神戸移住センター
神戸移住センター(こうべいじゅうセンター)は、兵庫県神戸市にあった外務省管轄の施設。
概要[編集]
南アメリカへの移住者が渡航前の研修や準備を行う施設として、1928年に国立移民収容所の名称で設置された。建物は鉄筋コンクリート5階建てで設計者は置塩章である。建物内のデザインは移民船の内部に似せて作られており、宿泊施設の他に教習室、診療所、集会所等が設けられていた。1週間(開所時)の宿泊期間中に予防接種等の準備・研修が行われた。開所当時の建物が現存しており、2009年より神戸市立海外移住と文化の交流センターとして用いられている。
沿革[編集]
- 1928年 国立移民収容所開所
- 1932年 神戸移住教養所と改称
- 1941年 閉鎖
- 1952年 神戸移住斡旋所として再開
- 1964年 神戸移住センターと改称
- 1971年 閉所
外部リンク[編集]
- “コラム「国立神戸移民収容所(神戸移住センター)」”. 国立国会図書館. 2012年5月5日閲覧。
- “移住ミュージアムのご紹介(神戸・観光名所)|財団法人日伯協会 - 日本とブラジルの架け橋 since 1926”. 財団法人日伯協会. 2012年5月5日閲覧。
- “海外移住と文化の交流センター”. 神戸市立海外移住と文化の交流センター. 2012年5月6日閲覧。
- “神戸大学 電子図書館システム”. 神戸大学. 2012年5月6日閲覧。