室本鉄工
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | メリー |
| 本社所在地 |
 日本〒573-1132 大阪府枚方市招提田近1丁目8番1号 |
| 設立 | 1927年1月 |
| 業種 | 金属製品 |
| 法人番号 | 8120001150790 |
| 事業内容 | 工具の開発、生産、販売 |
| 代表者 | 田中 保寛（代表取締役社長） |
| 資本金 | 4,500万円 |
| 従業員数 | 88名 |
| 外部リンク | http://www.muromoto.co.jp/ （2011年8月現在） |
室本鉄工株式会社（むろもとてっこう、 Muromoto Tekko Co., Ltd. ）は、大阪府枚方市に本社をおく、メリーブランドの作業工具と、ナイルブランドの空気工具を主力として製造販売する企業。
概要[編集]
「メリー(MERRY)」と「ナイル(nile)」の2つのブランドについて。
メリーブランドは作業工具に使用され、ペンチ・ニッパー・プライヤなどの作業工具に付けられる。
特に、1977年に「刃に刃を送るためのラチェット歯を設けたラチェット方式のエンビカッタ」を世界で初めて開発、実用新案登録している[1]。現在多くの工具メーカーから発売されているエンビカッタは、このラチェット歯（ギア）方式を採用している。その他カッター・レンチ・ワイヤーストリッパーなどの約80年の歴史と経験から生まれた独自の商品も数多く含まれている。
ナイルブランドは空気工具に使用され、コンプレッサーからの圧縮空気を利用して、切断（エアーニッパー・エアーハサミ）、かしめ（エアーパンチャー）、穴抜き（パワープレス）ができる。その他に、（ワイヤーストリッパー）（電線カッター）（エアーベルダー）等がある。空気工具は、本体と刃部から構成されている。
メリーブランドマークの由来は、昭和初期に舶来ペンチの主流だったアメリカのユーチカ(utica-tool)のマーク[2] [3][4]を真似て菱を三つ横につなぎ並べたデザインとした[5]。
沿革[編集]
- 1927年 大阪市城東区南中浜町にてメリー印ペンチの製造を開始。
- 1951年 株式会社に改組。
- 1952年 日本工業規格(JIS)表示許可工場となる。
- 1966年 大阪府寝屋川市石津南町に本社工場移転。
- 1967年 ナイル印空気工具の製造開始。
- 1989年 大阪府枚方市招提田近に本社工場移転。
- 2001年 ISO9001認証取得。認証番号：JQA-QM6779（ペンチ及びニッパー類）
注目の商品[編集]
1977年新発売時のメリーのエンビカッタ性能は、塩ビパイプ外形42ミリメートルまでの切断能力を持っていて電線管VE36が切断出来ることと、パイプ受け部にアタッチメントを取り付けて「通信モールやワイヤープロテクター」の切断が可能である事より、電気工事業者に愛好するユーザーが多かった。「アタッチメント」は、実用新案登録されている[6]。その後、外径63ミリメートル用を同業他社（松阪鉄工所・花園工具）が両手持ち式に対し片手持ちのタイプを、外径114ミリメートル用のクサビ切断刃方式のエンビカッタを卓上式で続けてサイズ展開して発売した。
産業財産権[編集]
2011年8月15日現在
- 商標権 (Trademarks)
- 国内登録
- （登録番号） 第1814809号・第1895939号 「 muromoto」、（登録番号） 第2357725号・第2414233号「 図形スリーダイヤ」、（登録番号） 第4721739号 「ナイル＼NILE」
- 外国登録
- 国内登録
脚注[編集]
- ^ IPDL特許・実用新案文献番号索引照会 実用登録1377770
- ^ Utica No. 50 6 Inch Lineman's Pliers
- ^ 3-Diamonds Utica Drop Forge & Tool
- ^ Popular Science 1949年10月
- ^ 前田機工株式会社 「創業当時の取り扱い商品」
- ^ IPDL特許・実用新案文献番号索引照会 実用登録1420334
参考文献[編集]
外部リンク[編集]
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