猪熊建夫

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猪熊建夫(いのくま たてお、1944年 - )は、東京都出身の記者ジャーナリスト経営コンサルタント。専門はメディア論コンテンツ産業論学校教育

略歴[編集]

1944年に東京都で出生。東京都立大学附属高等学校を卒業後、早稲田大学政経学部政治学科を中途退学し、京都大学農学部農林経済学科に転学した。

大学を卒業後、1970年に毎日新聞社に入社して記者となる。主に経済分野を歩み、仙台支局を経て、1974年に東京本社経済部記者として大蔵省農林水産省日本銀行などの官公庁、民間業界の取材を担当した。1988年に東京本社経済部副部長(デスク)に就任。

1990年に毎日新聞を退職後、船井総合研究所に入所し、経営コンサルタントとなる。同研究所の取締役、関連会社の船井キャピタルおよび船井コーポレーションの代表取締役社長を歴任。1998年に映像制作業界に転出後は、番組プロダクションの(株)オフィス・ラフト、映像制作会社の(株)釣りビジョン、映像情報調査の(株)社会情報研究所の各代表取締役社長、21LADYのIR担当取締役、教育関連のNPO法人役員、拓殖大学客員教授などを務めた。[1]

日本記者クラブ、日本エッセイスト・クラブ、一般社団法人ディレクトフォース・アカデミー部門などに会員として所属し、フリージャーナリストとして執筆活動を展開する。メディア論のほか、教育関連についても言及し、週刊エコノミストサンデー毎日週刊ダイヤモンドなどに記事を執筆。2012年から2018年に週刊エコノミストに連載した「名門高校の校風と人脈」を書籍として出版した。[2]

著述[編集]

  • 『日本のコンテンツビジネス』新風舎.2005.12
  • 『新聞・TVが消える日』集英社新書.2009.2
  • 『ジャーナリズムが滅びる日』花伝社.2011.1
  • 『名門高校100』河出書房新社.2018.8
  • 『伝統高校100東日本篇』武久出版.2019.11
  • 『伝統高校100西日本篇』武久出版.2019.11

参考文献[編集]

他、書籍著者紹介など。

脚注[編集]

  1. ^ 『日本のコンテンツビジネス』著者紹介 猪熊建夫”. 紀伊国屋書店. 2022年9月21日閲覧。
  2. ^ メンバーズ・メッセージ 猪熊建夫2020.3.4”. 一般社団法人ディレクトフォース. 2022年9月21日閲覧。