山口葵良梨

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獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
グランドスラム
2023 東京 63kg級
アジア選手権
2024 香港 63kg級
ワールドユニバーシティゲームズ
2021 成都 63kg級

山口 葵良梨(やまぐち きらり、2001年8月11日 - )は、福岡県出身の、日本女子柔道選手。階級は63kg級。身長164cm。組み手は右組み。血液型はO型。得意技は内股[1]

経歴[編集]

柔道は5歳の時に柳川柔道会で始めた[1]大牟田中学3年の時に全国中学校柔道大会の57kg級で5位となった[1]大牟田高校に進むと、1年の時に全国高校選手権63㎏級で3位となった[2]。2年の時にはインターハイで5位だったものの、全国高校選手権では再び3位になった[2][3]。3年の時にはインターハイとエクサンプロヴァンスジュニア国際大会で優勝を果たした[1][3]

2020年に国士館大学へ進学すると、2年の時には全日本ジュニアで優勝した[4]。さらには、ヨーロッパオープン・ワルシャワでシニアの国際大会初優勝を飾った[5][6]。3年の時には講道館杯で3位になった[7]。4年の時には体重別の準決勝でJR東日本土井雅子に反則負けして3位だった[8]優勝大会では2位だった[9]ワールドユニバーシティゲームズでは優勝した[10][11][12]。また、団体戦でも優勝した[13][14]学生体重別では決勝で環太平洋大学2年の石岡来望に反則勝ちして優勝した[15][16]講道館杯では決勝で福岡県警の青野南美を技ありで破って、シニアの全国大会初優勝を飾った[17]グランドスラム・東京では準々決勝でオランダのジョアンネ・ファンリースハウトに反則勝ち、準決勝では明治国際医療大学2年の髙木水月を合技で破るも、決勝ではコマツ高市未来に足三角で敗れて2位だった[18][19]グランドスラム・パリでは準決勝でクロアチアのカタリナ・クリストに合技で敗れると、3位決定戦でもモンゴルのボルド・ガンハイチに反則負けして5位だった[20]

2024年4月からはパーク24の所属となった。体重別では初戦で福岡県警青野南美に技ありで敗れた[21]。続くアジア選手権では決勝でボルドに反則勝ちして優勝した[22]

IJF世界ランキングは100ポイント獲得で99位(24/4/22現在)[23]

戦績[編集]

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
  2. ^ a b 全国高等学校柔道選手権大会
  3. ^ a b 全国高等学校総合体育大会柔道競技大会
  4. ^ 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
  5. ^ 吉岡光、山口葵良梨が優勝 欧州オープン/柔道 サンケイスポーツ 2022年2月27日
  6. ^ Wiktor Mrowczynski takes gold for Poland
  7. ^ 2022年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  8. ^ 2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  9. ^ 2023年度 全日本学生柔道優勝大会
  10. ^ 柔道の石原、山口ら優勝 夏季ユニバ 時事通信 2023年7月30日
  11. ^ Japan sets best ever performance at FISU World University Games
  12. ^ Results Distribution System
  13. ^ 柔道団体、日本が優勝 夏季ユニバ 時事通信 2023年8月2日
  14. ^ Double gold for japanese teams at FISU Universiade Chengdu
  15. ^ 酒井が100キロ超級優勝 全日本学生体重別柔道 時事通信 2023年10月1日
  16. ^ 2023年度全日本学生柔道体重別選手権大会
  17. ^ 【柔道講道館杯】女子63キロ級は山口葵良梨が初V 「ロス五輪金メダルが目標」 西日本スポーツ 2023年11月5日
  18. ^ 【柔道GS東京大会】女子63キロ級・高市未来が3大会連続五輪へ大きな優勝 山口を延長で退ける スポーツニッポン 2023年12月3日
  19. ^ グランドスラム東京2023
  20. ^ Paris Grand Slam 2024
  21. ^ 2024年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  22. ^ 新添左季ら優勝 柔道アジア選手権 時事通信 2024年4月21日
  23. ^ World ranking list

外部リンク[編集]