白川昌生

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白川 昌生(しらかわ よしお、1948年1月27日[1] - )は、美術家、美術評論家。本名、白川芳夫[1]群馬県立女子大学前橋工科大学講師。

経歴[編集]

福岡県戸畑市(現・北九州市戸畑区)に生まれる[2]九州産業大学芸術学部中退[2]。国立デュッセルドルフ美術大学卒業(マイスター)[3]フランスドイツで作家活動を行った後[2]、1983年帰国[2]。1993年、地域と美術をつなぐ美術活動団体「場所・群馬」を創設[3]

2017年、自身の作品「群馬県朝鮮人強制連行追悼碑」が群馬県立近代美術館の企画展「群馬の美術2017」への出品を取り消された[4]。美術館側の対応に対して、白川は「同館の対応は、作家の権利と公共の利益を省みない不当な判断であると考えます」と抗議した[4]。後日、同作品は渋川市のギャラリーで展示された[4]

著書[編集]

  • 『白川昌生作品集』現代企画室 1995
  • 『美術、市場、地域通貨をめぐって』水声社 2001
  • 『美術・マイノリティ・実践 もうひとつの公共圏を求めて』水声社 2005
  • 『美術・記憶・生』水声社 2007
  • 『美術館・動物園・精神科施設』水声社 2010
  • 『西洋美術史を解体する』水声社 2011
  • 『贈与としての美術』水声社 水声文庫 2014

共編著[編集]

論文[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.481
  2. ^ a b c d 現代美術作家 白川 昌生 さん | 朝日ぐんま - 群馬のコト、知りたくなる AGnext -”. 朝日ぐんま (2018年4月20日). 2022年8月18日閲覧。
  3. ^ a b 白川昌生”. 美術手帖. 美術手帖. 2022年8月18日閲覧。
  4. ^ a b c 出品取り消しの白川昌生《群馬県朝鮮人強制連行追悼碑》、 4月に群馬県で初展示へ”. 美術手帖. 美術手帖. 2022年8月18日閲覧。

外部リンク[編集]