時報塔

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時報塔

時報塔(じほうとう)は、広島県東広島市にある鐘楼。「覚醒の塔」「鐘撞堂」などとも呼ばれる。

概要[編集]

東広島市志和町にある。一部木造の鉄筋コンクリート造で高さは7.8m。外壁は凹凸をつけて石造り風になっており、「時ハ金」、「定時勵行」などの標語が四面に記されている。

上部にはアメリカ製のが懸かっており、そのさらに上にある箱の中にはサイレンが取り付けられている。現在もサイレンは使われており、時を告げる塔としての役割を果たしている。

1997年9月3日、国の登録有形文化財(建造物)に登録された。

歴史[編集]

定時励行を目的に、在郷軍人会志和堀分会によって建設された。鐘は、在郷軍人会の依頼を受けた旧志和堀村出身のアメリカ在住者15人によって寄贈された。

  • 1921年10月 - 鐘が寄贈される。
  • 1922年5月 - 建立。
  • 1942年 - サイレンが取り付けられ、鐘にとって代わる。
  • 1997年9月3日 - 登録有形文化財(建造物)に登録される。
  • 2000年 - 解体修理が行われる。

交通[編集]

参考文献[編集]

  • 社団法人東広島市観光協会設置の説明板「時報塔」
  • 「東広島市 くらしのガイド」 東広島市、2010年10月、15頁

座標: 北緯34度30分21.6秒 東経132度40分17.8秒 / 北緯34.506000度 東経132.671611度 / 34.506000; 132.671611