森大衛

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森 大衛(もり だいえい、本名:森 行弘[1]1965年 - )は、日本書家富山県富山市出身、富山県立富山商業高等学校卒業[2]。通称「達筆王」[3]

経歴[編集]

  • 1979年北日本新聞社が主催する書き初めコンクールで金賞を受賞するなど、幼い頃より書家としての頭角を現す。
  • 1990年 - 独立秋季展(上野の森美術館)…『掴』(秀作受賞)
  • 1991年 - 独立書展(東京都美術館)…『臨・左繍叙』(秀作受賞)
  • 1992年 -
  • 1993年 -
    • 独立書展(東京都美術館)…『不滅』(特選受賞)
    • 日本芸術書法展(銀座セントラル美術館)…『龍翔鳳舞』(世界芸術協議会大賞受賞)
  • 1995年 - 富山県展…『鐵牛』(県展賞受賞)
  • 1996年 -
    • 国民文化祭とやま'96(富山県民会館)…『九天』(教育委員長賞受賞)
    • 独立書展(上野の森美術館)…『大海若知足百川應倒流』(新鋭作家選抜)
    • 独立秋季展(上野の森美術館)…『筆龍墨海』(秀作受賞)
  • 1997年 - 独立書展…『心拳』(準会員賞受賞)
  • 1999年 - フジテレビめざましテレビ』のコーナー「松任谷由実選集五七五」にて、視聴者投稿作品の句が採用される。
  • 2000年 - フジテレビ『めざましテレビ』のコーナー「松任谷由実選集五七五」にて、視聴者投稿作品の句が採用される。
  • 2003年 - フジテレビ「笑っていいとも!」『匠のこだわり駄作はどっち?』に出演、作品『舞』二点の比較解説をする。
  • 2005年 -
    • フジテレビ『笑っていいとも!』内コーナー「目指せ!達筆王」にて、指南役として1年間レギュラー出演[4]作務衣に無精髭という独特の風貌も相まって注目される。続いて『笑っていいとも!増刊号』内コーナー「続!達筆王」にも出演する。
    • 独立書展(東京都美術館)…『瀧』出品(海外紹介作品10点に選抜)
  • 2006年 - 壮麗な絵天井で知られる奈良県當麻寺中之坊へ、人間国宝文化勲章受章作家の絵画作品群に、唯一「書」の献納を許される。
  • 2007年 - 渋谷に東京オフィスおよび書道教室を開設。
  • 2009年 - 日本テレビ「ズームイン ! ! SUPER」に出演し、「書道ガールズ甲子園」審査およびコーナータイトルを揮毫。
  • 2010年 -
    • 奈良密教青年会30周年記念講演会(奈良遷都1300年特別行事)にて『書の視点から見た弘法大師・空海』と題し講演。
    • 「いちばん親切な般若心経の教科書」監修:丘山新、書指導:森大衛(新星出版社)発売。
  • 2011年 -「2011.3.11 東北・東日本大震災支援ライブ "とどけよう"vol.1」(福井 フェニックス・プラザ)に書を提供。
  • 2012年 - 第60回記念 独立書展(国立新美術館)…『国土巌浄』(会員賞受賞)
  • 2014年 -
  • 2015年 - 愛媛県新居浜市あかがねミュージアムにて開館記念講演。
  • 2016年 - 毎日書道展(国立新美術館)…『起』(毎日賞受賞)
  • 2017年 -
    • 東京都立光明学園の校名および校訓を揮毫。
    • 毎日書道展(国立新美術館)…『洲』(秀作受賞)
  • 2018年 - 毎日書道展(国立新美術館)…『久壽玉』(毎日賞受賞)
  • 2019年 - 大相撲朝乃山化粧まわしの文字「愛と正義」を揮毫。朝乃山は富山商業高校の後輩にあたる[2]
  • 2023年 -
    • 大相撲・朝乃山の化粧まわしの文字「剱」を揮毫[5]
    • 書道教室の石川支部(石川教室)を石川県羽咋市に開設[3]

人物[編集]

