河川工学

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河川工学(かせんこうがく、: River Engineering)とは、土木工学のうち、河川およびその流域などについて研究する工学である。

概要[編集]

土木工学のうち、非常に広範囲の分野からなる学問である。地球物理学、河川形態学、水理学、統計学、推計学、治水・利水工法、河川構造物の設計・施工、河川の維持・管理、水害時の水防、避難がある。

役割[編集]

河川工学には以下の役割があるとされている[1]

  • 水理学 - 河川を流れるや土砂などの物質の動きを科学的に明らかにする。
  • 治水 - 水や土砂の氾濫から人々の生命と財産を守る方法を明らかにする。
  • 利水 - 河川を流れる水や土砂の適切に利用する方法を明らかにする。
  • 環境 - 河道内の動植物生息空間を保全し作り出す方法を明らかにする。

出典[編集]

  1. ^ 竹林 2014, p. 3.

参考文献[編集]

  • 竹林洋史『河川工学』コロナ社〈土木・環境系コアテキストシリーズ〉、2014年1月31日。 
  • 室田明『河川工学』技報堂出版、2001年1月31日。 

関連項目[編集]