福居典美

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福居 典美
基本情報
別名 TENBI
生誕 ????8月5日
出身地 日本の旗 日本 東京
ジャンル 民謡
ワールドミュージック
アンビエント
チルアウト
ダンス・ミュージック
ポップ・ロック
担当楽器 津軽三味線
レーベル YAMAHA
共同作業者 斉藤英夫(プロデュース)
木村貴志(プロデュース)
公式サイト FUKUI TENBI

福居 典美(ふくい てんび)は、日本の女性津軽三味線奏者、福居流師範

東京都生まれ、身長 172cm。祖母、父の影響により民謡・和楽器という音楽の環境に育ち、津軽三味線福居流家元「福居典大」に師事し、福居流師範「福居典美」を襲名。

第三回公益財団法人日本民謡協会主催津軽三味線全国大会にて弟(福居一大)と共に優勝・準優勝。2年連続で女性のトップとなる。日本を中心とした世界各国での演奏の他、数多くの客演やテレビコマーシャルでの演奏を行なっている。

概要[編集]

これまでにソロ作品を含み4枚のアルバムをリリースした他、和楽器アーティストの作品などに客演として参加することもある。2014年、TENBIとしてコラボレーション作品"FIRE"をYOUTUBEで発表。音楽プロデューサーの木村貴志(t-kimura)が楽曲を制作し、ミュージックビデオの監督には映画監督の北村龍平を迎え、演出には華道の勅使河原会家元である勅使河原城一、スタイリストにはファッションデザイナーの中里唯馬などが参加した。この際に木村貴志は個人のフェイスブック上で福居を「演奏の素晴らしさだけでなく、民謡からロック、最先端のダンスミュージックまで様々な音楽に精通していることに驚いた」と評価している。2016年よりglobeマークパンサーが率いるダンスミュージックユニットのEDOに参加。日本の古典的な歌曲、荒城の月(Moon over the Ruined castle)などを演奏し、世界111カ国でリリースされた。

2017年、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが開発を行ったPlayStation 4のゲーム『LET IT DIE』にEDO feat TENBIとして参加、楽曲"LET IT DIE"を提供した。この曲を含むユーチューブでの映像の総再生数は2週間で100万再生を超えた。

同年の11月、Orbitribeに加入。般若心経を導入したサイケデリックトランス曲の"MUGEN"、続いて"ADA SAKURA"をリリース。この2曲では津軽三味線の演奏に加え、ボーカルも披露している。

2018年、勝新太郎が生前に残した演奏音源を使用し、再構築した作品などを集めた勝新太郎 のコンセプトアルバム"THE BLIND SWORDMAN〜侠"に楽曲参加。

2019年11月、民謡のリメイク活動において復興三部作としてリリースされた"会津磐梯山2020"が7ヵ国のテレビ番組のエンディングで起用されることを発表。起用した国はフランス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、ベトナム、日本。日本の民謡が7カ国のテレビ番組で使用された前例はない。

2019年12月、"会津磐梯山2020"が好評につき各国でのオンエア期間が延長されると発表。

2020年2月19日、羽田空港国際ターミナルにて開催されたオリンピック公式イベントにて東京五輪公式応援ソング"Make the Beat"の津軽三味線バージョンを披露。

来歴[編集]

2016年2月、EDOがAIZU BANDAISAN(会津磐梯山)を111カ国でリリースすることを切っ掛けとし、衆議院議員の菅家一郎、プロデューサーの木村貴志らともに会津若松市市長の室井照平を表敬訪問。会津若松文化振興財団事業委員長で会津民謡協会の会長・森川玄翠会津若松観光ビューロー理事長の渋川惠男とも懇談。日本の地域に根づいた伝統的な音楽を、現代的なダンスミュージックに乗せて発信し、日本や地域観光に結び付けたいとするユニットの思いを伝えた。

