梵魚寺
梵魚寺 | |
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所在地 | 釜山広域市金井区青竜洞546 |
山号 | 金井山 |
宗派 | 曹渓宗(海東華厳宗⇒教宗⇒曹渓宗) |
寺格 |
曹渓宗の第14教区本寺 朝鮮三十一本山(日本統治時代) |
創建年 | 678年(新羅文武王18年) |
開基 | 義湘 |
梵魚寺 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 범어사 |
漢字: | 梵魚寺 |
発音: | ポモサ |
英語表記: | Beomeosa Temple |
梵魚寺(ぼんぎょじ、ポモサ、범어사)は、 釜山広域市金井区にある仏教寺院。韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の第14教区本寺である。
歴史[編集]
新羅時代の 678年(新羅文武王18年)に、海東華厳宗の開祖である義湘大師が創建した。梵魚寺は華厳十刹の一つに数えられた。
李氏朝鮮の太宗による1407年(太宗7年)の仏教弾圧の際、存続を許された88寺院の中に梵魚寺の名前はなく、廃寺になったようである。 世宗による1424年(世宗6年)の仏教弾圧の際も、存続を許された36寺院の中に梵魚寺の名前はなく、引き続き廃寺のままだったようである(朝鮮の仏教#李氏朝鮮時代の仏教弾圧)。
1592年(宣祖25年)、日明戦争によって寺は焼失したが、1602年(宣祖35年)に再建された。その後また焼失したが、1613年(光海君5年)に再建された。
由来が記された「東国輿地勝覧」によると、金井山の端にとても大きな石があり、その石の上には井戸があったという。その井戸は、とても大きくいつも水で満たされている上に、その光は黄金色であったが、一匹の魚が五色雲に乗って空から降りてきて、その井戸の中で遊んていたことから、梵天の魚という意味から、梵魚寺という寺名になったと書かれている。
日本統治時代の1911年、寺刹令施行規則(7月8日付)によって、朝鮮三十本山に指定された(1924年以降は朝鮮三十一本山)。
2010年12月15日、天王門が放火と思われる火事で全焼した[1]。
境内[編集]
一柱門[編集]
大雄殿[編集]
捌相殿[編集]
休休精舎[編集]
境外塔頭[編集]
- 内院庵
- 青蓮庵
- 大聖庵
- 金剛庵
- 元暁庵
文化財[編集]
- 三層石塔(宝物250号)
- 大雄殿(宝物434号)
- 一柱門(宝物1461号)
アクセス[編集]
釜山都市鉄道1号線の老圃駅で下車。老圃駅に併設している釜山総合高速バスターミナルから범어사行きで終点まで。下車後に西方向に徒歩約5分で山門に至る。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
座標: 北緯35度17分02秒 東経129度04分08秒 / 北緯35.2839135度 東経129.068992度