福野文化創造センターヘリオス

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南砺市福野文化創造センター「ヘリオス」
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地図
情報
通称 ヘリオス
正式名称 南砺市福野文化創造センター
完成 1991年1月
開館 1991年3月3日
客席数 613席
延床面積 7,461m²
用途 音楽コンサート全般、演劇、古典芸能、講演、図書館など
運営 オカベ・ホクタテ共同体(2022年4月〜)
所在地 939-1576
富山県南砺市やかた100
位置 北緯36度35分28.8秒 東経136度55分5.4秒 / 北緯36.591333度 東経136.918167度 / 36.591333; 136.918167 (南砺市福野文化創造センター「ヘリオス」)座標: 北緯36度35分28.8秒 東経136度55分5.4秒 / 北緯36.591333度 東経136.918167度 / 36.591333; 136.918167 (南砺市福野文化創造センター「ヘリオス」)
最寄駅 JR西日本城端線福野駅」下車徒歩10分
最寄バス停 加越能バス「福野」下車徒歩4分
富山地鉄[福野町」下車徒歩4分
最寄IC 北陸自動車道南砺SIC」下車
外部リンク http://nantohelios.jp/
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福野文化創造センターヘリオス(ふくのぶんかそうぞうセンターヘリオス)は、富山県南砺市やかたにある、旧 福野町の合併50周年を記念し1991年平成3年)3月3日に開館した[1]音楽、芸術文化などの複合文化センターである。

第二次世界大戦後の日本建築史を代表する建築家の一人である [2]内井昭蔵が設計した。

センター内には南砺市立図書館福野図書館が入居している。また、当館の分館として生涯学習施設「喜知屋(きちや)」を併せ持つ。

1991年(平成3年)より行なわれているスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドの主要会場となっている。これにより2006年(平成18年)には一般財団法人地域創造が主催するJAFRAアワード(総務大臣賞)を受賞している[3]

管理運営は指定管理者のヘリオス運営共同体が行っている。

建物概要[編集]

出典→[4]

  • 鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て
  • 延床面積 - 7,461m2
  • 駐車場 - 約110台収容
  • 総工費 - 33億900万円
  • 周辺 - 1号公園、イベント広場

おもな施設[編集]

福野文化創造センターヘリオス[編集]

エントランス

毎年5月1日から3日に渡り、当施設がある福野町で行なわれる福野夜高祭夜高大行燈1基が、開設当初より常設展示されており、現在の夜高行燈は3代目でいずれも横町が手掛けたものである。

1996年(平成8年)には神戸市にも遠征した2代目に、2015年(平成27年)12月22日には現在の3代目に19年ぶりに改修された[5]

  • 大行燈 - 1基
    • 高さ: 約8m(通常祭礼で練り廻すものより約1.5m高い)
    • 山車: 唐獅子と牡丹の花、吊物: 前- 扇と松竹梅で飾った酒樽、後- 鼓太鼓 (電球 約230個)
円形劇場ヘリオス

当館の中心的施設で、昇降設備により6分割にフレキシブルレイアウトできる円形ステージ(舞台)となっている。また1階観客席は可動式になっており、舞台と観客席を収納することによって大きな展示スペースとなる[6]

  • 舞台 - 床面多面割昇降機構付
  • 観客席 - 1階・377席(可動式)2階・236席[6]
  • 楽屋
創造の空間アートスペース
  • アートスペース、データスペース
スタジオM&D
  • スタジオ M(音楽室)、スタジオD(舞踊室)
学習室
  • セミナールーム A・B・C(一体での使用可)、ミーティングルーム、控室
南砺市立福野図書館(2階)
茶室「芝水庵」
アトリエ
  • アトリエ A(美術室)、アトリエ C(工芸室)
軽食・喫茶室

利用案内[編集]

  • 開館時間 – 9:00〜21:30
    • 図書館は、平日9:30〜19:00、土曜・日曜日・祝日は9:30〜17:00
  • 休館日 – 毎週火曜日(但し祝日の場合は翌日)、12月29日から翌年の1月3日まで
    • 図書館は、上記に加え毎月第4木曜日(但し祝日の場合は翌日)と蔵書点検の期間

分館「喜知屋」[編集]

寄贈された町屋を改装した建物で、施設名は寄贈した家主の名前から名付けられたものである。茶室などがあり会議や催事などで一般の利用が可能である。また、2連続きの土蔵は改装し美術館になっており、南砺市所蔵の美術品を展示している。

利用案内[編集]

  • 開館時間 – 13:00〜17:00
  • 休館日 – 毎週火曜日、年末年始
  • 入館料 – 100円(中学生以下は無料)

脚注[編集]

  1. ^ 『目で見る 砺波・小矢部の100年』(1993年12月13日、郷土出版社発行)164頁。
  2. ^ 日経アーキテクチュア編『巨匠の残像 - 「建築」を拓いた17人の遺風』日経BP社、2007年。ISBN 978-4822204969 
  3. ^ JAFRAアワード(総務大臣賞)発表(地域創造 2006年12月10日)
  4. ^ 『文化創造の複合施設完成 福野 茶室、ハイテク図書館も きょう待望の開館式』富山新聞 1991年3月3日付20面
  5. ^ 『シンボルの夜高行燈新調 福野文化創造センター展示 19年ぶり横町が担当』北日本新聞 2015年12月23日21面
  6. ^ a b 『富山大百科事典 下巻』(1994年8月1日、北日本新聞社発行)760頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]