船方神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
船方神社
所在地 東京都北区堀船4-13-28
主祭神 日本武尊大国主命少名彦命猿田彦命
創建 神亀2年(725年)?
テンプレートを表示
煉瓦造の神輿庫

船方神社(ふなかたじんじゃ)は東京都北区神社

概要[編集]

725年神亀2年)に創建されたといわれているが、1853年嘉永6年)の火災で記録が失われたので、詳細は不明である[1]

かつては熊野信仰に関連が深い「十二天社」と称していた。なお、この「十二」とは豊島清光の娘の自殺に殉じた12人の侍女を意味するという異説もある[1]

明治時代神仏分離政策により、「船方神社」に改称された。なお大正時代まで、神仏習合の名残をとどめる「ぼんぜん」という裸祭りがあったという(近くの白山神社にも同名の祭があった)[1]

境内には、煉瓦造の神輿庫がある。当時、付近には煉瓦工場が数多く立ち並んでおり、煉瓦を入手し易かったという背景がある。隣のあらかわ遊園も煉瓦工場の跡地に開園したものである[1]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 芦田正次郎、工藤信一 著『北区史跡散歩 (東京史跡ガイド17)』学生社、1993年、156-157p

参考文献[編集]

  • 芦田正次郎、工藤信一 著『北区史跡散歩 (東京史跡ガイド17)』学生社、1993年