朝日温泉 (北海道)

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朝日温泉
露天風呂(2007年)
温泉情報
所在地

北海道岩内郡岩内町字敷島内

朝日温泉 (北海道)の位置(北海道内)
朝日温泉
朝日温泉
朝日温泉 (北海道)の位置(北海道南部内)
朝日温泉 (北海道)
北海道地図
座標 北緯42度54分58.6秒 東経140度25分27.5秒 / 北緯42.916278度 東経140.424306度 / 42.916278; 140.424306座標: 北緯42度54分58.6秒 東経140度25分27.5秒 / 北緯42.916278度 東経140.424306度 / 42.916278; 140.424306
泉質 含硫黄・カルシウム - 硫酸塩泉 (石膏泉)
泉温(摂氏 49.5 °C
pH 7.2
液性の分類 中性
宿泊施設数 1
特記事項 冬季(11月 - 4月)は積雪のため休業
2010年7月29日より長期休業中
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内風呂(2009年)

朝日温泉(あさひおんせん)は、北海道岩内郡岩内町敷島内にある温泉。

2010年7月の土砂災害により長期休業中である。

泉質[編集]

  • 含硫黄・カルシウム - 硫酸塩泉(硫化水素型)(旧泉質名:石膏硫化水素泉)
    • 源泉温度 - 49.5℃

温泉地[編集]

岩内町の山深く、湯内川(ユウナイ川)沿いの谷間に一軒宿「朝日温泉旅館」がある。

  • 男女別の内湯は、浴槽がそれぞれ2つずつ。屋根・壁の素材が半透明で露天風呂的な趣がある。
  • 旅館建物から湯内川に掛った丸木橋を渡った所の渓流横に、足元湧出の小さな混浴露天風呂がある。
    • いずれも源泉掛け流し。内風呂は飲泉可。
    • 冬季(11月 - 4月)は積雪のため休業。
    • 電気は自家発電。携帯電話は電波圏外である。
    • 雷電山への登山基地となっている。山頂まで約3時間。

歴史[編集]

  • 1711年正徳年代)に発見されたと伝えられている。
  • 1844年弘化元年)開湯、この地を通る街道の開削に伴い、温泉宿が建てられる。当時は単に「ユウナイ川の温泉」と呼ばれていた。
  • 1856年安政3年)、松浦武四郎がこの地に寄った記録がある。
  • 1947年昭和22年)を舞台にした水上勉の小説、『飢餓海峡』に当温泉地の描写があり、複数の旅館が立ち並び賑わっていた様子がうかがえる。
  • 2003年平成15年)頃一旦閉鎖するが、2005年(平成17年)に管理人を立てて再開する。
  • 2010年(平成22年)7月29日、集中豪雨による土砂災害で施設が被害を受け[1]、長期休業中。

交通[編集]

岩内町市街地から国道229号を雷電方向へ約10km、朝日温泉の看板より町道親子別雷電高山線へ入り、山道を約4km(未舗装路3km)。

脚注[編集]

  1. ^ 秘湯・朝日温泉、土砂で休業 北海道新聞2010年8月1日(2010-8-18閲覧)、Wayback Machineによるアーカイブ(2012年1月12日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 朝日温泉日記 管理人のブログ。2010年7月30日の記事に土砂災害について書かれている。