紅葉の棋節

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紅葉の棋節
ジャンル 少年漫画
将棋
漫画:モミジの棋節
作者 里庄真芳
出版社 集英社
掲載誌 ジャンプGIGA
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2017 vol.1 - vol.4
巻数 全1巻
話数 全4話
漫画:紅葉の棋節
作者 里庄真芳
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2018年24号 - 40号
発表期間 2018年5月14日[1] - 9月3日
巻数 全2巻
話数 全16話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

紅葉の棋節』(もみじのきせつ)は、里庄真芳による日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2018年24号から[1]同年40号まで連載された。本作と同じ設定である前身作品『モミジの棋節』についても説明する[1]。『モミジの棋節』は『ジャンプGIGA』(同)にて、2017 vol.1からvol.4まで連載された。『モミジの棋節』は田中誠[2]、『紅葉の棋節』では三枚堂達也が監修をしている[3]

あらすじ[編集]

登場人物[編集]

蔵道 紅葉(くらみち もみじ)
本作の主人公。一人称は「俺」。蔵道桜の弟で、棋士を目指す少年。常に天才と呼ばれた兄と比べられ続け、結果を残せず世間からは「才能を枯らした落ち葉」と言われていた。ある日、くすぶっていたときに銀杏と出会う。受け将棋と頭突きが得意。
市原 銀杏(いちはら いちょう)
史上初の女性プロ棋士。桜の弟子で、銀使いを得意とする攻めの将棋から銀姫と呼ばれる。紅葉を竜王にするために弟子にする。
蔵道 桜(くらみち さくら)
紅葉の兄。桜流と呼ばれる攻め将棋で天才棋士と謳われていたが、竜王戦の最中に持病の悪化によって命を落とす。
綿貫 櫟(わたぬき くぬぎ)
全国レベルの実力者で、将棋大会では幾度と紅葉と対戦した。紅葉と共に奨励会に入会。
館虎 千鳥(たちとら ちどり)
しつこい攻めで追い詰める将棋を得意とする。紅葉と共に奨励会に入会し、仲良くなる。
染井 吉野(そめい よしの)
体が弱く入院していた頃、桜に将棋を教わる。桜流の指し手。紅葉と共に奨励会に入会。
雪柳 渚(ゆきやなぎ なぎさ)
奨励会員。赤江門下の中でもホープと言われている。赤江一門の中でも誇りは人一倍。
赤江 椿(あかえ つばき)
現竜王。かつて桜と竜王戦で対戦した。現在の将棋界では、上位を赤江一門が占めている。

反響[編集]

『紅葉の棋節』の連載が開始されたころは将棋がブームとなっていたため、「売れそうな予感がする」と注目されていた[4]。作中で描かれた勝負や戦法に、展開が「楽しみ」だという読者からの期待が寄せられていた[4]

書誌情報[編集]

  • 里庄真芳『モミジの棋節』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2017年12月4日発売[5][6]ISBN 978-4-08-881429-2
  • 里庄真芳『紅葉の棋節』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全2巻
    1. 2018年9月4日発売[3][7]ISBN 978-4-08-881605-0
    2. 2018年11月2日発売[8]ISBN 978-4-08-881643-2

脚注[編集]

  1. ^ a b c “ジャンプで将棋マンガが始動、才能開花させられない少年が天才棋士と出会う”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年5月14日). https://natalie.mu/comic/news/282059 2021年8月8日閲覧。 
  2. ^ “将棋マンガの魅力を語らうイベント、「将棋指す獣」原作者や女流棋士ら登壇”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年11月12日). https://natalie.mu/comic/news/307633 2021年8月8日閲覧。 
  3. ^ a b “亡き兄の夢を叶えようと奮闘する少年の青春将棋マンガ「紅葉の棋節」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年9月4日). https://natalie.mu/comic/news/298234 2021年8月8日閲覧。 
  4. ^ a b ジャンプで将棋マンガ『紅葉の棋節』スタートに期待の声続出!”. ダヴィンチニュース. KADOKAWA (2018年5月17日). 2021年8月4日閲覧。
  5. ^ “くすぶり続けていた少年がプロ棋士の道を歩む、青春将棋もの「モミジの棋節」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年12月4日). https://natalie.mu/comic/news/259527 2021年8月8日閲覧。 
  6. ^ モミジの棋節/里庄 真芳”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 集英社. 2021年8月8日閲覧。
  7. ^ 紅葉の棋節 1/里庄 真芳”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 集英社. 2021年8月8日閲覧。
  8. ^ 紅葉の棋節 2/里庄 真芳”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 集英社. 2021年8月8日閲覧。

外部リンク[編集]