大日本倉庫

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大日本倉庫株式会社
DAINIPPON LOGISTICS CORPORATION
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
581-0085
大阪府八尾市安中町4丁目8番18号
設立 1935年(昭和10年)7月
業種 倉庫・運輸関連業
法人番号 7122001019166
事業内容 倉庫業、陸運業、不動産、その他
代表者 代表取締役社長 髙井 榮彌
資本金 3,200万円
関係する人物 髙井榮三(創業者)
外部リンク https://passio.co.jp/dlc/
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大日本倉庫株式会社(だいにっぽんそうこ 英文表記:Dainippon Logistics Co, Ltd.)は、大阪府八尾市に本社を置く倉庫業陸運業を行う企業である。

概要[編集]

江戸時代中期、河内木綿を取り扱う問屋として髙井徳平が創設した。その後、綿種油の製油業も開設し、中河内を中心に事業を展開する。

昭和のはじめ頃、現本社・八尾営業所の土地を取得する際、当初は製油工場の建設を予定していたが、旧国鉄線路沿いという輸送に適した土地であったため、当時の大日本帝国海軍の意向もあり、倉庫として開設した経緯がある。はじめは八尾倉庫として設立されたが、その後帝国海軍の軍事物資拠点となり、社名も大日本倉庫へと改名した。

事業所[編集]

  • 本社・八尾営業所(農林水産省指定倉庫) - 大阪府八尾市安中町4丁目8番18号
  • 大阪東営業所(広域物資拠点倉庫) - 大阪府八尾市楠根町4丁目1番4号
八尾営業所
大阪東営業所

営業種目[編集]

  • 普通倉庫業務
  • 倉庫その他、設備の賃貸
  • 倉庫荷役貨物取り扱いに関する業務全般
  • 陸上運送業
  • 土地建物の保有利用および賃貸借
  • スポーツ施設の経営並びにスポーツ用品の販売
  • 飲食店の経営並びに菓子製造販売

沿革[編集]

  • 1935年昭和10年)- 大阪府八尾市にて八尾倉庫株式会社として設立。
  • 1944年(昭和19年)- 大日本倉庫株式会社に社名変更。
  • 1951年(昭和26年)- 大阪市内に大阪営業所と第一倉庫を開設
  • 1952年(昭和27年)- 大阪営業所に第二倉庫を増設
  • 1965年(昭和40年)- 大阪営業所にF・H倉庫を増設
  • 1968年(昭和43年)- 八尾営業所のF倉庫を建替え
  • 1970年(昭和45年)- 八尾営業所のD倉庫を建替え
  • 1974年(昭和49年)- 百済営業所と倉庫を開設
  • 1980年(昭和55年)
    • 国鉄八尾駅からの鉄道貨物引き込み線[1]が廃止。
    • 大阪営業所の木造2階建て第一倉庫を解体し、鉄骨4階建ての倉庫を新設。同倉庫に3トンエレベーター及びコンベアーシステムを導入。
  • 1988年(昭和63年)
    • 倉庫の一部を改装し、国鉄八尾駅前に駐輪場を開設。
    • 八尾営業所の木造A倉庫を解体し、鉄骨2階建て倉庫を新設。
    • 倉庫業のコンピュータシステム製作・管理のため、株式会社シー・ピー・クラネットを設立(共同出資)。
  • 1991年平成3年)- 八尾営業所の木造平屋倉庫4棟を解体し、鉄骨2階建て倉庫を新設。
  • 2008年(平成20年)- 百済営業所を八尾営業所に統合。
  • 2012年(平成24年)- 大阪営業所を移転、大阪東営業所として開設[2]
  • 2014年(平成26年)- 国土交通省より大阪東営業所が広域物資拠点施設に認定される。

関連事業[編集]

  • トータルフィットネス パシオスポーツクラブ
  • ミスタードーナツ(FC加盟)
  • 株式会社シー・ピー・クラネット

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ やお文化協会『河内どんこう 82』八尾文化協会、2007年6月。 
  2. ^ 浸水被害想定エリアから内陸部への倉庫移転

外部リンク[編集]