焼いてるふたり
焼いてるふたり | |
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ジャンル | 恋愛漫画、料理漫画 |
漫画 | |
作者 | ハナツカシオリ |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | モーニング |
レーベル | モーニングKC |
発表号 | 2020年43号 - |
発表期間 | 2020年9月24日[1] - |
巻数 | 既刊14巻(2024年3月22日現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『焼いてるふたり』(やいてるふたり)は、ハナツカシオリによる日本の漫画作品。『モーニング』(講談社)にて、2020年43号から連載中[1]。静岡県浜松市を舞台とした作品である[2]。2024年4月時点で電子書籍を含む累計発行部数が100万部を突破している[3]。
あらすじ[編集]
東京に住むエンジニアの福山健太とデザイナーの山口千尋は共に恋愛に関しては奥手な者同士。そんな2人はマッチングアプリをきっかけに出会い、時折一緒に食事へ行く仲にまで進展するも、その矢先に健太は浜松市への転勤を命じられてしまう。せっかく出会った千尋との別れを覚悟する健太だったが、千尋も短期間で健太と別れたくないという思いを打ち明け、健太に対し突然結婚したいと切り出す。唐突な千尋の提案に驚きつつも、健太もそれを受け入れる。こうして交際期間ほぼゼロのまま夫婦となった2人は、東京と浜松をお互いに行き来しながらの週末婚という形でBBQをはじめとした主にアウトドアでの料理を楽しみながら仲を深めていく。
登場人物[編集]
主人公[編集]
- 福山健太
- メーカーエンジニアで、趣味はBBQ。恋愛には奥手で、そんな状況を打破しようと友人の勧めでマッチングアプリを始める。しかし結果は散々で、千尋と出会うまでに2回デートの約束をすっぽかされている。満を持して臨んだ3回目のデートにも相手が現れず、諦めて店を出たタイミングで、デートの相手である千尋と対面する。急遽入った焼肉屋で千尋と打ち解け合い、互いの連絡先を交換。その後、何度か食事に行き親睦を深めるも、ある日突然会社から浜松市への転勤を命ぜられる。一度は千尋との進展を諦めて別れを告げるが、結婚を申し込んで来た千尋の気持ちを受け入れ晴れて夫婦に。週末のアウトドアを楽しむ際は、千尋を喜ばせようと頑張り、豊富な知識でリード役に回ることも多い。
- 山口千尋→福山千尋
- 広告会社に勤務するデザイナー。外見は一見クールだが、健太に突然の結婚を申し込むなど情熱的な側面もある。当初は東京で勤務しながら週末は健太に会いに東京と浜松を往復するという生活を続けていたが、その後退社・独立して健太と浜松で同居することを決意、第4巻収録の33話でついに浜松市に移住。父親は大学教授で、早くに母親を亡くし、一人娘として男手一つで育てられた。
その他登場人物[編集]
- 伏見
- 千尋の勤務していた広告会社の上司。千尋を自分の妹の様にかわいがり、彼女の退社・独立後も協力を約束してくれている。健太のことを「BBQメガネ」と呼ぶ。
- 宇佐美
- 千尋の勤務していた広告会社の元上司。現在は退社・独立しているが、やはり千尋への協力は申し出ている。
- 戸田
- 健太が東京に住んでいた頃の会社の同期。健太が浜松に異動して後も、恋愛に奥手な健太からアドバイスを求められることが多い。
- 三船
- 浜松に住む健太の会社の後輩。新婚の健太を羨ましく見ている一方、幼馴染みの莉奈に片思いされて困惑中。
- 莉奈
- 健太の会社の後輩・三船の幼馴染み。浜松に移住後、第4巻・34話で自動車教習所に通い始めた千尋と出会う形で初登場、その後三船の知り合いと判明。三船を「みっくん」と呼び片思い中。
評価[編集]
ライターの花森リドは本作を「おいしそうな題名」であると述べている[4]。内容については、自宅のコンロでも作れるようなレシピや使用する道具を紹介しており、登場人物の人柄も合わせて「優しくて信頼できる漫画」だと評価している[4]。
また、静岡県浜松市の鈴木康友市長が、同市ホームページの2021年6月号のコラム欄において、当作品誕生経緯の裏話および魅力に触れ、また内容を引用しての市の魅力発信を呼び掛けている[5]。
書誌情報[編集]
- ハナツカシオリ『焼いてるふたり』講談社〈モーニングKC〉、既刊14巻(2024年3月22日現在)
- 2020年12月23日発売[6][7]、ISBN 978-4-06-521539-5
- 2021年3月23日発売[8]、ISBN 978-4-06-522386-4
- 2021年6月23日発売[9]、ISBN 978-4-06-523487-7
- 2021年9月22日発売[10]、ISBN 978-4-06-524558-3
- 2021年12月23日発売[11]、ISBN 978-4-06-526256-6
- 2022年3月23日発売[12]、ISBN 978-4-06-526996-1
- 2022年6月22日発売[13]、ISBN 978-4-06-528053-9
- 2022年9月22日発売[14]、ISBN 978-4-06-529019-4
- 2022年12月22日発売[15]、ISBN 978-4-06-530009-1
- 2023年3月23日発売[16]、ISBN 978-4-06-530860-8
- 2023年6月22日発売[17]、ISBN 978-4-06-531823-2
- 2023年9月22日発売[18]、ISBN 978-4-06-532838-5
- 2023年12月21日発売[19]、ISBN 978-4-06-533775-2
- 2024年3月22日発売[20]、ISBN 978-4-06-534921-2
イベント[編集]
2022年9月22日から10月23日まで、単行本第8巻の発売を記念して、静岡県浜松市にある浜名湖サービスエリアとコラボレートし、イベントを開催した[2]。
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ a b “マッチングアプリで出会った夫婦がBBQを通して仲を深めていくモーニング新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年9月24日). 2021年6月28日閲覧。
- ^ a b “「焼いてるふたり」8巻発売を記念し浜名湖SAとコラボ、ハナツカシオリ初サイン会も”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年9月1日). 2022年9月1日閲覧。
- ^ 『モーニング』2024年18号、講談社、2024年4月4日。表紙より。
- ^ a b “結婚したら奥さんと庭でBBQ(夢)! おいしい肉の焼き方教えます!!”. 講談社コミックプラス. 講談社 (2021年1月23日). 2021年6月27日閲覧。
- ^ “市長コラム(2021年6月号)”. 浜松市 (2021年6月5日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “マッチングアプリで運命の出会いを果たした夫婦の週末新婚BBQライフ「焼いてるふたり」”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年12月23日). 2021年6月28日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(1)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年6月27日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(2)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年6月27日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(3)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年6月27日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(4)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年9月22日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(5)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年12月23日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(6)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年3月23日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(7)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(8)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(9)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年12月22日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(10)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年3月23日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(11)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年6月22日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(12)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年9月22日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(13)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年12月21日閲覧。
- ^ “焼いてるふたり(14)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年3月22日閲覧。