鬼塚俊秀

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おにつか としひで
鬼塚 俊秀
生年月日 (1982-06-12) 1982年6月12日(41歳)
出生地 日本の旗 日本 鹿児島
民族 日本人
身長 172cm
血液型 O型
職業 俳優
活動期間 2000年 -
事務所 フロム・ファーストプロダクション レディバード
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鬼塚 俊秀(おにつか としひで 1982年6月12日 - )は、日本の俳優鹿児島県出身。所属事務所はフロム・ファーストプロダクション レディバード。身長172cm。

経歴[編集]

2000年上京と同時にフリーで俳優活動を開始。2000年映画『青の写真』に主演しデビュー。その後もフリーのまま舞台を中心に活動。 「上京したが、どうすれば役者になれるのかわからなかった」と語る通り、初めはテレビドラマのエキストラやスタントマンのアシスタントなどもやっていた。 2004年シンガポールを代表するケルビン・トン(唐永健)監督の映画「1942」日本人キャストオーディションで主演の「藤井軍曹」役を勝ち取る。無名で無所属の日本人俳優が主演をつとめるという異例の出演となった。 その後、様々な劇団、演劇ユニットに出演。自身でも演劇ユニット「726」を主宰。726旗揚げ公演の「夏目漱石 こころ」では客席の左右後方に立ち見客が入り、小劇場では異例の大盛況となった。 本人は「個性の無い、普通の人です」と語っているが、共演者からは「役になると完全に別人になる」と言われるほど、芝居では幅広い役を作品に合わせて自然体で演じる。


オーディションを経た海外作品でのメインキャスト・レギュラーキャストの経験がある俳優なので、今後、国内作品でも活躍が期待されている。


酒好きとして知られ、趣味は酒屋巡り。特に焼酎、日本酒は「毎週、最低1回はどこかの酒屋に行く」と言うほど嗜んでいる。「都内でも、旅先でも、いろんなお店の店員さんから、お酒のことを教えてもらうのが楽しい」と語っている。

演劇ユニット726の旗揚げ時に親交のあるラーメンズ片桐仁から応援コメントが寄せられた。

2012年の舞台『グッバイ・エイリアン』で片桐仁演じる主人公の最後の敵役「秋吉刑事」を演じた以降は映像を中心に活動している。

2015年からはナレーションでも活動している。

2018年3月にる・ひまわり製作で726で企画・原案をした坂口安吾白痴』のリメイクが決定。

2018年オーディションを経てNHK大河ドラマ西郷どん』に出演。瑛太町田啓太天野義久と島津四天王堀次郎役を演じる。

2019年日本人キャストオーディションを経てロシア国営放送の連続ドラマ『ゾルゲ』に出演。日本の大河ドラマに位置する作品でロシアの人気俳優らと並び、ゾルゲの右腕宮城与徳役を演じる。

2020年新型コロナウイルス拡大時の緊急事態宣言中に、外出自粛を行っている人向けにyoutubeで朗読を公開。

2021年オーディションを経て中国映画『唐人街探偵 東京MISSION』に出演。三浦友和演じる渡辺勝役の青年期を演じる。雨の中、奥田瑛二との二人だけの激しいシーンとなった。

2023年VACANCY(ベイカンシー)を立ち上げ。映像作品はVACANCY FILM、ライブイベントはVACANCY LIVEの名義で活動開始。6月28日立ち上げと同時に第一作目の「相談ダイヤル」を公開。脚本・監督を担当し、主演は上野一稀


主な出演作品[編集]

映画[編集]

テレビ[編集]

舞台[編集]

  • 「クラブフラミンゴ」
  • 「笑う門には福来る」
  • 「コンビニ」
  • RUN-BEAT「SIN 〜秘密既知のシロ〜」
  • RUN-BEAT「ストックホルム症候群 〜あなたの場合〜」 主演
  • RUN-BEAT「雨間〜メリーさんの羊〜」 W主演
  • 「さらば愚かなる君に愛を問う」
  • RUN-BEAT「SPA」
  • 劇団鳥獣戯画「おはこ」
  • 劇団鳥獣戯画「カリフォルニア・ドリーミン」
  • RUN-BEAT「5年生のはなし」
  • 726「夏目漱石 こころ」 主演
  • 726ライブ「725→726」作・演出・出演
  • 「いどばかいぎ」
  • 鬼塚俊秀完全一人芝居「フーセンの人」作・演出・出演
  • 726「太宰治 走れメロス」 主演
  • 北京蝶々「アンゲーテッドコミュニティ」
  • 726「坂口安吾 白痴」 主演
  • BS-TBS「ケータイ刑事 銭形結」
  • る・ひまわり「遠ざかるネバーランド」
  • 劇団ハイリンド牡丹灯籠
  • リーディング公演「サルマ」 作・演出・出演
  • 劇団とくお組(作・演出 徳尾浩司)「クッキングvol.3」
  • 劇団とくお組(作・演出 徳尾浩司)「深夜の市長」
  • 劇団ニコルソンズ(作・演出 木下半太)「鈴木ごっこ
  • 劇団ニコルソンズ(作・演出 木下半太)「グッバイ・エイリアン

CM[編集]

CMナレーション[編集]

  • ENEOS「聖火はいつも未来を照らす」篇 (TVCMナレーション・2015〜2020年)
  • 日立グローバルブランドキャンペーン「IT’S OUR FUTURE」シリーズ(TVCMナレーション・2015年〜2016年)
  • 日立グローバルブランドキャンペーン「未来は、オープンだ。アイデアで変えられる。」シリーズ(TVCMナレーション・2016年〜2019年)
  • 日立 世界・ふしぎ発見!30周年スペシャルCM「30年の出会い篇」(TVCMナレーション・2017年)
  • アサヒ飲料「和紅茶」(TVCMナレーション・2022年)

外部リンク[編集]

出典[編集]