金仁淑

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金 仁淑
誕生 (1963-01-01) 1963年1月1日(61歳)[1]
大韓民国の旗 韓国ソウル特別市
職業 小説家
言語 韓国語
国籍 韓国
教育 延世大学
活動期間 1983年 -
ジャンル 小説
代表作 「海と蝶々」、「モテルアルプス」
デビュー作 「喪失の季節」
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金 仁淑
各種表記
ハングル 김인숙
漢字 金仁淑
発音: キム・インスク
英語表記: In-suk Kim
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金 仁淑(キム・インスク、김인숙、1963年1月1日 - )は韓国小説家である。ソウル特別市出身。[1]

略歴[編集]

韓国の学生運動史である『79~80年の冬と春の間』(1987)、労働現場での体験を扱った報告文学である『共に歩む道』(1989)、資本主義の社会で生きる平凡な人々の内面を描いた『白刃と愛』(1993)、オーストラリアの移住民の暮らしを通して、定着できない人々の傷を感傷的な言語で表した『遠き道』(1995)、内面の傷を克服して成熟した愛に昇華していく過程を描いた『꽃의 기억』(1999)などの小説を出版した。

金仁淑は、『炎』(1985)までの初期作品では、個人的な葛藤と煩悶を、『70~80年の冬と春の間』と『共に歩む道』などでは、歴史的な現実に真正面で立ち向かった。 1990年代以降の作品は、日常空間を生きる平凡な人々の人生に注目している。

受賞歴[編集]

日本語訳[編集]

主な作品[編集]

  • 1985年、『불꽃』(炎)[2]
  • 1987 年、『79~80 겨울에서 봄 사이』(79-80年の冬から春の間)
  • 1989 年、『함께 걷는 길』(共に歩む道)
  • 1993 年、『칼날과 사랑』(白刃と愛)
  • 1995 年、『먼길』(遠き道)
  • 2009 年、『꽃의 기억』(花の記憶)
  • 2000 年、『개교기념일』(開校記念日)
  • 2001 年、『브라스밴드를 기다리며』(ブラスバンドを待ちながら)
  • 2002 年、『우연』(偶然)
  • 2009 年、『안녕, 엘레나』(アンニョン、エレナ)
  • 2011 年、『미칠 수 있겠니』(夢中になれる?)

脚注[編集]

  1. ^ a b [1] NAVER(韓国語) 2014年閲覧。
  2. ^ 韓国現代文学大辞典 2014年閲覧。