリバー・ドレイク	11	0	2	0	.000	11.0	7	2	6	7	8	7	5.73
ライアン・シェリフ	10	1	0	0	1.000	9.2	6	0	0	2	0	0	0.00
チャズ・ロー	10	2	0	1	1.000	9.1	10	0	3	9	4	3	2.89
ホセ・アルバラード	9	0	0	0	.---	9.0	9	2	6	13	7	6	6.00
アンドリュー・キットレッジ	8	0	0	1	.---	8.0	8	0	2	3	2	2	2.25
アンソニー・バンダ	4	1	0	1	1.000	7.0	10	1	5	4	9	8	10.29
ショーン・ギルマーティン	2	0	0	0	.---	4.1	7	2	4	5	4	4	8.31
エドガー・ガルシア	4	0	0	1	.---	3.1	3	2	4	1	4	4	10.80
コディ・リード	2	0	0	0	.---	2.2	1	0	0	2	0	0	0.00
マイク・ブロソー	1	0	0	0	.---	0.1	0	0	0	0	0	0	0.00

野手成績[編集]

※色付きは規定打数（186打数）以上の選手

選手	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠飛	四球	三振	打率	出塁率
ブランドン・ロウ	56	224	193	36	52	9	2	14	37	3	2	25	58	.269	.362
ウィリー・アダメス	54	205	185	29	48	15	1	8	23	2	0	20	74	.259	.332
ジョーイ・ウェンドル	50	184	168	24	48	9	2	4	17	8	1	10	35	.286	.342
筒香嘉智	51	185	157	27	31	5	1	8	24	0	1	26	50	.197	.314
マニュエル・マーゴット	47	159	145	19	39	9	0	1	12	4	1	13	25	.269	.327
ケビン・キアマイアー	49	159	138	16	30	5	3	3	22	8	0	20	42	.217	.321
オースティン・メドウズ	36	152	132	19	27	8	1	4	13	2	2	17	50	.205	.296
崔志萬	42	145	122	16	28	13	0	3	16	0	3	20	36	.230	.331
ハンター・レンフロー	42	139	122	18	19	5	0	8	22	2	1	14	37	.156	.252
ヤンディ・ディアス	34	138	114	16	35	3	0	2	11	0	0	23	17	.307	.428
マイク・ブロソー	36	98	86	12	26	5	1	5	12	2	1	8	31	.302	.378
マイケル・ペレス	38	93	84	7	14	3	0	1	13	0	1	7	27	.167	.237
マイク・ズニーノ	28	84	75	8	11	4	0	4	10	0	0	6	37	.147	.238
ホセ・マルティネス	24	76	67	10	16	4	0	2	10	0	0	9	20	.239	.329
ナサヌエル・ロウ	21	76	67	10	15	2	0	4	11	1	0	9	28	.224	.316
ランディ・アロサレーナ	23	76	64	15	18	2	0	7	11	4	1	6	22	.281	.382
ケバン・スミス	17	38	31	3	8	3	0	1	8	0	0	5	11	.258	.378
ブレット・フィリップス	17	25	20	2	3	0	1	1	3	3	0	5	7	.150	.320
ブライアン・オグレディ	2	5	5	2	2	1	0	0	0	1	0	0	1	.400	.400

表彰[編集]

ケビン・キャッシュ
- 最優秀監督賞

達成記録[編集]

10月24日 - ランディ・アロサレーナがポストシーズン新記録の9本塁打^[8]。
10月25日 - ランディ・アロサレーナがポストシーズン新記録の27安打^[9]。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

