津村まこと

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つむら まこと
津村 まこと
プロフィール
本名 津村 由美枝(つむら ゆみえ)[1]
性別 女性
出身地 日本の旗 日本北海道札幌市[2]
生年月日 (1965-07-22) 1965年7月22日(58歳)
血液型 O型[3]
身長 157 cm[4]
職業 声優
事務所 青二プロダクション[5]
公式サイト 津村まこと|青二プロダクション
活動
活動期間 1990年代 -
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

津村 まこと(つむら まこと、1965年昭和40年〉[6]7月22日[5] - )は、日本女性声優青二プロダクション所属[5]北海道札幌市出身[2]

来歴[編集]

幼い時はテレビの洋画が楽しみであり、ある日、声優を養成する専門学校があると聞いて「感じた感動を見る人に伝えられれば」と少し思い、声優を志す[2]

1991年に江崎プロダクション付属養成所に入所し、1993年から2007年までマウスプロモーション(旧:江崎プロダクション)に所属[7]。マウスプロモーションを退所し、2007年から2008年9月までフリーとして活動。その後、2008年10月から2013年9月までディーカラー、2013年10月から2018年11月までアクセントを経て、2018年12月より青二プロダクションに所属[8]

ASTRO BOY 鉄腕アトム』以降、清水マリからアトム役を受け継ぐ[9]

2005年4月3日放送分より、フジテレビ系列のアニメ『サザエさん』にて、野村道子の後任で3代目・磯野ワカメ役を務めている[10]

人物[編集]

音域はE3 - C6[8]資格免許普通自動車免許[8]。趣味は散歩動物と触れ合うこと[8]

エピソード[編集]

デジモンテイマーズ』のオーディションの話を貰いデジモンシリーズのアニメを調べたが人気の高さに強い印象を受けた。『デジモンテイマーズ』の内容を知った時は、「考えた物が実現に出現するシチュエーション=野沢雅子の演じるギルモンの存在」を「素敵だ」と感じた[11]

ストーリーの内容に関しては最終回まで演じ通してから把握したが全体に難しく、最終回の部分に至っては理解できなかったがシリーズディレクターの貝澤が分かりやすいように説明を受けて面白さを感じた。改めて1話を見返したが数年たっても古臭さを感じ取れないような内容に感動した[11]

松田啓人に関しては今までの東映アニメーションのキャラ造詣とは違う形を目標にしたが、男の子キャラのデリケートらしさを表現する声優は当時は少なく、ピンと来なかったが、オーディションで啓人のキャラクターの方向性に違和感が無く、小中の意見が一致したのが彼女が選ばれた。1回目のオーディションの時点で注目して審査を通過し、テープを管理したが彼女のみテープが損失するハプニングが発生した[11]

『デジモンテイマーズ』の他の声優に関しては初対面の声優が多く、緊張したが野沢雅子がいたお陰で演じ切る事が出来た。第1話のアフレコ収録時はギルモンが登場するシーンまで緊張し野沢雅子は後ろから見守ってた[11]

それ以前に演じた男の子役は15歳ぐらいの男の子を演じた事はあるが「男の子の感覚ってどうなんだろう?」と当時は理解して無く、啓人を演じるまで男の子の本格的なイメージがわかなかった[11]

ゲーム『STREET FIGHTER III 3rd STRIKE』で登場キャラクターの一人まことを担当。10年以上の月日を経て発売された続編である『ストリートファイターIV』シリーズでも、多くのキャラクターがキャスト変更になってる中で同キャラクターを担当している。プロデューサーである小野義徳のインタビューによると、「まことはボイスで苦労したキャラクターで、土佐弁の特徴あるしゃべり方ができる人が津村しかおらず、土佐弁の講師のレクチャーを受け10数年前を思い出しながら声を入れてもらった」とのこと[12]

出演[編集]

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ[編集]

1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2021年
2022年

劇場アニメ[編集]

1997年
1999年
2001年
2002年
2003年
2005年

OVA[編集]

Webアニメ[編集]

ゲーム[編集]

1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2016年
2017年
2021年

吹き替え[編集]

