山本空外

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山本 空外
人物情報
生誕 (1902-09-13) 1902年9月13日
日本の旗 日本広島県広島市
死没 2001年8月7日(2001-08-07)(98歳)
出身校 東京帝国大学
学問
研究分野 哲学
研究機関 広島文理科大学愛媛大学広島大学
学位 文学博士
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山本 空外(やまもと くうがい、1902年9月13日 - 2001年8月7日)は、哲学者、浄土宗の僧。

経歴[編集]

1902年、広島市南区金屋町生まれ。旧名・幹夫。1926年、東京帝国大学文学部哲学科を卒業。

1927年より(旧制)山形高等学校教授、1929年より広島文理科大学助教授。1929から1931年まで欧米に留学して学ぶ。1935年「哲学体系構成の二途 プローティーノス解釈試論」を提出して文学博士号を取得。1936年より広島文理科大学教授。1945年に被爆し、同年望月信亨のもとで出家する。1947年、広島文理科大学を退官する。1952年より愛媛大学文理学部教授をつとめた。1953年、法蓮寺住職となり、また広島大学文学部教授となった。1966年に定年退官し、名誉教授となった。

1974年、財団法人光明会上首。1989年には「空外記念館」が開設され、理事長を務めた。

家族・親族[編集]

  • 妻の父は地理学者、言語学者として知られる中目覚[1]

著書[編集]

  • 『哲学体系構成の二途 プローティーノス解釈試論』山本幹夫 目黒書房 1936
  • 『弁栄聖者の人格と宗教 現代の宗教読本』山本幹夫 大東出版社 1936
  • 『国民学校の道徳教育』山本幹夫 明治図書 1940
  • 『国家倫理の構造』山本幹夫 目黒書店 1941
  • ナチス思想論』山本幹夫 アルス ナチス叢書 1941
  • 法然仏教とわが国体思想』山本幹夫 法然上人鑽仰会 1941
  • 『念仏の哲学』山喜房仏書林 1975
  • 『いのちのみのり』光明修養会 1977
  • 『十二光 自己が自己になれる生き方』光明修養会 1978
  • 『空外墨跡』松山光明会 1980
  • 『心の芸術と宗教』光明修養会 1981
  • 『無二的人間』光明修養会 1984
  • 『いのちの讃歌 山本空外講義録』龍飛水編 無二会 2007
  • 『書論体系』山本空外上人奉賛会 2013

共著編[編集]

  • 山崎弁栄『弁栄上人書簡集』校訂編集 光明修養会 1969
  • 『生命(いのち)を讃える』有本忠雄聞き手 空外記念館 1993
  • 『念仏生活 法然、弁栄両上人に学んで』金光寿郎聞き手 空外記念館 1995

[編集]

  1. ^ 空外記念館

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

kuugai-syonin.jimdofree.com