田中義人

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田中 義人
出生名 田中 義人
生誕 (1973-09-02) 1973年9月2日(50歳)
出身地 日本の旗 日本 北海道
学歴 東海大学付属第四高等学校
ジャンル J-POP
職業 ギタリスト音楽プロデューサー
担当楽器
活動期間 1999年 -
配偶者 松田理奈 (2012年 - 2018年) Azumi(2006年 - 2009年)
公式サイト yoshitotanaka.com

田中 義人(たなか よしと、1973年9月2日 - )は、日本ギタリスト音楽プロデューサー北海道札幌市出身。

来歴[編集]

1983年、小学5年時にマイケル・ジャクソンの『スリラー』に影響されて音楽にのめり込む[2]
1987年、中学3年時に従兄の影響でギターを始める[2]
高校時代にスラッシュメタルバンド『グスタフ』に加入、メンバーには後にLOUDNESSに加入した鈴木政行も在籍[2]。大学中退後、地元でヤマハ音楽教室でギター講師をしていた。
1997年11月にプロを目指し上京。
1999年木村佳代子の推薦でMonday満ちるのバンドへ参加し、バンマスだったGENTAの推薦からbirdのツアーギタリストを務め始める。birdのプロデューサーであった大沢伸一とはその縁で出会う[2]。サックス奏者のルー・タバキンと競演。
2000年、大沢伸一主宰のプロジェクトMONDO GROSSOに参加。同年6月にリリースされたアルバム『MG4』の大沢と共同プロデュースを手がける。また、この頃、プロデュース・チームでの活動が目立つようになる。"Sleepy Tonge"(大沢伸一《MONDO GROSSO》 、野崎良太《Jazztronik》)では椎名林檎の兄である椎名純平を、"majestic12"(野崎良太 《Jazztronik》)ではJAFROSAX唐沢美帆等を手掛けた。
2004年森山良子 “US Jazz Live Tour2004”に島健(piano)カルテットのメンバーとして参加し、NY Blue Note公演にてマイケル・ブレッカー(sax)と競演。
2006年、ピアニスト・塩谷哲のアルバム『Hands of GUIDO』(グイードの手)を塩谷と共同プロデュース。アルバムの約半数の楽曲で作曲・共作にも関わる。
2007年よりスガシカオのサポートバンド「FUNK FIRE」に参加(~2015年)。
2013年2月13日、1st Album『THE 12-YEAR EXPERIMENT』をリリース。
2014年、BamBasic Effectribeよりオーバードライブエフェクター「YT-902」を発表。初回18台[3]、2回目30台[4]を販売。
2017年10月11日、2015年頃から局所性ジストニアを患い、その後の手術と約1年にわたるリハビリテーションを行ったことで、再起できるようになったことをオフィシャルブログにて公表[5]2018年8月6日からは闘病記を日本経済新聞日曜日付の医療・健康面に連載した[6]
2018年8月4日、配信限定『Smells Like 44 Spirit』をリリース。スガシカオが歌う『Smells』がSpotifyの2018年8月13日付バイラルチャートで1位を獲得[7]
2019年3月31日の『関ジャム』(テレビ朝日)にて、「プロが本気で選んだ!!カッコいいギタープレイ20選」に、レコーディングに参加した『夏の思い出』が選出。9月23日東京カリ〜番長のギター主任に就任。
2021年12月8日、2nd Album『TIME』をリリース。

参加バンド・グループ・プロジェクト[編集]

現在活動しているグループ[編集]

TOO-HIGH
  • 札幌時代に結成。メンバーは扇谷研人(Kb)、山田章典(B)、田中栄二(Dr)
なお、TOO-HIGH Plusでは上記メンバーに松田肇(G)と松本圭司(Kb)が加わる。
C.C.KING
2012年6月15日、1st Album『C.C.KING』をリリース。
2015年1月22日、2nd Album『C.C.KING II』をリリース。
URBAN GROOVE-FITTERS
2019年2月7日、『OFFICIAL BOOTLEG Vol.1』をリリース。以後Vol.5までリリース。
Flick&Slide
  • 2018年結成。メンバーは大江康太(G)、林あぐり(B)、稲田一朗(Dr)
NU/NC(ヌンク)
2020年1月16日、『recollection/或る風景の記憶』をリリース。
ファンクザウルス
  • 2023年2月26日結成。ギターザウルスというメンバーネームで活動。
メンバーはボスザウルス(スガシカオ、Vo)、ベースザウルス(坂本竜太、B)、シンセザウルス(Gakushi、Key)。

過去に活動していたグループ[編集]

Bossa Pianikita
  • 1998年結成。メンバーはピアニカ前田(ピアニカ)、坂田学(Dr)、宮田まこと(G.Gt)[8]
2001年7月18日、1st Album『EL CIELO』をリリース。
2003年9月3日、2nd Album『ピアニダージ』をリリース。
SUPER SALT BAND
2013年4月3日、塩谷哲名義で『Arrow of Time』をリリース。

ギタリストとして参加した主な楽曲[編集]

Spotifyのコラボプレイリスト、Yoshito Tanaka / 田中義人 plays;[9]を参照。

ギタリストとして参加した主なライヴツアー[編集]

関連項目[編集]

他の音楽プロデューサー、音楽家、並びにDJとも親交が厚い。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Interview|田中義人『TIME』変わる時代と変わらないトーンギターマガジン公式 2022年3月2日(2022年4月6日 閲覧)
  2. ^ a b c d Player2013年5月号『DEAR MY PARTNER』株式会社プレイヤー・コーポレーション、2013年4月2日、141-147頁
  3. ^ “YT-902(Limited Edition #3 - #20)”. https://bambasic.exblog.jp/21416769/ 
  4. ^ “YT-902(Limited Edition #23 - #52)”. https://bambasic.exblog.jp/22512755/ 
  5. ^ “【手術から一年】違和感〜発症まで”. https://ameblo.jp/yoshitotanaka/entry-12318505801.html 
  6. ^ ギタリスト 田中義人さん(1)”. 日本経済新聞 (2018年8月6日). 2023年6月1日閲覧。
  7. ^ 8月13日付のSNS人気曲ランキング1位田中義人。ピックアップにシド、showmore | Spotifyデイリーバイラルチャート”. プレイリスト&カルチャーメディア | DIGLE MAGAZINE (2023年2月2日). 2023年6月1日閲覧。
  8. ^ Guitar Magazine2001年11月号『セッションギタリスト最前線~注目の腕利きプレイヤー8人に急接近』株式会社リットーミュージック、2001年10月13日、32頁
  9. ^ Yoshito Tanaka / 田中義人 plays;Spotifyコラボプレイリスト(2023年3月23日 閲覧)

外部リンク[編集]