真光寺 (松本市)

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真光寺
所在地 長野県松本市梓川上野1918
位置 北緯36度12分29.4秒 東経137度49分58.5秒 / 北緯36.208167度 東経137.832917度 / 36.208167; 137.832917座標: 北緯36度12分29.4秒 東経137度49分58.5秒 / 北緯36.208167度 東経137.832917度 / 36.208167; 137.832917
山号 西牧山
宗派 曹洞宗
本尊 木造阿弥陀如来像
札所等 松本三十三観音霊場11番
文化財 木造阿弥陀如来及び両脇侍像(重要文化財)
法人番号 5100005006250 ウィキデータを編集
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真光寺(しんこうじ)は、長野県松本市梓川上野にある曹洞宗寺院上野のお庚申様として知られる。山号は西牧山。

歴史[編集]

信府統記』によると、高野山金剛頂院の末寺で鎌倉時代建仁年間に創建、室町時代天文15年に滋野讃岐守貞兼(滋野氏流西牧氏)により中興された。元禄10年(1697年)の書上によると、阿弥陀堂、六地蔵、仁王門、鐘堂、庚申堂、舞殿、観音堂、客殿などがあった。明治15年(1882年)に再興し、永平寺の末寺となった。

初庚申[編集]

かつては、初庚申の日に達磨を売る店舗が盛大に並んだ。今でも各地から参拝者が多く集まる。

文化財[編集]

重要文化財
  • 木造阿弥陀如来及び両脇侍像
檜材の寄木造、漆箔。金箔は一部に残るのみ。鎌倉時代の作風を示し、中尊像内に1203年建仁3年)の銘がある。両脇侍像のうち勢至菩薩像は中尊阿弥陀如来像とほぼ同時期の作と推定されるが、観音菩薩像は室町時代に作られたものと推定される。1937年昭和12年)、重要文化財(当時の国宝)に指定された。

交通アクセス[編集]

アルピコ交通上高地線(通称・松本電鉄)波田駅から車で10分。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]