石川清 (精神科医)

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石川 清(いしかわ きよし、1924年 - )は、日本精神科医。元東京大学講師。

略歴[編集]

士族の末裔。祖父は戦艦三笠軍医長で、父も信州大学医学部附属病院初代病院長という医家の三代目。

日比谷高校から東大医学部へ進学。松沢病院インターンの時期に白木博次ロボトミー手術を目撃[1]

1960年3月、東京大学医学博士 論文の題は「妄想の研究 : 現象学的了解心理学的考察」[2]

1971年、日本精神神経学会評議員として、東大教授で元同会理事長の臺弘を、人体実験の件で告発し、赤レンガ闘争を引き起こす[3]連合赤軍のリーダー森恒夫を病棟内に宿泊させたこともあるとも語っている[1]

著作[編集]

翻訳[編集]

  • 『精神医学小史』(エルヴィン・ハインツ・アッカークネヒト、医学書院) 1976.12

関連項目[編集]

  • 臺実験 - ロボトミー手術に便乗して臺弘が行った、患者からの許諾のない脳組織の採取実験

出典[編集]

  1. ^ a b 「ドキュメント東大精神病棟」 サンケイ新聞東大取材班(光風社書店)
  2. ^ 博士論文書誌データベース
  3. ^ http://blog.m3.com/yonoseiginotame/20100305/4

外部リンク[編集]