  • 小中高生の教育書道からデザイン書道、芸術書道まで様々な書芸術に精通し、タイトル文字、商品名、屋号、広告用ロゴなども手掛ける[3]。ミュージシャンとの共演やファッション誌への作品提供などの経験もある[6]
  • ヒゲ茶髪がトレードマーク。ヒゲを生やしているのは、ヒゲが濃く毎日剃るとカミソリ負けしてしまうためだという[7]
  • 2004年の春に「笑っていいとも!」から出演のオファーが来た際には、東京に有名な書家が沢山いるにもかかわらず富山に住む自分がオファーされたことに驚き、「新手の振り込め詐欺かと思った」という[8]
  • 「書道が嫌い」と語っているが、「嫌いだからこそ、カッコイイもの、美しいものにこだわって作品を発表していけたら」「嫌いだからこそ見つけられるものがある」とも述べている[1][9]。また、「書は人なり」という考え方にも疑問を持っており、「僕と僕の右腕は別人格」と語っている[8]

メディア出演[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

講演[編集]

など

イベント・ワークショップ等[編集]

など

雑誌・書籍など[編集]

自著[編集]

  • 「目指せ!達筆王〜すぐに上達する132のコツ〜」(2006年3月、扶桑社
  • ヒゲMEN We love "Hige"(2006年10月、双葉社
  • 森大衛のなるほど書道入門(全3巻、汐文社

監修・掲載[編集]

  • 「目指せ!達筆王」監修(フジテレビ出版) 
  • 「森大衛のなるほど書道入門」全3巻(汐文社)
  • 「刃-Jin-」にて“森大衛の一筆入魂”連載(小池書院)
  • 「MISTY」にて“森大衛の魂の一文字”連載(実業之日本社)
  • 「いちばん親切な般若心経の教科書」監修:丘山新、書指導:森大衛(新星出版社)
  • 「ザ テレビジョンZoom!!」(角川マーケティング)にて嵐の大野智と対談
  • 「Can cam」「女性セブン」(小学館)
  • 「MORE」(集英社)
  • 「Pen」(阪急コミュニケーションズ)
  • 阪急情報紙「TOKK」
  • 「Goods Press」(徳間書店)
  • 「STORY」(光文社)
  • 「HERS」(光文社)
  • POPEYE」(マガジンハウス)
  • 別冊宝島「AKB48推し!」(宝島社)
  • 「MONOQLO」(晋遊舎)
  • VOGUE」VOGUE NIPPON)
  • 日経ビジネス」(日経BP社)
  • 「日経レストラン」(日経BP社)
  • 「GLAMOROUS」(講談社)
  • 「ダーナ」(佼成出版社)
  • 「和型-YAMATO STYLE」(SEIBIDO MOOK)

など

広告・題字・商品名など[編集]

など

役職[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b <なんでもありは結局なんにもない> インタビュー「墨」 本人公式サイト、2024年1月7日閲覧。
  2. ^ a b 愛と正義の化粧まわし 朝乃山 富山後援会、2019年12月31日
  3. ^ a b c 【石川・羽咋】自分らしく書道を楽しめる「森大衛 書道教室 石川支部」がOPEN!編集部が体験【PR】 週末、金沢。、2023年6月25日
  4. ^ a b c d e f プロフィール Profile 本人公式サイト、2024年1月7日閲覧。
  5. ^ 朝乃山、故郷に感謝の土俵入り 化粧まわしに思い込め 富山新聞DIGITAL、2023年1月9日
  6. ^ 森 大衛 もり だいえい 株式会社PREGIO、2024年1月7日閲覧。
  7. ^ 筆者もっと遠影 森大衛の一筆入魂“書道神経を磨け”(本人ブログ)2008年3月1日
  8. ^ a b <僕と僕の右手は別人格> インタビュー「オークス」 本人公式サイト、2024年1月7日閲覧。
  9. ^ メッセージ Message 本人公式サイト、2024年1月7日閲覧。
  10. ^ 『SDD 全国こども書道コンクール』作品募集! 本人公式サイト、2020年11月15日
  11. ^ ドコモの冬春モデルCM発表会、堀北真希らが登場 ケータイwatch、2009年11月11日

外部リンク[編集]