長ぐつをはいたネコ 『悪の三銃士』

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長ぐつをはいたネコ 『悪の三銃士』
Puss in Boots: The Three Diablos
監督 ラマン・ヒュイ英語版
脚本 トム・ウィーラー英語版
製作 ジーナ・シェイ英語版
トリップ・ハドソン
出演者 アントニオ・バンデラス
ジル・マリーニ英語版
シャーロット・ニューハウス英語版
クリス・ミラー英語版
ウォルト・ドーン英語版
ブレット・マーネル
マイルズ・クリストファー・バクシ
ニナ・ゾーイ・バクシ
ギョーム・アレトス
音楽 マシュー・マージェソン英語版
ヘンリー・ジャックマン
編集 ブレット・マーネル
製作会社 ドリームワークス・アニメーション
配給 パラマウント・ホーム・メディア・ディストリビューション
公開 フランスの旗 2012年2月24日
上映時間 13分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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長ぐつをはいたネコ 『悪の三銃士』』(ながぐつをはいたネコ『あくのさんじゅうし』、原題: Puss in Boots: The Three Diablos)は、2012年のアメリカ合衆国コンピュータアニメーションアドベンチャーコメディ映画

2011年に公開された『長ぐつをはいたネコ』の続編にあたる。監督はラマン・ヒュイ英語版、長ぐつをはいたネコの声をアントニオ・バンデラスが担当している。2012年2月24日に発売された『長ぐつをはいたネコ』のDVDBlu-ray(3D)の特典映像として収録されています[1]長ぐつをはいたネコ英語版が、スリーディアブロスを連れ、盗まれた王女のルビーをフランスの悪名高い大泥棒、ムッシュ・ささやきから取り戻すというストーリー。

ストーリー[編集]

『長ぐつをはいたネコ』で起こった事件からしばらくして、プスは砂漠を馬で走っている時だった。イタリアの騎士に捕まり、王国の至宝である「ハート・オブ・ファイヤー」と呼ばれるルビーを失った王女、アレッサンドラ・ベラガンバのもとに連れて行かれる。最初は、プス自身が盗難の罪で不当に起訴されていると思い込んでいたが、後に王女は彼の評判を聞いて雇いたいだけであることが判明する。実際は、ムッシュ・ささやきと呼ばれるフランスの泥棒が犯人で、王女の騎士が彼の子分3人を捕らえたことが後に判明する。その子分は3匹の子ネコ(通称: ディアブロス)だった。子ネコが盗賊であるということにプスは信じていなかったが、王女や護衛たちは彼らを恐れていた。ディアブロスは、ルビーを王女に返せば自由になれるという約束で、プスを助けることに同意する。

しかし、ディアブロスを砂漠に連れて行くと、すぐに裏切られ、生き埋めにされてしまう。その後、プスはディアブロスの目を盗んで逃げ出し、ディアブロスを奪還する。その夜、自分を裏切ったディアブロスを刑務所に送り返そうと話すが、彼らには家族が居らず、自分と同じ孤児であることを知る。そして、ささやきが彼らにしたように、ハンプティにも裏切られた過去があることを例に挙げ、誰を信じればいいのか分からず、裏切られながら成長するのは大変なことだと、同情的に話すのだった。そして、プスはディアブロスを正しい方向に導くことを決意し、戦い方を訓練し、一緒に遊んで、友達になる。そして、彼らにペルラ、ゴンザロ、ティモテオ・モンテネグロ三世という名前を付ける。

翌日、心を入れ替えたディアブロスたちは、ささやきの秘密の隠れ家にプスを案内する。すると早速、ささやき本人が現れる。ささやきはその名の通り、声のボリュームが小さく、帽子をメガホン代わりにしている。また、ささやき自身がルビーを自分のベルトの飾りにしていることも判明する。ディアブロスがルビーを取り戻すためにプスを連れてきたことを知ったささやきは、彼らの裏切りを罰しようとするが、プスは彼と戦い、ディアブロスを逃がす。しかし、ディアブロスは、プスから学んだことを実践し、ささやきは底なし沼に落ち、プスはルビーを取り戻す。そして、ルビーを王女に返し、報酬を得たプスは、新たな護衛としてディアブロスを贈り、彼らは別れを告げるのだった。

キャスト[編集]

括弧内は日本語吹替版声優を指す。

封切り[編集]

DVDリリース[編集]

本作は、2012年2月24日に『長ぐつをはいたネコ』とともに公開された[1]

作品の評価[編集]

ブレット・マーネルは、本作で第40回アニー賞のテレビアニメ・その他放送局作品部門の最優秀賞にノミネートされた[2]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b Zahed, Ramin (2012年2月17日). “Check Out Exclusive Clip from ‘Puss In Boots’” (英語). Animation Magazine. 2022年3月10日閲覧。
  2. ^ 49th Annual Annie Awards” (英語). annieawards.org. 2022年3月10日閲覧。

外部リンク[編集]