川上泰徳

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川上 泰徳(かわかみ やすのり、1956年1月14日 - )は、日本のジャーナリスト。元朝日新聞社の中東特派員、編集委員長崎県出身。大阪外国語大学アラビア語科卒業。

主な経歴[編集]

長崎県立佐世保北高等学校卒業。

1981年 大阪外国語大学アラビア語科卒業後、朝日新聞社に入社。初任地は高知支局[1]。 東京本社学芸部を経て、外報部(国際報道部)。

1994-98年 朝日新聞中東アフリカ総局(カイロ)特派員

2001-02年 朝日新聞エルサレム特派員:第2次インティファーダ現地取材。

2002年度、中東報道でボーン・上田記念国際記者賞 受賞[2]

2002-06年 朝日新聞中東アフリカ総局長:イラク戦争現地取材。

2006-09年 朝日新聞編集委員。

2007-12年 朝日新聞論説委員を兼務。

2009-12年 朝日新聞中東駐在編集委員(エジプト・アレクサンドリア):「アラブの春」を現地取材。

2010-15年 朝日新聞デジタル「中東マガジン」編集人兼務[3]

2013-14年 朝日新聞中東アフリカ総局長再任。

2015年- フリーランスのジャーナリスト

2015年- 危険地報道を考えるジャーナリストの会世話人[4]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『イラク零年――朝日新聞特派員の報告』(朝日新聞社)2005年[5]
  • 『現地発 エジプト革命――中東民主化のゆくえ』(岩波ブックレット)2011年[6] 
  • 『イスラムを生きる人びと――伝統と「革命」のあいだで』(岩波書店) 2012年[7]
  • 『中東の現場を歩く――激動20年の取材のディテール』(合同出版) 2015年[8]
  • 『「イスラム国」はテロの元凶ではない――グローバル・ジハードという幻想』(集英社新書)、2016年[9]
  • 『シャティーラの記憶――パレスチナ難民キャンプの70年』(岩波書店) 2019年[10]

共著[編集]

  • 危険地報道を考えるジャーナリストの会「ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか――取材現場からの自己検証」 (集英社新書) 2015年[11]
  • 安田純平+危険地報道を考えるジャーナリストの会「自己検証・危険地報道 」(集英社新書)、2019年 自己検証・危険地報道/安田 純平/危険地報道を考えるジャーナリストの会 | 集英社の本 公式 (shueisha.co.jp)
  • 「21世紀、大転換期の国際社会: いま何が起こっているのか?」(法律文化社)、2019年[12]
  • 「移民・難民・マイノリティ: 欧州ポピュリズムの根源」(彩流社)、2021年 移民・難民・マイノリティ – 彩流社 (sairyusha.co.jp)

出演[編集]

脚注[編集]

  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ [ http://astand.asahi.com/info/middleeast_close.html]
  4. ^ [ http://www.kikenchisyuzai.org/]
  5. ^ [3]
  6. ^ [4]
  7. ^ [5]
  8. ^ [6]
  9. ^ [7]
  10. ^ [8]
  11. ^ [9]
  12. ^ [10]

外部リンク[編集]