西岡兄妹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

西岡 兄妹(にしおか きょうだい)は、日本の漫画家。兄、西岡智と妹、西岡千晶による合同ペンネーム。三重県津市出身。西岡千晶は大学時代に染色を専攻していた。

経歴[編集]

1989年、「モーニング」誌にてデビュー。

1991年より「ガロ」で作品を発表。1997年からは「ガロ」の後身的存在である「アックス」で活動する。

フランツ・カフカの影響が濃い兄による物語(ネーム)と、刺繍細工のような妹の作画とで、独自の世界を築いている。

作品(単行本)[編集]

漫画作品[編集]

絵本など[編集]

  • 人殺しの女の子の話(青林工藝舎 2002年)
  • 花屋の娘(青林工藝舎 2004年)
  • 死んでしまったぼくの見た夢(パロル舎 2005年)
  • くらげそっくり(青林工藝舎 2003年) ※大下さなえの詩に西岡千晶が絵をつけたもの
  • 白いレクイエム(ブッキング 2005年) ※大海赫が没にした同名作品をリメイク
  • そっくりそらに(長崎出版 2006年) ※西岡千晶のソロ絵本

アニメ[編集]

その他自費出版による著作をはじめ「ダニイル・ハルムス」の詩集の表紙など、イラストレーションの作品も多数。

関連文献[編集]

  • 西岡智・西岡千晶 (2000). 西岡兄妹インタビュー. アックス, 15, 1-8.

外部リンク[編集]