墨俣宿

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墨俣宿跡

墨俣宿(すのまたじゅく)は、美濃路宿場である。現在の岐阜県大垣市墨俣地域自治区(旧安八郡墨俣町)にある。

概要[編集]

墨俣は、美濃路が設定される以前より、古くから宿場町として栄えていた。室町時代迄の鎌倉街道(京~鎌倉)の宿場町は大垣市墨俣町上宿付近にあり、美濃路の設定時に大垣市墨俣町墨俣付近に移設された。

揖斐川長良川に挟まれており、重要な宿場であった。長良川には墨俣の渡しという渡し船があった。

近くには豊臣秀吉ゆかりの墨俣城墨俣一夜城)がある。

最寄り駅[編集]

付近に鉄道は無い。しいてあげるなら、JR東海道本線 穂積駅大垣駅。又は樽見鉄道樽見線 横屋駅になるが、どの駅からも直線で4km以上離れている。

バス停では「墨俣」バス停が最寄となる。

史跡・みどころ[編集]

  • 本陣跡(大垣市指定史跡)[1]
  • 脇本陣跡
  • 本正寺(山門は脇本陣の門を移築したもの)

隣の宿[編集]

美濃路
起宿 - 墨俣宿 - 大垣宿

※ 起宿と墨俣宿の間の南宿村(現・羽島市足近町南宿)には、間の宿が設置されていた。

脚注[編集]

  1. ^ 指定文化財一覧表” (PDF). 大垣市 (2013年3月1日). 2013年5月15日閲覧。