山内康裕 (実業家)

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山内 康裕(やまうち やすひろ、1956年2月 - )は、日本の自動車実業家。元日産自動車取締役、前代表執行役社長兼最高経営責任者代行兼最高執行責任者[1]

来歴・人物[編集]

1981年国際基督教大学教養学部社会科学科卒業、日産自動車入社[2]。調達部門を長く担当し[3]、購買管理部主担、購買企画部主管、組織開発部組織開発担当部長、資材・部品調達部部長を経て、2006年執行役員第一・第二プロジェクト購買部、資材・部品調達部担当。2008年常務執行役員購買、RNPO(共同購買本部)、サービスサポート部、購買企画部担当[2][4]。2014年日産自動車アライアンスグローバルVP、専務執行役員アライアンス購買担当。2015年アライアンスEVP、副社長アライアンス購買担当[2]

2016年から日産自動車CCOを務め[2]三菱自動車との共同購買活動を進めるなどした[5]。2018年のカルロス・ゴーン会長逮捕にあたっては、事前に社内調査を把握し[1]、逮捕後はサプライヤーへの説明や謝罪を行った[6]。2019年日産自動車取締役、代表執行役最高執行責任者 3マネジメントコミッティ 統括(日本、アジア・オセアニア、中国)、 8部門 統括(グローバルマーケティング&セールス、グローバルアフターセールス、日産生産・SCM、日産製品開発、グローバルEV、日産購買、グローバルデザイン、関係会社)担当[2][7]。同年取締役会井原慶子らと、西川廣人代表執行役社長の即時辞任を主張し、西川を辞任に追い込み[8]、社長兼最高経営責任者代行を兼務[9]。同年12月1日より同社取締役。2020年2月18日取締役退任[10]

出典[編集]

先代
志賀俊之
日産自動車COO
2019年
次代
アシュワニ・グプタ
先代
西川廣人
日産自動車CEO(代行)
2019年
次代
内田誠