^ “筒香レイズ合意でDeNAに2・6億超の譲渡金”. 日刊スポーツ. (2019年12月14日) 2023年3月27日閲覧。
^ “両リーグＤＨ制／ＭＬＢ開幕、今季の主な特別ルール”. 日刊スポーツ. (2020年7月24日) 2023年3月27日閲覧。
^ “マイナーリーグが全試合を中止　史上初めての措置”. スポニチアネックス. (2020年7月1日) 2023年3月27日閲覧。
^ “筒香のレイズ、10年ぶり地区Ｖ　紙吹雪でお祝い”. 日刊スポーツ. (2020年9月24日) 2023年3月27日閲覧。
^ “筒香レイズがPS本塁打新記録、計28本塁打”. 日刊スポーツ (2020年10月22日). 2022年3月27日閲覧。
^ “レイズ世界一届かず　筒香出番なし、ＷＳは３の０”. 日刊スポーツ. (2020年10月28日) 2023年3月27日閲覧。
^ “147 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2020年10月28日). 2023年3月27日閲覧。
^ “レイズのアロザレーナがPS9本塁打の新記録樹立! 筒香嘉智のチーム内ライバルが新人ながら大記録”. スポーツ報知 (2020年10月25日). 2023年3月27日閲覧。
^ “新人アロザレーナ躍進止まらず、歴代最多安打も記録”. 日刊スポーツ (2020年10月26日). 2023年3月27日閲覧。

外部リンク[編集]

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[1] “筒香レイズ合意でDeNAに2・6億超の譲渡金”. 日刊スポーツ. (2019年12月14日) 2023年3月27日閲覧。

[2] “両リーグＤＨ制／ＭＬＢ開幕、今季の主な特別ルール”. 日刊スポーツ. (2020年7月24日) 2023年3月27日閲覧。

[3] “マイナーリーグが全試合を中止　史上初めての措置”. スポニチアネックス. (2020年7月1日) 2023年3月27日閲覧。

[4] “筒香のレイズ、10年ぶり地区Ｖ　紙吹雪でお祝い”. 日刊スポーツ. (2020年9月24日) 2023年3月27日閲覧。

[5] “筒香レイズがPS本塁打新記録、計28本塁打”. 日刊スポーツ (2020年10月22日). 2022年3月27日閲覧。

[6] “レイズ世界一届かず　筒香出番なし、ＷＳは３の０”. 日刊スポーツ. (2020年10月28日) 2023年3月27日閲覧。

[7] “147 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2020年10月28日). 2023年3月27日閲覧。

[8] “レイズのアロザレーナがPS9本塁打の新記録樹立! 筒香嘉智のチーム内ライバルが新人ながら大記録”. スポーツ報知 (2020年10月25日). 2023年3月27日閲覧。

[9] “新人アロザレーナ躍進止まらず、歴代最多安打も記録”. 日刊スポーツ (2020年10月26日). 2023年3月27日閲覧。

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[4]

[5]

[6]

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[8]

[9]

表話編歴タンパベイ・レイズ
球団	歴史選手監督成績エクスパンションドラフト
歴代本拠地	トロピカーナ・フィールド
文化	レイモンド『オールド・ルーキー』
永久欠番	12 42 66
レイズ野球殿堂	ドン・ジマーウェイド・ボッグスカール・クロフォード
ワールドシリーズ敗退（2回）	2008 2020
リーグ優勝（2回）	2008 2020
できごと	2013年のアメリカンリーグ第2ワイルドカード決定プレイオフ
傘下マイナーチーム	ダーラム・ブルズ（AAA級）モンゴメリー・ビスケッツ（AA級）ボーリンググリーン・ホットロッズ（High-A級）チャールストン・リバードッグス（Low-A級）フロリダ・コンプレックスリーグ・レイズ（Rookie級）ドミニカン・サマーリーグ・レイズ（Rookie級）

表話編歴 « 2019 2020年のメジャーリーグベースボール 2021 »
アメリカンリーグ		ナショナルリーグ
東地区	オリオールズ・レッドソックス・ヤンキース・レイズ・ブルージェイズ	東地区	ブレーブス・マーリンズ・メッツ・フィリーズ・ナショナルズ
中地区	ホワイトソックス・インディアンス・タイガース・ロイヤルズ・ツインズ	中地区	カブス・レッズ・ブルワーズ・パイレーツ・カージナルス
西地区	アストロズ・エンゼルス・アスレチックス・マリナーズ・レンジャーズ	西地区	ダイヤモンドバックス・ロッキーズ・ドジャース・パドレス・ジャイアンツ
ドラフト・オールスターゲーム・ ALWC・ NLWC・ ALDS・ NLDS・ ALCS・ NLCS・ワールドシリーズ