早川正昭
早川 正昭(はやかわ まさあき、1934年1月7日 - )は、日本の作曲家、指揮者。広島大学名誉教授、新ヴィヴァルディ合奏団常任指揮者。
経歴[編集]
市川市出身。早くから音楽の才能を示し、6歳で最初の曲を書いた。東京大学で農学を学んだ後、東京芸術大学で長谷川良夫に作曲を、渡邉暁雄に指揮を学び、1960年に卒業した。1961年に東京ヴィヴァルディ合奏団を創立し、日本のみならずヨーロッパ各地で公演を行った。1978年にはウィーンとミュンヘンに留学し、バロック音楽を研究した。1979年、東京ヴィヴァルディ合奏団のトップメンバーらとともに新ヴィヴァルディ合奏団を設立[1]。
作品は西洋の楽器や技術を使用しながらも、日本の伝統音楽の影響を受けている。
作品[編集]
- トロンボーン四重奏曲「イントロダクションとアレグロ」(1960)
- ハープのための即興曲(1964)
- マリンバ協奏曲(1965)
- ギターのための3つの前奏曲(1968)
- 尺八、ヴァイオリン、打楽器と弦楽オーケストラのための「幻影」(1974)
- ヴァイオリン協奏曲(1976)
- マンドリンオーケストラとギターオーケストラのための「サウンドスケープ」
- マンドリン合奏のための「秋・冬」
- バロック風「日本の四季」
- バロック風「台湾の四季(Four Seasons of Taiwan)」(1986)
- 無伴奏ヴィオラ・ソナタ(2007)
レコード[編集]
- 『日本の詩 ― 尺八でつづる日本のメロディー ―』編曲・指揮:早川正昭 RCA–JRZ-2539、1974年
翻訳[編集]
- マルク・パンシェルル著『ヴィヴァルディ 作品と生涯』桂誠との共訳(1970年、音楽之友社)