小林宏一

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小林 宏一
Hirokazu KOBAYASHI
フィギュアスケート選手
生誕 (1985-06-29) 1985年6月29日(38歳)
東京都
身長 179 cm[1]
選手情報
代表国 日本の旗 日本
所属クラブ KOSE新横浜プリンスFSC
引退 2010年
ISUパーソナルベストスコア
総合139.112004 ネーベルホルン杯
SP51.472004 ネーベルホルン杯
FS88.142004 GPNHK杯

小林 宏一(こばやし ひろかず、英語: Hirokazu Kobayashi1985年6月29日[2] - )は、日本のプロフィギュアスケート選手(男子シングル)である。愛称は、コバヒロ[3]。元ジャニーズJr.の一員[3]

人物[編集]

東京都出身。目黒学院高等学校[4]法政大学卒業。新横浜プリンスFSC所属[4]。祖父の小林勝利もフィギュアスケート選手で、1936年の第7回全日本選手権で2位になっている[5][6]。音感がよく[4]、ダンサブルなスケートにはファンも多い[7]

経歴[編集]

3歳の時からスケートを始める[8]。同リンクの閉鎖により、ホームリンクを新横浜へ移す。1997年から佐藤信夫の指導を受ける。また、母親が小林にダンスを習わせたいと思い、履歴書をジャニーズ事務所に送る[3]。小学6年生から所属し、ジャニーズJr.としての活動をしながらスケートを続ける[8][3]

シニアクラスに移行した2004年ISUグランプリシーリーズ NHK杯に出場し、以降芸能活動を控えるようになる[9]

2006年3月からの『滝沢演舞城』で舞台復帰を果たす[10]。芸能活動は24歳まで続けた[3]

2009-2010シーズンに競技生活を引退。その後はトリノ五輪金メダリストの荒川静香八木沼純子が所属するプリンスアイスワールドチームの一員としてアイスショーに出演している[3][11]。2018年度よりチームの男性ラインキャプテンを務める[12][13]

2020年には『SASUKE2020』(第38回大会)に参戦。ゼッケン番号は27[14]

2021年、男性だけのアイススケーターユニット『REBEL BLADE(レベルブレード)』を結成[15]。同年7月、KOSÉ新横浜スケートセンターにてデビューイベント「REBEL BLADE-The Beginning-」を開催[16]

主な戦績[編集]

大会/年 2000-01 2001-02 2002-03 2003-04 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10
全日本選手権 8 7 9 12 14 9 10 13
GPNHK杯 12
アイスチャレンジ 12
ゴールデンスピン 9
ネーベルホルン杯 10
世界Jr.選手権 22
全日本Jr.選手権 11 7 2 5
JGPメキシコ杯 5
JGPモントリオール 9

詳細[編集]

2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FP 結果
2009年12月25日-26日 第78回全日本フィギュアスケート選手権門真 15
57.08
10
109.57
13
166.65
2009年10月31日-11月1日 2009年アイスチャレンジグラーツ 8
64.65
13
100.19
12
164.84


2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FP 結果
2008年12月25日-27日 第77回全日本フィギュアスケート選手権長野 10
60.70
10
107.98
10
168.68
2008年11月13日-16日 2008年ゴールデンスピン (ザグレブ) 9
54.45
8
102.79
9
156.94


2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FP 結果
2007年12月26日-28日 第76回全日本フィギュアスケート選手権大阪 8
56.55
9
108.40
9
164.95


2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FP 結果
2006年12月27日-29日 第75回全日本フィギュアスケート選手権名古屋 14
51.44
13
98.17
14
149.61


2005-2006 シーズン
開催日 大会名 SP FP 結果
2005年12月23日-25日 第74回全日本フィギュアスケート選手権東京 12
53.02
10
107.00
12
160.02


2004-2005 シーズン
開催日 大会名 SP FP 結果
2004年12月24日-26日 第73回全日本フィギュアスケート選手権横浜 8
53.74
9
102.38
9
156.12
2004年11月4日-7日 ISUグランプリシリーズ NHK杯旭川 12
47.05
12
88.14
12
135.19
2004年9月2日-4日 2004年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 10
51.47
12
87.64
10
139.11


