室蘭まちづくり放送

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室蘭まちづくり放送株式会社
愛称 FMびゅー
コールサイン JOZZ1BA-FM
周波数/送信出力 84.2 MHz/20 W
本社・所在地
〒050-0084
北海道室蘭市みゆき町2丁目13番1号
輪西多目的センター
設立日 2007年11月
開局日 2008年8月10日
演奏所 所在地に同じ
送信所 室蘭市御前水町2丁目26番17号
(エニ山)
中継局 伊達市館山町
放送区域 室蘭市、伊達市の各一部
公式サイト http://fmview.jp/
室蘭まちづくり放送株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
050-0084
北海道室蘭市みゆき町2丁目13番1号
設立 2007年11月
業種 情報・通信業
法人番号 9430001057871
事業内容 コミュニティ放送事業
代表者 沼田勇也
外部リンク FMびゅー
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室蘭まちづくり放送株式会社(むろらんまちづくりほうそう)は、北海道室蘭市伊達市の各一部地域を放送区域として超短波放送FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。

FMびゅーの愛称でコミュニティ放送を行っている。

概要[編集]

2001年(平成13年)12月にインターネットラジオ局を開設したボランティア市民団体・ぼこいふじエンターテイメントを中心に、室蘭市内の地元企業・団体が出資者・発起人になって設立された。胆振日高圏としては初めてのコミュニティ放送局で、主要7都市(札幌市旭川市函館市室蘭市帯広市北見市釧路市)の中では最後発になる。

呼出名称は「むろらんエフエム」、当初の放送区域は室蘭市の一部地域だった。愛称の「FMびゅー」は放送エリアの西胆振の景観「VIEW」と、ビュービューと吹く室蘭の強い「風」をかけあわせ、この地域の様子をFM放送で多くの住民に伝えるという意味が込められている。

自主製作番組以外は、主にFM NORTH WAVEの番組(一部J-WAVE制作も含む)を放送している。同局は全道を放送対象地域としているものの、室蘭市周辺に中継局がなく聴取条件が悪いため、当局での再送信が行われるようになった[注釈 1]。また、2018年度は平日・土曜の日中にミュージックバードの再送信を行っていた。2015年(平成27年)に開局したwi-radioとはサイマル放送を行っている。

なお、2012年6月までは、設立母体であるぼこいふじエンターテイメント制作扱いとなる番組があった。同団体はFMびゅーに合流している。

時報には自転車のベルの音を使用している。

会議などが行われている場合を除き、生放送の番組を見学することができる。輪西町にスタジオが所在していた頃は、第1スタジオと第2スタジオが存在した。第1スタジオは主に生放送、第2スタジオは番組やCMの収録に使用されていた[注釈 2]

イベントも開催しており、胆振地域のお祭り各所で中継を行う場合がある。また「FMびゅーカー」と呼ばれる、営業・中継等に使用されている車が現在3台あり、いずれも局ステッカーが貼付されており、目立つようになっている。

放送エリア[編集]

会社概要[1]では、御前水(ごぜんすい)送信所と伊達市館山(たてやま)中継局から電波を発射、室蘭市・登別市・伊達市(大滝地区をのぞく[注釈 3])としている。

沿革[編集]

自社制作番組[編集]

2020年4月現在、太字は生放送番組。

  • いってきますらっしゃい(月曜 - 金曜7:00 - 10:00)
  • らふ(月曜 - 金曜11:30 - 14:00) 
  • オレンジ(月曜 - 金曜17:00 - 18:00)
  • KanzyのMusicMountain(月曜14:00 - 14:30)
  • いただきますごちそうさま(火曜11:00 - 11:30)
  • 弁護士みらいカフェ(火曜14:00 - 14:30)
  • おしゃべりCafe(金曜10:30 - 11:00)
  • FRI-HIGH!(金曜15:00 - 17:00)
  • スキップ(金曜18:00 - 19:00)
  • 坪川拓史セブンスガーデン(金曜19:00 - 19:30)
  • 大山慎介の「復活」北海道(土曜17:00 - 18:00、再放送・火曜10:00 - 11:00)

番組内で放送されるニュースは北海道新聞協力・道内ニュースの「北海道新聞ニュース」と室蘭民報協力・胆振日高ニュースの「むろみんニュース」で構成される。

日本製鉄室蘭製鉄所の各スポーツチーム(硬式野球部サッカー部・アイスホッケー部など)の試合中継も適宜行っている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ なおFM NORTH WAVEは、2015年7月30日からはradikoにて聴取可能となっている。
  2. ^ 現在は輪西町にある元スタジオは、空きテナントとなっている。
  3. ^ 大滝地区は「Wi-radio」エリアに当たり、実質FMびゅーの番組も聴くことができる。
  4. ^ 土曜日放送の『アクティブ』と『「復活」北海道』はwi-radioエリアのみでの放送

出典[編集]

  1. ^ 会社概要 FMびゅー(Internet Archiveのアーカイブ:2016年2月1日収集)
  2. ^ 取得日は、無線局等情報検索結果(総務省電波利用ホームページ(国立国会図書館のアーカイブ:2015年11月2日収集))による。
  3. ^ FMびゅーの告知ツイッター

関連項目[編集]

外部リンク[編集]