日本古典SF研究会

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日本古典SF研究会(にほんこてんエスエフけんきゅうかい)は、古典SF研究の第一人者の横田順彌や、長山靖生會津信吾らが1986年に発足させた研究会。初代会長は長山靖生[1]。名誉会長は小松左京だった。

現在、会長は作家の北原尚彦

名前のとおり古典SF (主に1945年以前に書かれたSF)、またその人物や作品の研究をしている。日本で最初の本格的に古典SFを研究する組織である。定期的に集会を催している。また不定期で会誌『未来趣味』を発行しており、現在までに12冊が発行されている。

  • 横田順彌が著書の『古本探偵の冒険』の中でこの研究会のことを「死ぬまでつづけたい楽しい会だ」と書いている。

前身として、1982年ごろに會津信吾が会長として創設され、横田順彌池田憲章竹内博らが参加した「日本SF史研究会」があったが、3年ほどで解散となった[2]

脚注[編集]

  1. ^ 長山編『モダニズム・ミステリ傑作選』編者紹介
  2. ^ 『SFマガジン』2019年6月号・追悼横田順彌、P.76「参ったよ」長山靖生

関連項目[編集]

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