夏川草介

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夏川 草介
(なつかわ そうすけ)
誕生 1978年
大阪府
主な受賞歴 小学館文庫小説賞(2009年)
デビュー作神様のカルテ』(2009年)
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夏川 草介(なつかわ そうすけ、1978年 - )は、日本医師小説家大阪府出身。信州大学医学部医学科卒業。医師として勤務するかたわら、2009年に『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビューした。同作は第7回本屋大賞候補作にも選ばれている(最終的には2位)。「夏川草介」はペンネームである[1]

著書[編集]

単著[編集]

  • 神様のカルテ』(2009年8月、小学館)のち文庫 
  • 『神様のカルテ2』(2010年9月、小学館)
  • 『神様のカルテ3』(2012年8月、小学館)
  • 『神様のカルテ0』(2015年2月、小学館)
  • 『本を守ろうとする猫の話』(2017年2月、小学館)
  • 『新章 神様のカルテ』(2019年2月、小学館)
  • 『勿忘草の咲く町で 安曇野診療記』(2019年11月、KADOKAWA)
  • 『始まりの木』(2020年11月、小学館)
  • 『臨床の砦』(2021年4月、小学館)
  • 『レッドゾーン』(2022年8月、小学館)
  • 『スピノザの診察室』(2023年10月、水鈴社)

アンソロジー[編集]

  • 『STORYBOX vol.19 (2011Mar.)』(2011年3月、小学館文庫)「七色」
  • 『旅の終わり、始まりの旅』(2012年3月、小学館文庫)「寄り道」
  • 『超短編! 大どんでん返し』(2021年2月、小学館文庫)「不運な患者」

雑誌掲載短編[編集]

  • 「秋海棠の咲く頃に」(『小説 野性時代』2016年5月号、角川書店)
  • 「ダリア・ダイアリー」(『小説 野性時代』2017年5月号、角川書店)
  • 「カタクリ賛歌」(『小説 野性時代』2019年5月号、角川書店)

脚注[編集]

  1. ^ 「ペンネームは大好きな作家の名前を並べただけなんです。夏は夏目漱石、川は川端康成、介は芥川龍之介で、草は漱石の「草枕」からです。」(朝日新聞2014年7月15日「リレーおぴにおん」漱石と私9)。

外部リンク[編集]