邪な囁き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

邪な囁き』(よこしまなささやき)は大石圭小説

概要[編集]

角川ホラー文庫より2007年5月10日発行(ISBN 978-4-04-357215-1)。

ストーリー[編集]

主人公・正田正義(しょうだまさよし)の心には、幼い頃からずっと忌まわしい生き物(あいつ)が棲みついていた。

そして『あいつ』は毎日のように囁き、そして正義は『あいつ』の考えついたことを実行する。歩道橋の階段にパチンコ玉を並べる、電車のレールの上に石ころを並べる、赤ん坊の乗ったままのベビーカーを持ち去る、マンションの屋上から通りにタイルを落とす、高速道路に大きな石を落とす、そして・・・。

主人公が、心に棲みついた忌まわしい生き物の囁きに抗えずに、囁かれるがままに悪戯をし、ついには犯罪にまで発展してゆくという物語である。

関連項目[編集]