2016年3月、マーク・パンサーとともに福島県知事・内堀雅雄を表敬訪問。知事より福島県を世界に伝えるEDOの活動に感謝の意が伝えられた。この訪問は全国のニュースサイト以外に地元新聞やテレビなどでも報道された。ミュージックビデオはCGを中心としながらも、数十年にわたって福島の映像を撮り続けてきた菅野隆夫の映像が含まれている。

2016年4月、菅家一郎と木村貴志とともに日本政府観光局(JNTO)の理事長・松山良一を表敬訪問。音楽とインバウンドに関する談義と津軽三味線の演奏を披露した。

人物[編集]

フェイスブック、ツイッターなどのSNS活動はほとんど行っていない。

ファッション(衣装)

演奏の際の衣装は和装に限らず洋装の場合もある。

映画監督の北村龍平のパーティーでは黒い革のジャンプスーツで演奏した。

演奏

iRig MicというマイクとiPhoneを使用してを自ら三味線のレコーディングを行うこともある。

作品[編集]

REBIRTH(アルバム)

  1. CALLING
  2. 時の輝き
  3. 紫 桜
  4. SAMAND 〜再生〜
  5. 夢見る涙
  6. TWILIGHT
  7. ENERGY
  8. 大地への想い
  9. 導き

みだれ弾き福居典美・一大ベスト(アルバム)

  1. YATSUGATAKE -みだれ弾き-
  2. 津軽あいや節
  3. 津軽じょんがら節 -曲弾き
  4. ねぶた
  5. 津軽じょんがら節
  6. 津軽じょんがら節
  7. 十三の砂山
  8. 津軽小原節

1/f(アルバム)

  1. POLYUSHKO POLE
  2. 津軽あいや節
  3. SCARBOROUGH FAIR
  4. 津軽小原節
  5. 十三の砂山
  6. 津軽じょんがら節-曲弾き-
  7. Bred dina vida vingar
  8. YATSUGATAKE-みだれ弾き

ラプソディ(アルバム)

  1. 山笑ふ
  2. ねぶた
  3. 立待月
  4. 津軽じょんがら節(福居一大ソロ)
  5. 津軽じょんがら節(福居典美ソロ)
  6. 加茂の流れに
  7. ラプソディ
  8. ララバイ

勝新太郎 THE BLIND SWORDMAN

  1. CALLING


(EDOとして)

AIZU BANDAISAN

  1. AIZU BANDAISAN - EDO feat TENBI

Moon over the Ruined Castle

  1. Moon over the Ruined Castle - EDO feat TENBI

LET IT DIE (PlayStation 4 GAME "LET IT DIE" SOUND TRACK)

  1. LET IT DIE - EDO feat TENBI


(Orbitribeとして)

MUGEN -般若心経- ADA SAKURA


(民謡2020シリーズ)

田原坂 (2019年7月15日リリース)

  1. TABARUZAKA ~The Last Samurai

黒田節 (2019年9月13日リリース)

  1. 黒田節

ドドサイ節 (2019年10月17日リリース)

  1. ドドサイ節

会津磐梯山 2020 (2019年11月21日リリース)

  1. 会津磐梯山 2020"

(アメリカ、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、

タイ、ベトナム、日本で放送されているTV番組

"Esprit Japon" エンディングテーマ)

ライブ[編集]

イギリス・ロイヤルバードホール公演

アメリカ・ワシントンDC公演

FIFAガラディナー」in BUSANゲスト出演

FIFA ワールドカップTM決勝前夜祭出演

愛・地球博上海万博

日本総領事館主催の日本とインドの交流記念コンサート出演

(津軽三味線奏者として初のインド4都市公演)

米国発信のEDMフェスティバルのNIGHT NATION RUNにEDOとして出演

2020年2月19日 羽田空港国際ターミナルで開催されたオリンピック公式イベントで

東京五輪公式応援ソング "Make the Beat"の津軽三味線バージョンを披露。

他多数

外部リンク[編集]