2003-2004 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2003年12月25日-26日 第72回全日本フィギュアスケート選手権長野 6 7 7
2003年11月21日-23日 第72回全日本フィギュアスケートジュニア選手権京都 5 5 5
2003年9月24日-28日 ISUジュニアグランプリ メキシコ杯メキシコシティ 6 5 5


2002-2003 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2003年2月24日-3月2日 2003年世界ジュニアフィギュアスケート選手権オストラヴァ 8 21 24 22
2002年12月19日-22日 第71回全日本フィギュアスケート選手権京都 - 7 9 8
2002年11月23日-24日 第71回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(名古屋 - 3 3 2
2002年9月26日-29日 ISUジュニアグランプリ モントリオールモントリオール - 15 6 9


2001-2002 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2001年11月23日-24日 第70回全日本フィギュアスケートジュニア選手権東京 12 5 7

プログラム[編集]

シーズン SP FS EX
2008-2009[17] スピードウェイ
曲:プロディジー
振付:宮本賢二
エキゾチカ
作曲:ルネ・デュプレ
振付:ローリー・ニコル
-
2007-2008[18] - ハーレム・ノクターン
作曲:アール・ヘイゲン
-
2006-2007[19] フラメンコ
振付:佐藤紀子
エキゾチカ
作曲:ルネ・デュプレ
振付:ローリー・ニコル
-
2005-2006[20] アルバム『マキシム』より
マクシム・ムルヴィツァ
振付:ローリー・ニコル
エキゾチカ
作曲:ルネ・デュプレ
振付:ローリー・ニコル
verious music
振付:小林宏一

ジャニーズJr.としての活動[編集]

出演[編集]

舞台[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 小坂有紀編『COLORS 2007 フィギュアスケート男子読本』あおば出版、2007年3月、p.106
  2. ^ 『フィギュアスケート選手名鑑 2006』新書館、2005年12月、p.39
  3. ^ a b c d e f 坂上武司 (2022年5月18日). “元ジャニーズ×大ちゃん 「コバヒロ」がPIWに注ぐ情熱の理由は?”. 朝日新聞デジタル. https://www.asahi.com/articles/ASQ5C5W0GQ5BUTQP00J.html 2022年5月20日閲覧。 
  4. ^ a b c 『Cutting Edge 2007』p.76
  5. ^ 『Cutting Edge 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2005年12月、p.75
  6. ^ フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋【影のキーマン!?ついに登場スペシャル!!】”. J SPORTS コラム&ニュース. J SPORTS (2015年1月8日). 2021年6月5日閲覧。
  7. ^ 『Cutting Edge』p.69
  8. ^ a b 『ジャニーズジュニア名鑑 2000 SPRING』 7巻、J-STATION、2000年、96頁。 
  9. ^ 『Cutting Edge』pp.69-70
  10. ^ a b c 「expectation」『POTATO』2006年4月号、学研、2006年3月7日、116頁。 
  11. ^ プリンスアイスワールド 出演者紹介
  12. ^ 第7回BSNスケートフェスティバル/2019年3月16日予定・新潟アサヒアレックスアイスアリーナ”. アイススケートリンク情報. 2021年8月4日閲覧。
  13. ^ PIWチーム 小林宏一インタビュー ファンの皆様へ【プリンスアイスワールド】(テレビ東京スポーツ Youtubeチャンネル)
  14. ^ 出場者紹介”. SASUKE. TBSテレビ. 2020年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月21日閲覧。
  15. ^ アイススケーターユニット「レベルブレード」応援プロジェクト”. camp-fire.jp. 2021年8月4日閲覧。
  16. ^ REBEL BLADE”. REBEL BLADE. 2022年5月20日閲覧。
  17. ^ 「2008全日本選手権レポート 男子シングル」『フィギュアスケートDays vol.8』ダイエックス出版、2009年2月、pp.26-29
  18. ^ 「2007全日本選手権レポート」『フィギュアスケートDays vol.5』DAI-X出版、2008年2月、pp.10-33
  19. ^ 『Cutting Edge 2007 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2007年1月、p.91
  20. ^ 『Cutting Edge』p.94

外部リンク[編集]