林沙婆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
林沙婆
時代 平安時代初期
生誕 不明
死没 不明
別名 佐婆、娑婆
官位 正五位下東宮学士
主君 桓武天皇平城天皇嵯峨天皇
氏族宿禰
テンプレートを表示

林 沙婆(はやし の さば)は、平安時代初期の貴族。名は佐婆娑婆とも記される。宿禰官位正五位下東宮学士

経歴[編集]

桓武朝前半の延暦6年(787年)から延暦8年(789年)頃にかけて少外記を務める。延暦16年(797年従五位下安芸介に叙任される。

大同元年(806年平城天皇が即位して弟の神野親王(のち嵯峨天皇)が東宮に立てられると、その東宮学士に任ぜられる。大同3年(808年内位の従五位下、大同4年(809年)嵯峨天皇の即位に伴って二階の加叙を受けて正五位下と平城朝から嵯峨朝にかけて順調に昇進を果たした。

漢詩人として『凌雲集』に漢詩作品2首が入集している。

官歴[編集]

注記のないものは『日本後紀』による。

脚注[編集]

  1. ^ 『外記補任』

参考文献[編集]