扉をたたく人

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扉をたたく人
The Visitor
監督 トム・マッカーシー
脚本 トム・マッカーシー
製作 メアリー・ジェーン・スカルスキー
マイケル・ロンドン
製作総指揮 オマー・アマナット
ジェフリー・スコール
リッキー・ストラウス
クリス・サルヴァテッラ
出演者 リチャード・ジェンキンス
音楽 ヤン・A・P・カチュマレク
撮影 オリヴァー・ボーケルバーグ
編集 トム・マカードル
製作会社 パーティシパント・プロダクションズ
グラウンドウェル・プロダクションズ
配給 ロングライド
公開 アメリカ合衆国の旗 2008年4月11日
日本の旗 2009年6月27日
上映時間 103分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $15,164,738(全世界)
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扉をたたく人』(とびらをたたくひと、原題:The Visitor)は、2008年アメリカ映画

概要[編集]

これまで脇役として多くの映画に出演してきたリチャード・ジェンキンスの初主演作品。

全米封切時はわずか4館のみでの公開だったが、最終的に270館まで拡大され、6か月間にわたるロングランとなった。

あらすじ[編集]

コネチカット州大学教授をしている62歳のウォルター(リチャード・ジェンキンス)は、妻を亡くし、心を閉ざしていた。ある時、学会のためにニューヨークに出張し、滞在のために別宅のアパートを訪れるが、そこには見知らぬ外国人のカップルがいた。ふたりはジャンベ奏者のシリア系男性タレク(ハーズ・スレイマン)と、アクセサリーを作って売るセネガル系女性のゼイナブ(ダナイ・グリラ)といい、詐欺にあってウォルターの家を貸されたのだった。やむを得ず共同生活を始めた彼らだったが、陽気なタレクはウォルターにジャンベの演奏法を教え、ストリートセッションに誘った。初めての体験に充実感を覚えるウォルター。しかし、タレクは地下鉄無賃乗車を疑われて逮捕され、不法滞在の身を暴かれてしまった。何とかして彼を釈放させようと奔走するウォルターの前に、タレクの母であるモーナ(ヒアム・アッバス)が現われる。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ウォルター・ヴェイル リチャード・ジェンキンス 佐々木敏
モーナ ヒアム・アッバス 一城みゆ希
タレク ハーズ・スレイマン 桐本琢也
ゼイナブ ダナイ・グリラ 佐古真弓
バーバラ マリアン・セルデス
カレン マギー・ムーア
チャールズ マイケル・カンプステイ
ジャコブ リチャード・カインド
ミスター・シャー アミール・アリソン

スタッフ[編集]

  • 監督・脚本:トム・マッカーシー
  • 製作:メアリー・ジェーン・スカルスキー、マイケル・ロンドン
  • 製作総指揮:オマール・アマナット、クリス・サルヴァテッラ、ジェフリー・スコール、リッキー・ストラウス、ジョン・ウォルデンバーグ
  • 撮影:オリヴァー・ボーケルバーグ
  • プロダクションデザイン:ジョン・ペイノ
  • 衣装:メリッサ・トス
  • 編集:トム・マカードル
  • 音楽:ヤン・A・P・カチュマレク
  • 音楽監修:メアリー・ラモス
  • キャスティング:ケリー・バーデン、ステファン・フェンキノス、ビリー・ホプキンス、ポール・シュニー、スザンヌ・スミス
  • ライン・プロデューサー:パティ・ロング、バーゲン・スワンソン

賞歴[編集]

  • 第13回サテライト賞
    • 受賞:脚本賞主演男優賞
    • ノミネート:監督賞
  • 第18回ゴッサム賞
    • ノミネート:作品賞、アンプル演技賞
  • 第7回メソッド・フェスト映画祭
    • 受賞:長編監督賞主演男優賞助演女優賞
  • 2008年女性映画ジャーナリスト連合EDA賞
    • ノミネート:脚本賞、主演男優賞
  • 2008年セントルイス国際映画祭
    • 受賞:音楽賞
    • ノミネート:主演男優賞
  • 2008年ヒューマニタス賞
    • ノミネート:サンダンス映画部門
  • LA.com賞
    • 受賞:助演女優賞
  • デンバー映画祭
    • 受賞:素晴らしい演技に贈る賞
  • 2008年モーション・ピクチャー・クラブ・アワード
    • 受賞:今年の男性スター
  • 2008年フランドル国際映画祭
    • 受賞:特別実績賞
  • 2008年ドーヴィル映画祭
    • 受賞:グランプリ
  • ペイスト・マガジン誌
    • 2008年度ベスト10作品中5位

外部リンク[編集]