裸のムラ
裸のムラ | |
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監督 | 五百旗頭幸男 |
製作 | 米澤利彦 |
出演者 |
五百旗頭幸男 森喜郎 馳浩 谷本正憲 |
音楽 | 岩本圭介 |
撮影 | 和田光弘 |
編集 | 西田豊和 |
製作会社 | 石川テレビ放送 |
配給 | 東風 |
公開 | 2022年10月8日 |
上映時間 | 118分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『裸のムラ』(はだかのムラ)は、2022年公開の日本のドキュメンタリー映画。
背景・概要[編集]
2021年5月に放送された『裸のムラ』と、2022年5月に放送された続編『日本国男村』という2つの80分番組を2時間に再編集した。『日本国男村』は、日本民間放送連盟賞番組部門のテレビ報道で最優秀に輝いている[1]。
現職の谷本正憲の任期満了(2022年3月26日)[2]に伴い執行。7期務めた現職の谷本は不出馬のため、28年ぶりの新人同士の選挙戦となった[3][4]。
映画は家を持たず自由な暮らしと働き方を求め車で全国を回る「バンライファー」の家族や、石川県に住む日本人男性とインドネシア出身女性のイスラム教徒夫妻、そして2022年3月の石川県知事選などの映像で構成されている[5]。
当選した馳浩は2023年1月の定例記者会見で、石川テレビの記者が「年始の試合をニュースで取り上げたいと主催団体に映像を使えないか打診したが、馳知事が『石川テレビには貸せない』と言ったとのことだった。その意図は何か」と質問すると、馳は「石川テレビが制作した『裸のムラ』という商業映画は、私や県の職員の映像を無断で使用している。肖像権の取り扱いとして倫理的に納得できていない」と理由を述べた上で、「報道と地方公務員の肖像権の取り扱いは普遍的な問題」として来月の定例会見に石川テレビ社長・林寛子の出席を求めた[6]。一方、石川テレビは2月中旬に「報道の目的である公共性、公益性にかんがみて特段の許諾は必要ない」と、林が定例会見に出席しない意向を明らかにした[7]。3月以降、社長出席を再開条件に定例会見を開いていない[7]。代わりに、「県民に知らせたいことがある場合には随時、会見を開くことにした」として、週に1回程度、「県民会見」を行っている[6]。社長が浅忠史に交代後も引き続き出席を求めている[8]。
その一方、一連の騒動以降アンコール上映が各地で増えるという現象も発生した[9]。
出演者[編集]
スタッフ[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “石川テレビのドキュメンタリー『裸のムラ』 10月8日から劇場公開”. 民放online (2022年10月6日). 2023年12月31日閲覧。
- ^ 任期満了日一覧 石川県選挙管理委員会
- ^ “谷本氏、8選不出馬を表明 「一定の役割終えた」―石川知事選:時事ドットコム”. 時事ドットコム (2021年11月17日). 2022年3月14日閲覧。
- ^ “石川県知事選 元文部科学相の馳浩氏が初当選”. NHKニュース. 日本放送協会 (2022年3月14日). 2023年12月31日閲覧。
- ^ “「裸のムラ」8日から全国公開 男性中心のムラ社会描く五百旗頭監督のドキュメンタリー2作目 ポレポレ東中野などで:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2023年12月31日閲覧。
- ^ a b 日本放送協会. “プロレス発端に新たな対立 石川県知事 馳浩 次の相手は…”. NHK政治マガジン. 2023年12月31日閲覧。
- ^ a b “馳浩・石川県知事がメディアに仕掛けた「反則技」 定例会見「私物化」から「知る権利」を考える:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “会見出席求めるテレビ局社長交代へ 馳知事、改めて「意見交換を」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年6月7日). 2023年12月31日閲覧。
- ^ “馳浩知事が問題視した映画「裸のムラ」 「見たい」と上映増える:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年5月17日). 2023年12月31日閲覧。
外部リンク[編集]
- 映画『裸のムラ』
- 映画『裸のムラ』五百旗頭幸男監督 最新作 (@hadakanomura) - X(旧Twitter)
- 裸のムラ - allcinema
- Hadaka no mura - IMDb(英語)