映画[編集]

ドラマ[編集]

アニメ[編集]

CD[編集]

ラジオドラマ[編集]

テレビ番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『芸能手帳タレント名簿録Vol.51('16〜'17)』連合通信社・音楽専科社、2016年5月26日、466頁。 
  2. ^ a b c 「ひと 2003 復活するアニメ「鉄腕アトム」で主役の声優 津村まことさん」『北海道新聞北海道新聞社、2003年4月3日、朝刊、2面。
  3. ^ 津村 まこと – seigura.com”. 2019年6月8日閲覧。
  4. ^ 手塚治虫オンデマンドマガジン 津村まことさん編”. 手塚治虫オンデマンドマガジン(Wayback Machineによるアーカイブ). 2019年6月8日閲覧。
  5. ^ a b c 津村まこと(つむらまこと)のプロフィール・画像・出演スケジュール”. ザテレビジョン. 2019年6月8日閲覧。
  6. ^ 「こんな形で45周年が…」サザエ・加藤みどり 永井さん通夜で涙 スポニチアネックス 2014年2月3日
  7. ^ マウスプロモーション公式サイト:所属タレント”. 2007年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月9日閲覧。
  8. ^ a b c d 津村 まこと|株式会社青二プロダクション”. 青二プロダクション. 2021年2月8日閲覧。
  9. ^ 上戸彩、映画版『ATOM』アトムの声優に決定!テンマ博士は役所広司に!”. シネマトゥデイ (2009年7月22日). 2019年6月8日閲覧。
  10. ^ 「サザエさん」元フネ役・麻生美代子さん死去 声優が変わっていないのは誰?”. zakzak (2018年9月5日). 2019年6月8日閲覧。
  11. ^ a b c d e 『デジモンテイマーズ』20周年記念対談 津村まこと×関弘美”. デジモン公式ファンコミュニティ (2021年5月21日). 2021年6月4日閲覧。
  12. ^ PS3_Xbox 360「スーパーストリートファイターIV」開発者インタビュー -GAME Watch(2022年7月21日閲覧)
  13. ^ ごぞんじ!月光仮面くん”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月20日閲覧。
  14. ^ “学校の怪談”. ぴえろ公式サイト. http://pierrot.jp/archives/tv_list_2000/tv_052.html 2016年5月3日閲覧。 
  15. ^ スタッフ&キャスト”. シャーマンキング. テレビ東京. 2017年3月12日閲覧。
  16. ^ スタッフ&キャスト”. パタパタ飛行船の冒険 公式サイト. 2016年5月7日閲覧。
  17. ^ アストロボーイ・鉄腕アトム”. 手塚治虫公式サイト. 2016年5月19日閲覧。
  18. ^ a b キャラクター チョコとミント”. マシュマロ通信. 山本ルンルン/ウィーヴ・テレビ大阪・KOKO・マシュマロ通信製作委員会. 2023年4月2日閲覧。
  19. ^ 韋駄天翔”. Production I.G. 2016年7月6日閲覧。
  20. ^ Episode”. LUPIN the Third -峰不二子という女-公式サイト. 2016年6月7日閲覧。
  21. ^ 11月13日放送『牙狼 -紅蓮ノ月-』第6話より先行場面カット到着! 岩男潤子さん・津村まことさんがゲストキャストに”. アニメイトTV (2015年11月13日). 2015年11月14日閲覧。
  22. ^ えっちゃんのせんそう”. メディア芸術データベース. 2017年2月22日閲覧。
  23. ^ 夢かける高原 清里の父 ポール・ラッシュ”. メディア芸術データベース. 2016年8月4日閲覧。
  24. ^ キャラクター”. CAPCOM : ULTRA STREET FIGHTER IV 公式サイト. 2013年7月17日閲覧。
  25. ^ “PS4®『ラチェット&クランク THE GAME』限定版は映画も同梱! 日本語吹替版の収録現場に行ってきた!!”. PlayStation®.Blog. https://www.jp.playstation.com/blog/detail/3301/20160714-ratchet.html 2016年9月4日閲覧。 

外部リンク[編集]